今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ノラと野生の狭間で

2016年10月31日 | ノラたちの幸せを願って
新しいカテゴリー、「ノラたちの幸せを願って」を作りました。

シャッポが"いじめ"にあって、いろんなことを考えさせられている。
ノラニャンコの実情に関しては自分にはまだ知らないこと、調べたいことが山ほどあります。
多くのボランティアの方たちの活動は本当に心強い。
しかし、この問題がもっと奥深く裾野が広いこともわかってきた。

自分のすべきこと、自分ができることは何か。
その答えを探すためにも、この問題を自分なりに掘り下げてみることにしました。

      
  こんな幸せな光景をいつも見ていたい(シャッポ)

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当SC(ショッピングセンター)は今や完成された大きな街の外れにありますが、さらにその周辺では、今でも数万~数十万㎡規模の巨大宅地開発が頻繁に行われています。見慣れた丘陵が消え、深い谷間が埋め立てられ、鬱蒼とした密林が次々と伐採、造成されているのです。

昨年あたりから直ぐ近くの森でも開発が進み、今は家々が建ち始めています。
それに伴って周辺の住宅街では、住処を失ったタヌキやハクビジンが出没し始め、問題になってきました。 ・・・さて、駆除が始まるのでしょうか。

自分が注目したのは、タヌキやハクビジンだけでなくその中に猫が含まれていることです。
世の中には、人間社会とまったく関りのない野生のニャンコがいる?

その猫たちは人間社会と関りの深いノラニャンコと違って、タヌキやハクビジン同様に純粋に野生の掟に従って生きているようだ。猫はもともと南国の動物で、よほど栄養が十分でない限り本州あたりの冬を越すのは厳しいらしい。つまり自然淘汰されるので野生化して増えすぎることはなく、生息数としては少数かもしれないとのこと。

人間社会との関りという点で、ノラと野生猫では明らかに違います。
でも、そうは言っても同じ猫、中間的存在もあったりして見分けるなんてできないだろう。
そう思って自分が書いてきたテーマを見直すと、さらに見えてきたことがあるのです。

      
     平和と癒しのシンボル? (ニャー)


TNR ボランティア活動
ニャンコの幸せを願って活動しているボランティアのみなさんには本当に頭が下がります。特に、自分の資金や場所など私財を投じて活動している単独ボラの方々、もう言いようがないです。だから、こんなこと言うのはとても気が引けるのですが、気になるのは最後の「R」(リリース)の部分なんです。

わかっています。本当はみんな保護して里親探してあげたいんですよね。でも、圧倒的に数が多くてとても対応できない。だからリリースなんですね。リリースした後のニャンコのこと、是非聞きたいのです。

引取り屋 ~ペット業界の闇~
10/22の記事(「エサやりおばさん」)で書いた懸念が的中しました。
ある新聞記事が気になって調べているうちに、下のサイトにたどり着いたのです。
(クリックするとポップアップします)

クローズアップ現代「ペットビジネスの闇」

このテーマは重い。
重すぎる。
自分一人じゃどうにもならない。
わかってはいても、この問題を避けてニャンコの幸せなんて語れない。

このふたつのテーマには後日改めて取り組みます。

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シャッポの心の傷は思ったより深いようです。
家猫、野良猫、野生猫。
今、彼の中ではこの三匹が優劣を競っているのかもしれません。

コメント
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