今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

リンの場合は

2019年08月05日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
わが家を震撼させた粗相騒動も何とか下火になってきました。
とは言え、既に1ヶ月も続いたのだからそうでなきゃ困る。まったく当の猫たちもそうだがよく堪えたものだ。わが家にはニャーのように吐き易い子がいるので嘔吐物の始末には慣れている。まあ、粗相の処理もその延長と思えば・・・なんてそうはいかない。何しろこれでもか、これでもかと、わざととしか思えない状況の連続だったのです。猫は保護者を下部(しもべ)にすると言うけど、まさにその通りでした。

それでもやっぱり、大切なのは原因究明。猫たちの悩みを取り除かない限り保護者もこの問題から解放されない。これまで探ってみて原因はひとつではないと思われた。そこでニャーとちび太の場合をそれぞれ個別に書いてきました。今回は追加でリンの場合です。リンの粗相にもリンならではの事情があって、それはやはりニャーやちび太との関係でした。

今日の主人公は久々のリンです

病み上がりのときは優しく(無関心に?)なったと思われたニャーが、再びリンに手を出すようになった。以前のように敵とばかりに追い回すことはなく、普段は一緒にいることが多い。でも何が気に障るのか、突然リンを睨み始める。そして戦闘モードになると唸り合いも猫パンチもなし、いきなり飛び掛って噛み付くのです。先日は仰向けにされたリンの上に馬乗り。保護者の近くでやられても、あっという間の出来事で防ぎようがない。ただ今のところ、怪我をするほどの大事にはなっていません。

ちび太の場合はやたらとリンを追いまくっても、追いついたところで飛び掛ることはない。じゃれてるわけでもなく、やはりもう少し辛辣なようだ。「こざかしいから消えろ、」といったところでしょうか。大柄なちび太は見つめるだけでも迫力があります。

テーブル下(椅子の上)が定位置だった頃

で、リンは常にこの2匹を警戒している。一時はひたすら隠遁生活に明け暮れていたけど、この気丈な猫はそんなことではひるまない。今では隙を突いてオジンにくっついたり、ひとり運動会に精を出したり、それなりに家猫生活をエンジョイしています。ご飯はこっちが隠れ場(テーブル下)に持っていくし、飲み水は数ヶ所にあるのでさほど困らない。しかしリンの悩みは、トイレにあることがわかってきたのです。

リンにとって以前からトイレは悩みの種だった。冬の間は傍にいるニャーやちび太の目を盗んでオジンの布団の中で寝ていた。しかしトイレに行くことができない。暖かくなって布団に入らなくなると、リンは2階に行くこと自体を諦めた。当時1階のトイレは3個。廊下と和室(保護部屋)に砂トイレ、廊下にはもうひとつシステムがあった。リンはどちらのトイレでもいいのだが、問題はいずれもフード付だったこと。中に入ったときにニャーやちび太に待ち伏せされると出られなくなるのだ。当時人気のあったのは廊下の大型砂トイレだったが、コーナーにあって待ち伏せされ易いトイレだった。

最近はいろんな場所に出没、高いところは大好きです

チキンとキリンが加入してトイレ事情が一気に変わった。みんなが新しい場所を模索する中で、リンもやはりより安全な場所を求めたに違いない。理想的には、ある程度隠れることができて周囲の気配がよく感じられていざとなれば逃げ易い場所。でも家の中となればそうそう理想通りにはいかない。リンはどのトイレも気に入らず、結局洗面所にある水切りマットに着目したのだと思います。

粗相騒動が勃発したときは、粗相の場所は大も小もそれまでトイレのあった廊下と和室に限られていた。しかしあるとき、洗面所のマットがクシャクシャになってその上にオシッコがしてあった。それまでの粗相と異質な感じでした。やがてその犯人がリンだと判明。リンは洗面所と風呂場の入口のどちらのマットにもオシッコをした。袋小路で逃げ場はないけど、開放的で周囲の気配を感じ易いからだろうか。やがてニャーが、その近辺でマーキングをするようになったことは既に書きました。

甘えん坊のクウには未だに優しいお母さんです

この対策として、開放型のシステムトイレを購入して洗面所の足元に置いた。これは実際、人間にとってかなり不便な場所だけど我慢した。しかし何故かトイレではなくその周りにオシッコやウンチまでしてしまう。それでその周囲に吸水シートを敷き詰めた。あとはチップの材質やトイレの向きをいろいろ試して、ようやくリンがそのトイレを使うようになったのです。ちなみに、ニャーもそのトイレをよく使います。

現実的に考えると、ニャーは外に出てる時間もあるしちび太は2階の和室(オジン部屋)で寝ていることが多い。特に夜中は2匹ともオジン部屋だ。なのでリンがトイレに困る機会はそう多くないはずなのだが、やはり何度か待ち伏せされてやな思いするともうダメなんですね。今回のトイレ事情の改変は単に気分転換に過ぎなかった気もするのですが、それはそれで大切なことなんだと思います。

気丈で我慢強い、自身もオジンには甘えん坊の美猫さんです

関連記事
「どうなっちゃったの?~多頭生活の試練~」2019.7.11 大家族に挑戦カテゴリー
「ニャーの切ないマーキング」2019.7.23 ニャーカテゴリー
「天真爛漫ちび太のストレス」2019.7.29 ちび太カテゴリー



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シャームとソトチビ、ある仮説 | トップ | 「あぢ~、」 真夏のレオ »

コメントを投稿

リン(旧イエミケ),クウ,キー」カテゴリの最新記事