今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

出会いがあれば別れもある・partⅢ ~ココの失踪~

2020年10月10日 | レオ(テンチビ)とココ
ノラとお付き合いしていれば避けられない「出会い」と「別れ」。
あれだけ仲のよかったシャッポが唐突に消えたとき、悩みに悩みまくった。
2年経ってようやくこれは宿命なのだと悟り、立ち直ることができた。
PartⅡはレオ(当時テンチビ)で、やはり突然消息を絶ったがそのときは落ち着いていた。
レオはその後帰って来て現在に至っている。

そして今回はpartⅢ、ココが突然に消えました。
まあ、レオココカテゴリの前回記事からわかるように、予感はあった。
それにしても毎度のこととは言え、彼らとの別れはいきなりあっけなくやってくる。

最近のココは姿が見えないことが多かった
(店裏駐車場奥の車の下に身を隠したココ=タイヤの右)

それは3日前、夕方まではいつもと変わらない日だった。
台風14号と秋雨前線の影響で夜から雨の予報が、やっぱり朝から降り出した。
午前中見なかったココは昼頃レオに合流し、再び姿を消した。
午後16時頃、珍しくひとりレジ室から見渡してレオを探すココを見た。
16時半頃、裏駐車場の車の下でレオと合流したココを見た。
それがココを確認した最後の姿となりました。

17時半頃、2匹を中に入れようと夕食を持っていくと、レオだけが待っていた。
最近ココはこの時間になっても戻らないことがある。
またかと思い、レオをギフトコーナー(レジ室)に閉じ込め、観葉室の猫用小窓を開けてココの戻りを待った。
ところがその日は戻って来ない。というより気配すらない。
いつもなら、戻らなくても姿は確認できたのに。

ココはいつまで経っても現れなかった。
20時頃になってモドキが遅めの来訪。
観葉室に入ろうとするので小窓を閉めた。
モドキは22時頃次の場所?へと消えたので、小窓を再び開けて1時間ほど待った。
が、ココは結局現れなかった。
レオはその日、ひとりで夜を過ごすことになった。

ココ失踪当日の2匹は相変わらず仲がよかった

その翌日も、そのまた翌日(昨日)もココは戻って来なかった。
折しもの雨と気温の急降下。
翌日からは最高気温が前日までの最低気温を下回る異様な天気だ。
ココの場所替え決行は間が悪かったのではないか。
寒くないかな、あの食いしん坊のココが、ちゃんと食べれてるかな・・。
それとも、ココの身に何かあったのだろうか。
心配しだせばキリがない。
もちろん警察清掃局愛護センターには確認を続けています。
レオはその翌日から、スタッフにベタベタの昔のレオに戻った。

シャッポのように探し回っても、ココは自分の姿を見ればますます隠れるだろう。
それでも近場の物陰はくまなく探した。
病気や怪我で養生しているうちに、行き倒れなんてことになったら大変だ。
昔BYの奥で半ば白骨化した子猫を見つけたことがある。
何らかの理由で隠れて養生しているうちに朽ち果てたのだろう。
その遺体には、切なさと悔しさが滲み出ていた。

ココは、自分の意志で出かけたのだと思います。
素直に人間に馴染めなかったココ。
手術予定日の捕物騒動が、ココに決定的な人間不信を抱かせてしまった。
あれがなければ・・・いや、済んだことを悔やんでも仕方ない。
あれはあれで必要なことなのだ。


この春店に現れた頃のココ

今年の3月に店に現れたココは生後半年くらいだった。
人間にというより、レオを慕って店に居ついた。
レオからすれば、初めて受け入れた新猫だった。
1才になろうとするココ。
ノラとしては処世術の得意な方じゃない。

それでもココは、この店に来る前に厳しい冬を乗り越えてきた。
きっと誰かの助けがあったにちがいない。
その誰かとあっさりとお別れして、この店にたどり着いた。
そしてこの店ともあっさりお別れ。
それはココにとって、次の出会いの始まりなのだと信じたい。

出会いがあれば別れもある。
出会った人たちに癒しをふりまく、彼らは「シッポの生えた天使」なんです。
なんて、センチになるのはまだ早い。
まだ3日、これから戻って来る可能性だって十分にあるのだから。


失踪した日、レジ室からレオを探すココ
ココ、お前の大好きなレトルト買ってきてあるからな


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