今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

サクラを救え! その3

2022年11月01日 | サクラ(新顔)とキジロ(黄白)
(その2からの続きです)

通院の日の朝、トイレに初めてのウンチがしてあった。
殆ど食べてないのでそれもしかり、健康は問題なさそうだ。
サクラを捕獲してキャリアに入れるのには2人で20分ほどかかった。
サクラは怯えて隅で固まるだけで逃げることはしなかった。
なので毛布で容易に確保できたけど、どうしてもキャリアに入らない。
入るのを拒む力は、どこにそんな力があったのかと思うほど半端じゃない。
捕獲失敗で追い回したココの後遺症(トラウマ)を思い出し、途中で止めようかと思ったほどだ。
最後は毛布ごとキャリアに入れ、少しづつ毛布を引っ張りだして何とかキャリアに納めた。
それからの3時間半、帰宅するまでサクラは一度も鳴き声を出しませんでした。

人が入ると、ケージと窓の間に隠れる

昼休みだけど先生はすぐに診てくれた。ノラ保護をサポートしている先生だ。
手慣れた手つきでネットに入れ、看護師さんに抑えてもらって診察する。
外観身体に異常はなさそう、と先生は言った。
口の中を診る。3度ほど診て、「異常は見られない」と。
真っ赤に腫れていることを予想していたので、何とも拍子抜けの結果でした。
間違いなく異常があって食べれないと訴えると、腫れを前提とした処置を選択。
ロングライフ抗生物質と栄養剤を打ってもらい、しばしステロイドを投薬することになった。

それから2日ほどは総合栄養食のチュールで過ごした。
1袋20g(13kcal)を1日10本程度。ステロイドは粉末にしてチュールに混ぜた。
ステロイドを与え始めて3日後、レトルトとカリカリを少しづつ食べた。
ビクンとのけ反らないので、投薬の効果はあったようだ。
その後もレトルトとカリカリを与え続けたが、後々"チュール離れ"に苦労することになる。
もともと"日替わり偏食"が極端に強いサクラ、何だか今後が思いやられた

この場所は外(道路)から丸見え

サクラの問題はいつまで経っても保護者に馴れないこと。
ビービー、キュウキュウ、延々と鳴き続けています。
明るくなって外が見えると出たいと鳴き、人が保護部屋に入ると怖いと鳴く。
それでもチュールは手からも食べる。
病院から帰って以降、サクラは寝床に入らなくなった。
通院の日、寝床に毛布を被せて確保しようとしたのがトラウマになったらしい。
ある日ケージと窓の隙間からさらにケージの裏に隠れようとしてハマってしまった。
抜けられなくなって大慌て。本当に悲壮な声で鳴き始めた。
ケージをずらして難を逃れたが、その後に模様替えをしてケージの場所を変えた。
そんなこんなで、サクラはなかなか落ち着かなかったのかもしれない。

このケージは部屋の反対側に場所移動

保護してからもうすぐ2週間。
ウェットはチュール以外のものを殆ど口にしなくなった。
果たして偏食なのか、"チュール病"なのか。
カリカリの置き餌はポソポソと食べてはいるようだ。
問題は人馴れ。殆ど進展がない。と言うより外時代の方が近かったような。
最近は再び寝床に入るようになって、鳴き方も弱まってはきた。
いずれにしても、ここまで来たら長期戦覚悟だ。
当家保護活動始めて以来の、長期持久戦になりそうです。

寝床の中でチュール食べるサクラ

コメント
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