今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

サクラを救え! その2

2022年10月27日 | サクラ(新顔)とキジロ(黄白)
(その1からの続きです)

ついにサクラを保護した。その途端に、いろいろな思いが脳裏をよぎった。
みうを同じように保護したこと、モドキのこと、サクラの将来、家の猫たちの将来・・。
と、サクラが急に暴れだした。
すごい力で、ついに抑えきれなくなって放してしまった。
サクラは洗面所に行っては引き返し、リビングに行っては中の猫たちに驚いて引き返し、
結局勝手口に戻って来て、出られないので横の棚の一番上まで駆け上がって縮こまった。
ワオ―、ワオ―、と大興奮の声。
その時、リビングにいたちび太がサクラに気づいて棚上に駆け上った。
(こりゃますますヤバイ。ことによると大勃発だ。)
しかしちび太はサクラの顔を舐め始め、同時にサクラが静かになった。

ちび太のおかげでサクラが落ち着いた

そう言えばそうだ。この2匹、いつも中と外で呼び合っていたのです。
やっと一緒になれた喜びなんだ。
本来なら感染症などチェックしてからにしてほしいけど、そんな余裕はなかった。

外時代、中のちび太に呼応するサクラ

ちび太が少し離れたときにサクラがまた動き出した。
外に出られる場所を探すうちに玄関に迷い込み、小窓の隙間(網戸)から脱出を試みる。
ちび太とニャーが心配そうに寄ったり離れたり。
執拗に網戸を引っ掻くので自分も心配になって、サクラの後ろからそっと窓を閉めた。
するとサクラはまた別の脱出口を求めて今度は保護部屋に入った。
ラッキーだった。保護部屋の襖を閉めて、一段落となったのでした。

保護部屋には天日干し済のサクラ愛用の寝床を外から持ち込んだ。
今冬は屋内での使用だ。
コミケが使っていたペレットトイレの他に、砂トイレも持ち込んだ。
サクラが馴れて落ち着いてから、どこが悪いのか先生に診てもらう予定。
しかし不安でビービー鳴き続けるサクラは、一向に落ち着かなかった。
翌日と翌々日は飲まず食わずでトイレもなし。
脱出口を探してカーテンや障子上りを繰り返し、ひたすら鳴き続けた。
3日目の朝になると少し落ち着いたのかチュールを3本食べ、爪とぎの上にオシッコがしてあった。
ビービー鳴きは相変わらずだけど、声が小さいので周囲を気にするほどじゃない。

保護部屋のレイアウト(サクラは中央寝床の中)

3日目の夜のこと。
チュールを3本食べた後、まだ食べそうだったので子猫用のレトルトを与えてみた。
それを口にした途端、ガルルッと声をあげてのけ反り、カーテンを駆け上ったのです。
ワオワオワオッ。カーテンにしがみついて興奮した声をあげ、大量のオシッコを漏らした。
もの凄く臭う黄色いオシッコだった。
サクラはケージに上ってやがて落ち着きを取り戻したが、こっちは大変だ。
でも拭きとった臭いを使って、サクラをトイレに誘導することができた。

サクラ粗相の後

その時は粗相の事で頭が一杯だったけど、すぐに問題の本質が見えてきたのです。
レトルトを出すと、それが子猫用の柔らかいものであっても、ガルルッとのけ反って食べれない。
時として左手で左の頬を執拗に撫でる。と言うより引っ掻くような仕草。
口の中に疾患があることは間違いないと思った。
そう言えば先月にもそんなことがあって、自己判断で抗生物質を与えたりした。(9/19記事)
いよいよ問題の本質が見えてきた。
サクラが馴れて落ち着いてからと思ったが、早く先生に診てもらった方がよさそうだ。
それまでは総合栄養食のチュールだけを与え、いよいよ通院の日、サクラの大捕物を覚悟した。

(その3に続きます)

外を眺めるサクラ

コメント
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