ジャンクのカメラを買って、動作確認はしたものの引っ越しで行方不明になっていたカメラです。
この度見つけましたので
ある程度の年齢の人なら、所有もしくは名称を知っているという人が多いと思います。というか有名すぎるカメラの一つ
写真左上
世界初のオートフォーカス、自動巻き上げ、フラッシュ付きのカメラです。(確か)
キヤノンAF35Mでペットネームはオートボーイですが、カメラ自体に表記されるのは数年後の弟分にあたるオートボーイライトあたりです。
売れまくって、コンパクトの全自動カメラはバカチョンカメラのほかにオートボーイという名前で呼ばれたことも
使用電池はアルカリ単三乾電池です。
充電池の使用が禁止されているのは充電池の内部抵抗が少ないためフラッシュが破損するとかだったと思います。
ニッケル水素の充電池が普及したのは00年代あたりだと思いますが、こちらも内部抵抗が小さいので使用しないほうがいいでしょう。
フラッシュを使用しないので、吾輩はニッケル水素をたまに使う。
改めて所有機を。
ジャンクで500円くらいで買った個体はケースとストラップがなかったのですが、そこそこきれいでした。
ミノルタのアルファシリーズと並んでジャンク箱の常連でしたね。
今見てみると、動く個体で5000円と恐ろしく値が上がってます。恐るべし
後述しますが、ケースがないのがかなり痛いです。
使い方は、簡単です。
フィルムを入れて電池を入れれば撮影可能です。なので裸で持ち歩くと物が当たってシャッターが下りるという事故が発生します。
スイッチやシャッターロックなんてものは存在しません。
それを防ぐために、専用ケースのシャッターボタン周りはガードがついています。
電池を抜いとけばいいとお思いでしょうが、シャッターが押されるとシャッターチャージが開放してしまうので一枚無駄になります。
この辺りは電子シャッター機と同様ですね。
ちなみに撮り始めの巻き上げ機能はないため、シャッターを数回押してから感光したフィルムを巻き上げてからです。
フィルム撮り終わり後は、底面のノブを押して上面のスライドスイッチをスライドさせ巻き上げます。
全自動カメラとしては一発目なので、そこは大目に見ましょう。
撮影もファインダー内の中心に丸があるのですがそこが合焦部分なので被写体をその丸に合わせシャッターを切ります。
距離計が連動しますが、ピンボケがシャッター押されるまでわからないので、あんまり意味ない気がします。
半押しでプリフォーカスできないので、シビアなカメラともいえる。
一応、アンダー警告が点灯しますが、デートルクスのようにシャッターが切れないことはなくアンダーでもガンガン切れます。
AFの精度はあまりよくないといったほうがいいのか、写真の構図がAFターゲットで決められてしまうので、撮影した感じではそれなりにあってくれますけどね。
アクティブ式なので頑張ってるほうだと思いますが。
フラッシュは全面のスライドスイッチを展開して、ファインダー側のパイロットランプが点灯すればフラッシュ発光できます。
デートルクスの全自動版なので、撮影画像はデートルクスと差はないです。
EVが狭めなのでフォーカスの利く使い捨てカメラのような感じですね。