アートセラピストのイギリス便り

アートセラピスト間美栄子のシュタイナー的イギリス生活のあれこれを綴った友人知人宛のメール通信です。

第七十五話 距離感覚

2010-11-01 15:15:51 | 海外旅行

*3週間のオーストラリア東海岸滞在、よかったですよー。カラフルな鳥はあざやかな色の花の蜜を吸い、クカバラはおおきな笑い声をたて、「ここはいったいパラダイス!?」

ウーフィングは午前中庭の草取りをして、おいしい自家製の卵のオムレツ、パパイア、グレープフルーツジュースをお昼にいただいたあとは、テラスのカウチでヤシの木を眺めながら風に吹かれてうとうと昼寝。こんな生活が毎日続いたらほんとに天国ですね。

 

第七十五話 距離感覚

 

なずなが12歳になったころ、少し遠い友達のうちでも一人で遊びに行けるよう、地図の読み方を教えました。「マップリーディングは大切なスキルだよ。これでフリーダムがゲットできるからね。」と。

 

それにしてもオーストラリアは想像以上に広かった!地図を読むにしても、縮尺がわかっていないとどれくらいの距離なのか判断することができないわけで、日本やイギリスのような小さな島の距離感覚ではどこにも行くことができないのです。縮尺が違いすぎる!砂漠の真ん中のあの赤い岩の聖地エアーズロックに行きたいなと思っていたのに、飛行機代やツアー代がかなりかかるということが判明。

 

ウーフィングをさせてもらったお宅のジョセフィンの友人アランは一日3000km走ることができ、エアーズロックまで車で3日半でたどりつける、まあ10日みればよいだろう、といってくれましたが、アランの年齢 (80歳)をかんがみ、今回は砂漠行きはあきらめました。

 

イギリスからブリスベンに飛ぶにしても、途中ドバイとブルネイにとまり、なんだか日本行きの直行便の3倍を飛んだ感じで、それをやっちゃうともうほかはどこでも近い、というふうに距離感覚がずいぶん変わったのが今回の旅でした。

 

ギャップイヤーのなずなも、今度はシベリアを鉄道横断をしてそのついでに日本により、アジアを回って、オーストラリアにもまた行く、などといい始めました。わたしもまた「何でも見てやろう」熱に火がついたというわけで、机の上の地球儀をくるくる回しながら、次はどこに行こうか考えているところです。

 

(間美栄子 2010年 111     http://blog.goo.ne.jp/nefnefnef

 



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