こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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キタクロハナカミキリ(旧:クロハナカミキリ)

2021年12月21日 |  ●カミキリムシ科


キタクロハナカミキリ Leptura akitai (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] エゾマツ・アカマツ・クリ・スギなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約12㎜~17㎜前後のカミキリムシ科ハナカミキリ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
和名の通り体は黒色のハナカミキリ、日中にセリ科・シモツケなど花に良く飛来して花粉を食べてる姿を良く目にします。
また流木や倒木、林道脇の葉の上で見る事も多く、北海道で平地~山地まで幅広く見られる。
近似種のムネアカクロハナカミキリと良く似ている。





日中は花の飛来する個体を良く見る事が出来る。





林道脇の葉の上で休んでいる姿も普通に見る事が出来ます。


[採集時のキタクロハナカミキリ]

 
 


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クワカミキリ

2021年12月20日 | 探索日記(生物)




クワカミキリ
日本各地に分布するカミキリムシの仲間で、体長は32㎜~45㎜前後。
ホストは主にクワ・イチジク・ビワなど。
大型でとても格好良いカミキリムシです、クワなどの害虫ですが性格をおとなしいです。



ゴツゴツとした体に、黄土色の毛がとても素敵なクワカミキリ


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マグソクワガタ

2021年12月19日 |  ●クワガタムシ科


マグソクワガタ Nicagus japonicus (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] 朽木など
[時 期] 4月~6月
※ 体長は約7㎜~9㎜前後のクワガタムシ科マグソクワガタ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布しており、河川敷などのまばらに草の生えた環境で見られる。
産地は局地的で護岸工事などの影響により、個体数も年々減少傾向にある貴重な昆虫。
マグソクワガタは主に河川敷の砂地で流木などが多く見られ、日当たり・風通しの良い環境に生息している。
♂の体は暗褐色~茶褐色で全身毛で覆われ触覚もより発達している。
♀は♂よりも一回り大きく体高があり、暗褐色~黒色で若干ツヤツヤして見える(毛が短くまばらな為)。
雌雄共に他のクワガタの様に大顎は発達せず、一見コガネムシに見えてしまいます。
成虫は北海道では5月~6月にかけて見られるが後食はせず、樹液などにも集まることが無い。
幼虫は約1年間、朽木内で内部を食べて育ち、蛹を経て夏~秋にかけて羽化しそのまま朽木内で越冬し翌春発動します。



マグソクワガタは日中、砂地の上を飛翔し写真の様にヨシなどの葉や流木上で触覚を広げている♂を良く見かけます。



♀は♂よりも極端に少なく、見かけるのは稀で飛翔している個体はほとんどが♂のマグソクワガタです。







風の無い日中に河川敷などの地面すれすれを飛翔する個体や
写真の様に流木などで休んでいる個体を目にする事がある。







砂地にちょこんと乗っかていたり、流木のなどをひっくり返すと見つかることもある。



産地は局地的だが生息地では個体数は割と多く見られるケースもある。


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ムネホシシロカミキリ

2021年12月18日 | 探索日記(生物)






ムネホシシロカミキリ
日本各地に分布するカミキリムシの仲間で、体長は11㎜~17㎜前後。
ホストは主にクワなど。
真っ白な体に黒丸紋が規則的にならぶスマートで触覚の長いカミキリムシ。
クワの葉の裏で葉を齧っている姿を見ると毎年わくわくします。


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クスベニカミキリ

2021年12月17日 |  ●カミキリムシ科


クスベニカミキリ Pyrestes nipponicus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] クスノキ・アブラチャン・タブノキ・ヤブニッケイ・カゴノキなどの主にクスノキ科
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約14.1㎜~19.7㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、低山地~山地に生息し個体数はやや少ない。
北海道では南部のみに記録がある。
成虫は日中にノリウツギ・クリ・リョウブなどの花に飛来する。
全身真っ赤な色をしており、前胸背板は毛深く色彩は赤い個体と稀に黒い個体が見られる。
触覚は太く鋸歯状となっている。
上翅を開かずカナブンなどの様に後翅だけ横に出して飛翔する為、飛翔能力の高いカミキリムシと言える。
幼虫はホストの生木の若枝内部を食い進み、成長すると穿孔部位を切り落として枝ごと地上に落下する。

近似種は以下の2種が知られているがいつか自身で見つけてみたいものです。
アマミクスベニカミキリ・・・奄美・沖縄諸島に分布
マツダクスベニカミキリ・・・石垣島・西表島に分布





採集後に自宅にて撮影


[クロモジ材から羽化したクスベニカミキリ]

 


[採集時のクスベニカミキリ]

 
 


[クスベニカミキリの標本]

 
クスベニカミキリ♀

 
左:クスベニカミキリ♂
右:クスベニカミキリ♂・♀

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サメハダハマキチョッキリ

2021年12月16日 | 探索日記(生物)




サメハダハマキチョッキリ
北海道・本州に分布するオトシブミの仲間で、体長は5㎜~8㎜前後。
ホストはドロノキやポプラなど。
鮫肌の様に上翅がゴツゴツザラザラとした質感で、金属光沢のある緑色の翅はとても美しい。


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シナノクロフカミキリ

2021年12月15日 |  ●カミキリムシ科


シナノクロフカミキリ Asasperda agapanthina (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 広葉樹各種
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約10㎜~2㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は普通。
広葉樹の枯れ枝などで良く見かけます、上翅は茶褐色で黒紋が所どころに散りばめられています。
この種は斑紋の変異が大きく、ひとえにシナノクロフカミキリと言っても様々な上翅の模様の個体を見る事があります。



まるでビロウドカミキリの様な上翅の色彩のシナノクロフカミキリ



広葉樹枯れ枝で見つけたシナノクロフカミキリ



広葉樹枯れ枝のスウィーピングで採集したシナノクロフカミキリ



夜間灯火にも飛来する為、外灯回りでもたまに見かけます



シナノクロフカミキリ


[シナノクロフカミキリの標本]

 

 
北海道各地で採集したシナノクロフカミキリですがやはり上翅の模様には変異があります。


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ケマダラカミキリ

2021年12月14日 | 探索日記(生物)


ケマダラカミキリ
北海道に分布するカミキリムシで、体長は14㎜~18㎜前後。
ホストはハンゴンソウやヨモギなど。
初夏の札幌、今年も元気なケマダラカミキリに出会う事が出来た。
また来年会いたいカミキリムシです。


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ムラサキカメムシ

2021年12月13日 | ■カメムシ目


ムラサキカメムシ Carpocoris purpureipennis (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] ヨモギ・アザミなどのキク科植物
[時 期] 5月~10月
※ 体長は約12㎜~15㎜前後でカメムシ目カメムシ科カメムシ亜科に属する。

北海道・本州に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数は普通。
ムラサキカメムシは日中、草原や林道脇のヨモギやアザミなどの植物で普通に見られる。
体色は黄褐色~紫褐色までやや色彩変異が見られ、小楯板の先は黄白色。
近似種のブチヒゲカメムシに似るがムラサキカメムシの胸部側面は黒く横にやや角ばっている事で区別できる。



北海道南部で見られたムラサキカメムシ



北海道北部で見られたムラサキカメムシ



カシワの葉の上で見られたムラサキカメムシ



夜間灯火付近にいたムラサキカメムシ



マーガレットとムラサキカメムシ、この花に3匹もついていました


 
タンポポでも良く見かけるムラサキカメムシ



ハンノキの枝で見つけたムラサキカメムシ



左がムラサキカメムシで右がブチヒゲカメムシ


[ムラサキカメムシとブチヒゲカメムシの比較写真]

 
左:ムラサキカメムシ・・・胸部左右の側角はやや角ばり先端は黒色となる、触覚は一様に黒色
右:ブチヒゲカメムシ・・・胸部左右の側角は丸く角ばらず、触覚は各節の基部は黄白色


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ヒメクロトラカミキリ

2021年12月12日 | 探索日記(生物)




ヒメクロトラカミキリ
日本各地に分布するカミキリムシで、体長は4.5㎜~8㎜前後。
ホストは各種広葉樹・マツ科など。
小型の細いカミキリムシ、あまり出会いが少ないので見つけると嬉しくなります。
今年は偶然産卵木を発見したのでまとまって見る事が出来た。


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