ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

南日本海人、卓球王国の記事に感心

2008年07月27日 | 卓球 : My favorite things
 今日は卓球の記事である。卓球素人の方は人生勉強として読んで欲しい。
 『卓球王国』という卓球の月刊専門誌がある。その最新号九月号を買った。オリンピックや、インターハイの直前であり、記事も豊富であったが、そのほかにひとつ感心した特集があった。
 「中国卓球の神髄」というタイトルであった。卓球の各技術についての内容であるが、驚いたのは各技術の中国語の呼び方である。
 日本の呼び方は「ロング」とか、「フォアハンドドライブ」とかの英語の外来語であるが、中国語でいくと、「正手拉球(ヂェンショウラァチュウ)」となる。そういう具合に漢字がセットでくっついてくる。
 英語は表音文字でありわれわれにはピンとこないが、表意文字である漢字にはひとつひとつに意味があり、その用語の意味を直接にあらわしている。つまり、中国人が持っている各技術への考え方や、理解をはっきりとさししめしているのである。その言葉の感覚にはわれわれが意識していない概念が含まれており、新しい発見と知識を得ることができる。愛ちゃんが言っていたのはこれか、と思った。
 日本でいう「ドライブ」、「対下回転ドライブ」、「ループドライブ」、「ドライブスマッシュ」、「カウンタードライブ」、これらを中国呼称でいうとそれぞれ、「拉球」、「拉下旋球」、「高吊」、「前冲」、「反帯」となる。日本語ではすべて「ドライブ」いう語が入ったバリエーションなのに、中国では共通する語句はない。ひとつひとつの技術の意味を的確に表すと、このようにおのずと違う語句を使うようになるのであろう。
 最後の「反帯」など日本でいう「カウンタードライブ」であるが、この「反帯」の「帯」を「拉」に変えた「反拉」という技術の呼び名まである。同じカウンターでも、相手の球の威力を利用してタイミング的に返す「反帯」に対して、それに自分の力で打ち返す技術を「反拉」というのだそうだ。すごい。細かな打法の技術の呼称があり、その結果、技術をマスターするにも、教えるにも大変便利であると思われる。
 この技術の呼称だけでも大変な参考になり、目を開かれる思いがしたが、監修の中国人帰化選手の偉関晴光の解説もこれが驚きであり、非常に為になった。「インパクトは指の第一関節で押す」とか、「現代卓球では相手の球質によって角度を変えないで打球するのがポイントである」とか、そこらへんの卓球の解説書には書かれていないような、細かなことが説明してある。
 私はその細部にまでわたる、技術のコツを解説したこの記事にうなった。そうか、中国ではそう指導するのか…。なんとも勉強になる記事である。
 来月号も楽しみである。

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