ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

静かに木を見る

2010年12月26日 | スペシャル
 今年も後、数日で終わりだ。
 いろいろな思考が頭に浮かんでは消える。少々、疲れ気味のようだ。おだやかな充実感にはかけている。こんな時は、とにかく、じっとしていること。それが、今までの経験で私が学んだわずかなことの中のひとつだ。こんなときは動いてひとつもいいことがない。

 むずかしい時は、動かないで、じっとしていること。
 対象から離れていること。
 「見」だ。

 ただ、何もしないというわけではない。
 表向きはうごかないが、中では無意識が何かの活動をしているからだ。表面的には静かにしていても、心の中は働いている。意識的には解決できなくても、無意識が忙しく働いている可能性もある。
 そうして、「直感」を待つ、あるいは、状況の変化を待つ、そういうことだと思う。

 寒い窓の外に目をやると、植木のマサキに実がついていた。赤茶色の実だ。はなやかさは全くない。だが、実は実であり、花は花だ。
 マサキにとっては人がどう見ようと関係のないことなのかもしれない。
 もちろん、人によっては、時々によっては、マサキの花や実がたいそう美しく見えることもある。

 いずれにせよ、美しいか否かなど、人間が感じた印象に過ぎない。

 こんな時は、静かに地味な実をつけた木を静かに眺めているのがよいのかもしれない。

 木はただそこにある。
 

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