さて、国体の卓球競技の記事の続きであるが、違う切り口からの感想である。
観客の問題である。
なにせ、国体の競技会であるから、普通の卓球の大会とはまたひと味違う客層なのである。
卓球専門(?)の全国大会なら、そんなことはまずないのだが、卓球のルールを知らないというか、普段卓球などはまったく見たことがないというお客さんがけっこういるのである。
どういうことかというと、私の左横に座って見ていたおとうさん(この表現はおじさんの私よりは年上の方だということであるが)、卓球に関してはどしろうとなのである。
気のいいおじいさんなのだが、口に出すことすべてが、彼の卓球に関する知識のなさをさらけだしてしまっている。おまけに、頭にうかんだことを全部言葉にしてしまうのだ。
「あー、おしい。だめだ、もうちょっと動けばなあ・・・。あれ、もう後がないぞ。あと1点でももう負けだ・・・。あーあーあ」」
とまあ、選手が聞いたら、やめてくれそんなこと口に出すのは、というようなことをどんどん口走ってくれる。
おまけに横の私にいろんなことを訊いてくるのだ。
「あれはなんでとれんのかなあ」なんて訊かれても、そりゃ、速くて威力があるからなんだけど・・・。
そんなおとうさんのつぶやきや、大きな独り言や、話しかけを聞いていると、すこしずつ悲しくなってくるのであった。
そういうわけで、途中から聞こえないふりをするということになるわけである。(おとうさんごめんね。)
そうしてそのおとうさんには少し困ったわけであるが、彼などはまだかわいらしい、というか、にくめないのでまあよいのだ。
ひどいのは、おばさんだ。それもスター選手、某I選手の小さい頃を知っているというたいへんおばさん二人連れである。
最初はそんなにたちの悪い人たちだとは思わなかったので、席を横にずれてあげたのだが、実は困ったちゃんだったのだ。
このおばさん、特に私の右横に座ったおばさん、卓球のことなど全く知らないばかりか、完全に興味もないのだ。すわってから、I選手がでるまで、はやりのスマートフォンをこれ見よがしに操作したり、隣のおばさんと世間話をしたり、ついには、アルバムのようなものを取り出して、それを見ながら話をするのだ。
自分がI選手の知り合いの知り合いなのだということを、まわりに聞こえるように声高にしゃべりつづけるおばさん。
とにかく、試合などまったく見てはいないのだ。全然コートの方を見ないのである。試合を見るのに夜中の1時に整理券を取りに並んだ人もいるというのに、その一番特等席ともいうべき所にすわっているのに、である。
あんた、いったいなにをしにきたの? 試合見ないのなら、外で待っている人に席を譲ってあげなよ。見られない人いっぱい待っているんだからさー。世間話なら、その辺の茶店でやればいいじゃん。と、東京弁でそういいたくなるぐらい、傍若無人なふるまいのおばさんなのだ。
わたしは頭に来て、もう少しでほんとうにそのことを口に出して注意したくなったが、かろうじてとどまった。
最悪の観客、いや、見ていないから客か。
おばさんの、見たいのはI選手だけなのである。これでは、逆にI選手がかわいそうだ。
いやいや我慢我慢。
かくして我慢のかたまりと化した私、その消滅させたいめちゃくちゃなおばさんと、まあ、かわいげはあるから、ゆるしてあげてもいいおとうさんとに挟まれて、試合をそこで見続けたのである。
ああ、ほんとうに疲れた。
ぜひ国体の主催者に提案する。おばさんの観客には基本的なテストか、面接を行っていただきたいものである。
じゃないと、こんどは、観客席でばばあの簀巻きが一本転がるぞ!!!
いや、失礼。
とにかく、そんなことに神経をつかってわずらわされることなく、気持ち良く卓球の試合を楽しませてもらいたいものである。
観客の問題である。
なにせ、国体の競技会であるから、普通の卓球の大会とはまたひと味違う客層なのである。
卓球専門(?)の全国大会なら、そんなことはまずないのだが、卓球のルールを知らないというか、普段卓球などはまったく見たことがないというお客さんがけっこういるのである。
どういうことかというと、私の左横に座って見ていたおとうさん(この表現はおじさんの私よりは年上の方だということであるが)、卓球に関してはどしろうとなのである。
気のいいおじいさんなのだが、口に出すことすべてが、彼の卓球に関する知識のなさをさらけだしてしまっている。おまけに、頭にうかんだことを全部言葉にしてしまうのだ。
「あー、おしい。だめだ、もうちょっと動けばなあ・・・。あれ、もう後がないぞ。あと1点でももう負けだ・・・。あーあーあ」」
とまあ、選手が聞いたら、やめてくれそんなこと口に出すのは、というようなことをどんどん口走ってくれる。
おまけに横の私にいろんなことを訊いてくるのだ。
「あれはなんでとれんのかなあ」なんて訊かれても、そりゃ、速くて威力があるからなんだけど・・・。
そんなおとうさんのつぶやきや、大きな独り言や、話しかけを聞いていると、すこしずつ悲しくなってくるのであった。
そういうわけで、途中から聞こえないふりをするということになるわけである。(おとうさんごめんね。)
そうしてそのおとうさんには少し困ったわけであるが、彼などはまだかわいらしい、というか、にくめないのでまあよいのだ。
ひどいのは、おばさんだ。それもスター選手、某I選手の小さい頃を知っているというたいへんおばさん二人連れである。
最初はそんなにたちの悪い人たちだとは思わなかったので、席を横にずれてあげたのだが、実は困ったちゃんだったのだ。
このおばさん、特に私の右横に座ったおばさん、卓球のことなど全く知らないばかりか、完全に興味もないのだ。すわってから、I選手がでるまで、はやりのスマートフォンをこれ見よがしに操作したり、隣のおばさんと世間話をしたり、ついには、アルバムのようなものを取り出して、それを見ながら話をするのだ。
自分がI選手の知り合いの知り合いなのだということを、まわりに聞こえるように声高にしゃべりつづけるおばさん。
とにかく、試合などまったく見てはいないのだ。全然コートの方を見ないのである。試合を見るのに夜中の1時に整理券を取りに並んだ人もいるというのに、その一番特等席ともいうべき所にすわっているのに、である。
あんた、いったいなにをしにきたの? 試合見ないのなら、外で待っている人に席を譲ってあげなよ。見られない人いっぱい待っているんだからさー。世間話なら、その辺の茶店でやればいいじゃん。と、東京弁でそういいたくなるぐらい、傍若無人なふるまいのおばさんなのだ。
わたしは頭に来て、もう少しでほんとうにそのことを口に出して注意したくなったが、かろうじてとどまった。
最悪の観客、いや、見ていないから客か。
おばさんの、見たいのはI選手だけなのである。これでは、逆にI選手がかわいそうだ。
いやいや我慢我慢。
かくして我慢のかたまりと化した私、その消滅させたいめちゃくちゃなおばさんと、まあ、かわいげはあるから、ゆるしてあげてもいいおとうさんとに挟まれて、試合をそこで見続けたのである。
ああ、ほんとうに疲れた。
ぜひ国体の主催者に提案する。おばさんの観客には基本的なテストか、面接を行っていただきたいものである。
じゃないと、こんどは、観客席でばばあの簀巻きが一本転がるぞ!!!
いや、失礼。
とにかく、そんなことに神経をつかってわずらわされることなく、気持ち良く卓球の試合を楽しませてもらいたいものである。