実は、この間、お忍び(?)で長崎に行ったのですね。今、NHKで『龍馬伝』をやっていて、その舞台の一つとして、長崎も観光ブームのようです。
もちろん、龍馬という人物もかなり魅力的ですが、長崎のエピソードでは、私の大好きな蒼井優ちゃんが、「お元」役をやっていて、そのあたりも、すごく魅力を感じてしまう場所でした。
当の長崎は、そんなことが影響してか、観光客がたくさんいました。
風光明媚な土地です。海のすぐ近くまで山が迫っていて、街並みはそんな土地不足を反映してか、山や、丘の斜面に広がっています。そんなところから、長崎は坂の多い町として有名ですね。
しかし、このグラバー園は、そんな中でも最高に景色のいい場所に位置する観光地です。海から上がってくる風がとても涼しく、さわやかです。庭園も、たくさんの植栽や、日陰を意識して設計されているようで、なんとも気持ちのやすらぐ所だなあと実感しました。
さて、このグラバー園、グラバーら外国商人たちが居住地として、また商売の本拠地として居をかまえていたわけですが、実はこのグラバーさん、ちょっと独特の人なのですね。
というのは、彼は、「フリーメーソン」という秘密結社の一員であった、と言われている人物です。「フリーメーソン」について、ここでは詳しくは語りませんが、世界各国に古来から組織されているという、結社です。その内容については、あまり公表されていず、非常に想像力をかきたてられる組織です。
陰謀説や、宗教的な諸説、政治的な影響力等、いろんなうわさがあったりする、ミステリアスな団体です。
私は、この団体を以前から知ってはいましたが、少し前に新潮文庫の加治将一氏の『石の扉―フリーメーソンで読み解く世界』という著書を読んで、とても興味を覚えた次第です。
幕末の人物関係では、西周氏、戦後の進駐軍のボス、ダグラス・マッカーサーなどもフリーメーソンの一員であることがわかっていますし、近いところでは、前総理大臣の鳩山氏の祖父鳩山一郎氏もフリーメーソンです。前総理の鳩山氏ももしかしたらフリーメーソンかもしれません。というのも、彼が鳩山一郎氏の孫ということもありますが、さらに彼が政治の理想としてかかげた、「友愛」という概念は、フリーメーソンで唱られている宗教的目標のひとつと合致しているということがあります。
『石の扉』では、龍馬もフリーメーソンではなかったか、という興味深い問いかけがなされています。
そんな知識が頭に入っていたので、長崎のグラバー邸は、中学の修学旅行以来ですが、龍馬やお元のことの上に、このグラバーの件もあり、行ってみたかった所なのです。
また、フリーメーソンには、独特の紋章やデザインなどもあり、その意匠が、グラバー園の中庭のモニュメントに、刻みつけられているという情報もあり、一生懸命それらしきものを探したりしました。残念ながら見つかりませんでしたが。
でも、さわやかで涼やかな海風をあびて、すこし命の洗濯をさせてもらった気分です。
歌手のさだまさしが、この地の出身で、ここを愛した曲をいくつか残しています。
『長崎シティセレナーデ』など、いい曲ですね。
海を望む丘で、この曲が頭に流れながら、家族でゆるやかな時間を過ごすことができました。
長崎の町よ、ありがとう。
もちろん、龍馬という人物もかなり魅力的ですが、長崎のエピソードでは、私の大好きな蒼井優ちゃんが、「お元」役をやっていて、そのあたりも、すごく魅力を感じてしまう場所でした。
当の長崎は、そんなことが影響してか、観光客がたくさんいました。
風光明媚な土地です。海のすぐ近くまで山が迫っていて、街並みはそんな土地不足を反映してか、山や、丘の斜面に広がっています。そんなところから、長崎は坂の多い町として有名ですね。
しかし、このグラバー園は、そんな中でも最高に景色のいい場所に位置する観光地です。海から上がってくる風がとても涼しく、さわやかです。庭園も、たくさんの植栽や、日陰を意識して設計されているようで、なんとも気持ちのやすらぐ所だなあと実感しました。
さて、このグラバー園、グラバーら外国商人たちが居住地として、また商売の本拠地として居をかまえていたわけですが、実はこのグラバーさん、ちょっと独特の人なのですね。
というのは、彼は、「フリーメーソン」という秘密結社の一員であった、と言われている人物です。「フリーメーソン」について、ここでは詳しくは語りませんが、世界各国に古来から組織されているという、結社です。その内容については、あまり公表されていず、非常に想像力をかきたてられる組織です。
陰謀説や、宗教的な諸説、政治的な影響力等、いろんなうわさがあったりする、ミステリアスな団体です。
私は、この団体を以前から知ってはいましたが、少し前に新潮文庫の加治将一氏の『石の扉―フリーメーソンで読み解く世界』という著書を読んで、とても興味を覚えた次第です。
幕末の人物関係では、西周氏、戦後の進駐軍のボス、ダグラス・マッカーサーなどもフリーメーソンの一員であることがわかっていますし、近いところでは、前総理大臣の鳩山氏の祖父鳩山一郎氏もフリーメーソンです。前総理の鳩山氏ももしかしたらフリーメーソンかもしれません。というのも、彼が鳩山一郎氏の孫ということもありますが、さらに彼が政治の理想としてかかげた、「友愛」という概念は、フリーメーソンで唱られている宗教的目標のひとつと合致しているということがあります。
『石の扉』では、龍馬もフリーメーソンではなかったか、という興味深い問いかけがなされています。
そんな知識が頭に入っていたので、長崎のグラバー邸は、中学の修学旅行以来ですが、龍馬やお元のことの上に、このグラバーの件もあり、行ってみたかった所なのです。
また、フリーメーソンには、独特の紋章やデザインなどもあり、その意匠が、グラバー園の中庭のモニュメントに、刻みつけられているという情報もあり、一生懸命それらしきものを探したりしました。残念ながら見つかりませんでしたが。
でも、さわやかで涼やかな海風をあびて、すこし命の洗濯をさせてもらった気分です。
歌手のさだまさしが、この地の出身で、ここを愛した曲をいくつか残しています。
『長崎シティセレナーデ』など、いい曲ですね。
海を望む丘で、この曲が頭に流れながら、家族でゆるやかな時間を過ごすことができました。
長崎の町よ、ありがとう。