ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

京都の朝と山陰の朝

2010年10月11日 | 旅行・お出かけ・・・人生は旅だ
 昨日まで、旅行に行っていました。千二百年もの昔から、この国の都として栄えてきた所、京都です。

 一泊二日の旅行でしたが、気心の知れている人たちと、わいわいと騒ぎながら、楽しいひとときを過ごさせてもらいました。観光地をざわざわと、団体でめぐりましたが、印象に残ったのは、同室の人たち三人で行った、朝の清水寺でした。
 清水寺に行ったのは、これが二回目か、三回目だったと思いますが、以前の訪問は、それこそ団体客としてのそれでした。今回は、予定外の個人的な行動でした。
 朝早くだったので、門前町の店店もまだ開いていず、観光客も、ほんの二、三組、(遠くのほうにもう一、二いたかもしれませんが。)しかおらず、静かな静かな古刹でした。
 上までいって例の舞台の上に立つと、あらためて、その建築の壮大さが感じられました。静かな京都の朝、そして、さわやかな空気、眼下に広がるきれいな景色、その気持ちよさは格別です。
 ああ、こうやって、昔からここを訪れた人は、このすばらしい場所を堪能していたんだなとしみじみとした感慨が起きあがりました。
 古くから伝わる、立派な建物、空間、です。
 生き返るような空気を胸いっぱい吸い込みました。

 かわって、今、この文章を書いているここは、南日本海地方こと、山陰のはずれに位置する我が家です。今朝の空気もまたさわやかで、心地よい。現在ただいま、此処のこの時空の点を味わいながら、彼の京の地の時空のすがすがしさを思い出し、さらにそこで思いをめぐらせた、歴史の彼方の時空間に思いを寄せるという、この贅沢さ。
 人間の頭はなんと贅沢な味わいを感じることができるのでしょう。
 ひとつの場所にいながら、二重三重の感興を覚えることができるのです。不思議であり、かなり有難いことですね。

 山陰の朝のさわやかな空気も深呼吸です。
 
 人の生、これ稀なり。その貴さ改めて観ずるに極まりなし。

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