香木の森公園

　ああ、行きたいなあ。あそこに。香木の森公園。近頃のような梅雨の晴れ間のそれほど暑くもないようなこの時季には、最高の場所だ。
　邑南町（旧石見町と瑞穂町の合併した町）の気持ちのよい盆地から少し山肌を上がったところにある。たくさんの種類のハーブ（香木）がそこかしこに植えられていて、しかも広々としていて、向かいの中野冠山を仰ぎ見られる素晴らしい公園だ。
　心が開かれる場所だ。私はここに行く度に心もからだも癒されて、リラックスして帰ってくることができる。
　隣接の温泉施設のお湯もとても疲れが取れる。名物のハーブ湯はとくに、温泉特有の体のだるさが残らず、かえって、体が軽くなって、びっくりだ。
　よく帰りの車の中で、どうしてこんなに体が軽くなるんだろうと、家族で口々に言っている。
　今までに三度か四度行っただろうか。
　また行きたいのだが、家族の予定がそろわない。というか、子供たちが一緒に風呂に入るのを嫌がってうまくいかない。別に男女で混浴をするというのではない、男同士、女同士で温泉に入るだけなのに、何故、嫌がるのだろう。
　何が恥ずかしいのだろう？
　そういう年頃なのだと言えばそれまでだが、まったくもって、あほらしい。
　温泉は気持ちいいぞお！
　公園も、気持ちいいぞお！
　
　みんなで行こうよう。