家族で小旅行に行った。いろいろとあって、慰労と気分転換を兼ねて、どこか遊びに行こうか、ということになって企画を立てた。たまたま東京にいく用事もあり、自然に日本の首都に行くことになった。
地方の者が子供連れで東京で遊びに行こうということになれば、一番先に候補に挙げられるのは、ディズニーランドである。私自身はローカル志向なので、最初あまり気が進まなかったが、ことが決まるとやはりそれはそれで滅多にないイベントであり、おじさんながらそわそわわくわくしたものである。
ディズニーランドに行ったのは、もっと子供が小さい頃一度あったので、二回目である。ごく男性的な観点からすると、このディズニーというところ幼稚とも言える。しかし、いったんその世界に入って雰囲気に乗ってしまうと、とんでもなく楽しいところになってしまう。
まさに魔法である。普段歩かない距離を歩き、普段並ばない列に一時間以上も並び、アトラクションに乗り、パレードを見る。それは夢の世界であり、子供たちともども、おとなもすべてを忘れて楽しむことが出来た。
さて、楽しい時間というのはどうして早く進むのか、という例の疑問を頭に浮かばせながら、帰りの羽田空港行きのバスに乗った。
後ろの席で、同じ関西方面に帰る若い女の子たちが話をしているのが耳に入る。
「ああ、明日からまた現実にもどらんとあかんのやね」
そう、そのとおり。楽しい夢はいつかさめ、現実に戻らなければならないのだ。寂しいことに。
だが私の感覚は彼女たちとは少し違った。楽しい夢と別れなければならないのは確かに寂しい。しかし、田舎に戻り、現実の世界に返っても別の宝物を私は持っている。恥ずかしいので小さな声で言うが、それは何かというと「ボニョボニョ」である。
え、聞こえないって?
しょうがない、恥ずかしいが言ってしまおう。
それは「家族」である。以上。(恥ずかしいので即座に記事を終了する。)
地方の者が子供連れで東京で遊びに行こうということになれば、一番先に候補に挙げられるのは、ディズニーランドである。私自身はローカル志向なので、最初あまり気が進まなかったが、ことが決まるとやはりそれはそれで滅多にないイベントであり、おじさんながらそわそわわくわくしたものである。
ディズニーランドに行ったのは、もっと子供が小さい頃一度あったので、二回目である。ごく男性的な観点からすると、このディズニーというところ幼稚とも言える。しかし、いったんその世界に入って雰囲気に乗ってしまうと、とんでもなく楽しいところになってしまう。
まさに魔法である。普段歩かない距離を歩き、普段並ばない列に一時間以上も並び、アトラクションに乗り、パレードを見る。それは夢の世界であり、子供たちともども、おとなもすべてを忘れて楽しむことが出来た。
さて、楽しい時間というのはどうして早く進むのか、という例の疑問を頭に浮かばせながら、帰りの羽田空港行きのバスに乗った。
後ろの席で、同じ関西方面に帰る若い女の子たちが話をしているのが耳に入る。
「ああ、明日からまた現実にもどらんとあかんのやね」
そう、そのとおり。楽しい夢はいつかさめ、現実に戻らなければならないのだ。寂しいことに。
だが私の感覚は彼女たちとは少し違った。楽しい夢と別れなければならないのは確かに寂しい。しかし、田舎に戻り、現実の世界に返っても別の宝物を私は持っている。恥ずかしいので小さな声で言うが、それは何かというと「ボニョボニョ」である。
え、聞こえないって?
しょうがない、恥ずかしいが言ってしまおう。
それは「家族」である。以上。(恥ずかしいので即座に記事を終了する。)