なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

早春の花を求めて~京都府立植物園2021/3上旬(1)

2021-03-16 05:29:38 | 植物

週末ごとの雨にふてくされているなつみかんです。
(あ、日曜日は数時間ですが地元の散策に行って、キレンジャクを見れたのでラッキーでしたが)
なんと今週末もず~っと雨の予報!
でも、こんなこともあろうかと、ふふふ、ネタを仕込んでいたのですね。
3月最初の土曜日、小雨降る強風の寒い日、無理やり京都府立植物園に出かけて春の花を撮ってきました。
今日からしばらく植物園で見かけた春の花の特集をお届けします!
え?花の回転が早い春の時期、もう賞味期限切れ?
気にしない、気にしない。来年の参考にしてくださいませ~

前置きが長くなりました。
まずは植物生態園で見かけた早春の草花特集です。
去年同時期に撮った写真で予習をしてから出かけたので、パパっと咲いていそうな場所に移動。
(とにかく寒かった・・・雨降ってるし・・・)

閉じているかと心配していたミヤマカタバミ(カタバミ科カタバミ属)、かろうじて半開きでした~
わりと林縁などで見かける花ですが、調べたら東海地方~四国にしか分布しないそうです。



もう一種類、沢山咲いているはずのユキワリイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)
あ~あ、やっぱり閉じています。


かろうじて半開きの花をパチリ。
週末のお天気が良かったら、以前見に行った滋賀の瀧樹神社にもまた行きたいのですが・・・


イチリンソウ属といえば、イチリンソウ、ニリンソウ、どんな感じでしょうか。
イチリンソウはまだ全く姿見かけず。ニリンソウは蕾・・・
今は多分満開でしょうね~


2月に行ったときにも見かけたオウレンたちはどうなっているでしょうか。
バイカとコセリバは完全に終了。わずかにセリバオウレンだけ咲いていました。
でももう実が出来始めています。


そうそう、カテンソウ(イラクサ科カテンソウ属)も咲いているかも・・・
う~ん、微妙。蕾・・・でしょうか。
こちらはユキワリイチゲの隣に生えていますが、見逃す人が多いと思います。


そうだ、モミジチャルメルソウ(ユキノシタ科チャルメルソウ属)も咲いているかも・・
ミズバショウの芽が出ていた小さい池に移動。
少しだけですが、咲いていました~(でもピンボケ・・・)
野生でもチャルメルソウの仲間はわりと見かけますが、絶滅危惧種のモミジチャルメルソウには出会ったことがありません。


フキ(キク科フキ属)の若い花茎はご存じフキノトウ。
フキノトウには雄花と雌花があります。
植物生態園ではよく分かるように隣同士に・・・
雄花です。


こちらは雌花。
でもこんなに大きくなったらもう食料には向きませんね。


最後は木のうろに咲いていたタチツボスミレ(多分)。
平凡な花ですが、すごく綺麗でした。


いかがでしたでしょうか。
暗い上、揺れるのでいつも以上に画像が悪いのはご勘弁くださいね。
まだまだ続きます。

【撮影:2021/3/6  京都府立植物園】


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます^^ (attsu1)
2021-03-16 06:20:20
まさに早春の春の花、オンパレード
楽しませていただきました。

ミヤマカタバミ、カタバミは色々ありますが、
山で咲いているのは、自然の綺麗さがありますね。

モミジチャルメルソウ、チャルメルソウは、
日陰にあることが多く、私も上手く撮れない花の一つです(^^;)

フキは、雌雄別なんですね。
勉強になります^^

ほんと一気に春になりましたね(^.^)/
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お寒い中、ありがとうございます (shu)
2021-03-16 08:30:30
なつみかんさん おはようございます。
今回は、多少見慣れたお花もあり、嬉しかったです。
寒い雨の中、取材していただき、ありがとうございました。

ひとつ、気になるところがありましたので、ご確認いただけると幸いです。
ミヤマカタバミですが、「東海地方~四国にしか分布しない」とありますが、東海地方ではなく東北地方の誤りではないでしょうか。
私は長野県でも見ています。ネット情報ですが「東北地方南部から中国地方・四国、中区・ヒマラヤ」と詳しく書いたものもあります。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/oxalidaceae/miyamakatabami/miyamakatabami.htm
ちなみに、山渓ハンディ図鑑には、本州・四国となっています。
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早春の花 (fukurou)
2021-03-16 08:43:45
なつみかん様
おはようございます。
早春の花、いいですね。
スプリングエフェメラルと言う言葉の方が好きです。
何となくカタカナ語で春の妖精のような感じがして。(笑)
開田高原でもユキワリイチゲ、ニリンソウは咲いてくれます。
4月末からですけどね!
返信する
こんにちは~ (さざんか)
2021-03-16 11:48:16
3月最初の土曜日と言えば、10日前ですよね。
これらのお花を見ると、もっと前のような気がします。
それだけ季節の進み方が早いってことでしょうか。
フキノトウ以外は住宅街ではあm利見かけない花ですので、何度見せて頂いても新鮮です。
どの花も楚々として美しく、スプリングエフェメラルというのに相応しいですね。
チャルメルソウの花はちょっと雰囲気が違いますけど。
なつみかんさんはいざという時の写真のストックがいっぱいおありなんですね。(^^♪
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ふふふ (冬湖)
2021-03-16 16:16:00
>ネタを仕込んでの・・・
今日も小雨にけぶるやや肌寒い日
皆様方とのお勉強会、ご一緒させてくださいませ
「Wikipedia・山渓ハンディ図鑑・四季の山野草」も検索することになり、大変参考になります

「ふふふ」一昨年、富山県探訪の時からファンとなっています
https://fu-fu-fu.jp/
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早春の妖精 (ダリアクミコ)
2021-03-16 18:23:04
なつみかんさん今晩は!

春の妖精がいち早くお出ましですね
流石京都植物園

モミジチャルメルソウ、ミヤマカタバミ?
珍しいですね、初見です。
フキに雄雌解るようには良いかもしれません
勉強になります。

一雨ごとに近づいていくんですから
あめの降り方も有りますが仕方ないと諦めています(笑)
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難しい (なつみかん)
2021-03-16 20:56:15
attsu1さん、こんばんは。
早春の花特集、楽しんでいただけて良かったです。
ミヤマカタバミは、園芸種のカタバミに比べて和の趣があります。
一番最初に知った早春の山野草の一つです。
そういえば最近野生の花は見かけていません・・・

チャルメルソウは難しいですね~
「花がチャルメラの形」と言われても全く分かりません。
ここはマクロレンズを駆使する、マクロマン方にお任せしたいと思います^^

今週末はサクラの開花も見込まれるようですが、雨ではね~
ライトアップは今年も中止です・・・
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目撃情報 (なつみかん)
2021-03-16 20:58:59
shuさん、こんばんは。
早春の花、取材を強行しましたが、その甲斐がありました。
本当はもっと早く投稿した方がいいんですけど・・・

ご指摘のミヤマカタバミ。
私の記事の元ネタは松江の先生です(松江の花図鑑)。
いつも正確な情報をいただくのですっかり信用していましたが、実際に信州や関東でも咲いているとすれば、そちらの方が正しいのだと思います。
教えてくださってありがとうございました!
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関東の方が早い? (なつみかん)
2021-03-16 21:06:30
さざんかさん、こんばんは。
今年は花の咲く時期がうんと早いか、意外と遅いか、二分化しているように思います。
去年に比べたら、ソメイヨシノの関東での開花は早かったようですね。
ミヤマカタバミやチャルメルソウなどは、去年と同じ時期でした。
ユキワリイチゲはまだまだ見頃だと思います。

3月は週末ごとに雨予報だったので、在庫を大切に残していました。
明日からも続々と載せていきますので、どうぞご覧くださいね^^/
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順番間違えました~ (なつみかん)
2021-03-16 21:11:27
fukurouさん、こんばんは。
レスの順番が違っててごめんなさい。
スプリングエフェメラル、いい言葉ですね~
でもどちらかというと、ニリンソウとかエンゴサクとか、カタクリとか、イチゲなどを思い浮かべます。
北海道の林床に群生するエゾエンゴサクとイチリンソウの写真を見たときは息を呑みました。
生きてるうちに一度は本物を見てみたいです。

fukurouさんは開田高原で色々な花を見られていいですね。
私はとりあえず植物園でほそぼそと観察を続けています(笑)
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