センニンソウがいっぱい

連日の猛暑日、外に出るのもためらわれます。
でも買い物をしないわけにもいかない・・・
ということで、少しでも涼を求めて、池経由でスーパーに行くことにしました。
いつもの大池を通り越し・・・
おやおや、ここで曲がらないとスーパーに行けませんよ。
心の声に封をして、小池先の小川のある湿地に向かいます。
まず出会ったのが甘いインパクトのある香り・・・そう、クサギです。


前にハリエンジュが沢山咲いていた林の下には、たくさんのクサギが・・・
ここだけではなく、普通の空き地にもいつの間に出てきたの？と思うくらい花が・・・
　　　　

でも目的はこれではありません。
予想的中！思った以上に咲いています！
遠目にも白く見えるこのつる植物は、そう、センニンソウです。


フェンスの網が見えないくらいに沢山の花。


センニンソウはキンポウゲ科センニンソウ属。こう見えて、つる性の小低木です。
センニンソウ属はクレマチス属。そう、あのクレマチスはセンニンソウのお仲間です。


花の後の実につく長い髭を仙人の髭にたとえて、この名がつけられました。


道を挟んだ反対側にはほかの植物の上を這うようにセンニンソウが広がって咲いていました。
よく似た花にボタンヅルがありますが、センニンソウの葉はつるんと全縁なのに対して、
ボタンヅルは鋸歯のある三出複葉で、その名の通りボタンに似た葉をつけます。
地元にはセンニンソウばかりで、ボタンヅルは見られません。


雄蕊も雌蕊も多数・・ってこの写真じゃわからない～
今度もう一度撮りなおしてきます。


ほんのわずかな遠回りでしたが、心が満たされました。
さあ、マスクをきちんとつけなおして夕食のお買い物です。

【撮影：2020/8/9　宇治市】