みずの森の見どころはこれだけではありません。
この日はとても暑かったので、早々にロータス館に移動。
ロータス館というのは宇治市植物公園でいうと緑の館のようなところで、種々の展示や温室があります。
見逃せないのは、ロータス(蓮)の魅力を種々の角度から紹介した常設展示室。
もう何度も行ってるので、私はしっかり見逃しましたが(笑)
ちょっと目を引いたのが、エントランスホールの龍。
よく見ると、うろこは金に彩色した松ぼっくりのようでした。
すごくリアルで、すごいセンス!
ここからお目当てのアトリウムに移動します。
あ~涼しいのはここまでか・・・
アトリウムというこじゃれた名前の施設、要するに温室です。
といっても、他の温室とは一味違います。
って、何が違うねん!ですが。
(上はアンスリウムの仲間、中左はカラテア、中右はイワタバコ科エピスシア属、下はブーゲンビレア)
もちろん温室なので、これらの熱帯原産の植物も少しは咲いているのですが、真打はこちらです。
スイレンです!首が長~く伸びたこちらのスイレンは熱帯スイレン。
アトリウムのイチオシは何といってもこの池。
加温しているので冬でもスイレンが見られます。(今は暑い・・・)
こんな感じの池に点々と咲いていました。
そして何と言ってもこの池の名物といえばこちら。
水面を鏡にしてくっきり映ったスイレン。
そう、逆さスイレンです。
名物と書いたのは、ここでは逆さスイレンを見やすく(撮りやすく)するための場所まであるのです。
おじさんカメラマンたちがそこで立ち止まって熱心に撮影されていました。
とはいえ、葉が多いので、なかなか鏡となる水面が見つかりません。
さらに、背が高いとどこにピントを合わせていいかわからない・・・
へたっぴいの根気なしのなつみかんは、こんな感じの中途半端写真で満足することに。
水鏡にならなくても綺麗なスイレンはほかにも沢山!
アトリウムのスイレンにもイトトンボ
これでもかとスイレンを撮り倒しましたが、ここで見られるのはスイレンだけではありません。
こんな花も・・・
ミズオオバコ(トチカガミ科ミズオオバコ属)です。水鏡になっています。
「水田雑草の女王」と呼ばれるほど美しい姿ですが、自生を見ることはありません。
絶滅危惧種になっているようです。
そしてこちらは・・・
逆さガガブタです。
普段見慣れたガガブタより背が高くて元気いっぱいですね。
こちらは、いわゆるガガブタではなく、ガガブタの仲間(ミツガシワ科アサザ属)だそうです。
見た目の違いはよく分かりません。
地下茎を伸ばして成長する抽水植物です。
茎の先っぽの方から根、芽、葉、花が出てくるそうで、ここだけで独立した植物体になるそう。
そう聞くと、どんどん増えそうなものですが、個体数は減少しており、準絶滅危惧種となっています。
みずの森のアトリウム、いかがでしたでしょうか?
この後、早い昼食をロータス館にあるレストランでいただき、帰路につくことに。
その前に、ちょこっと琵琶湖の方に立ち寄ることにしました。
その様子は明日・・・
【撮影:2024/8/25 滋賀県草津市】