なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

タニギキョウにツルカノコソウが沢山~やんたん散歩2023/4下旬(2)

2023-05-03 05:35:49 | 植物

大滝に向かう林道に入ると、空気もひんやりして気持ちも落ち着きます。
入り口付近で出会ったのがこちら。


そう、ジロボウエンゴサクです。
以前は宇治川畔でも見かけたのですが、最近見かけなくなりました。
ぴゅーんと飛んでるような花の姿が可愛いですね。


こちらの幼木はなんでしょう。
くるんと丸まった部分は遠目に花かと思ったら托葉でした。
多分ウリハダカエデではないかと思います。


林道を奥に進みます。
渓流沿いに沢山咲いている花は・・・


ツルカノコソウ(スイカズラ科カノコソウ属)ですね!


いつも葉ばかり見ているのですが、今回花の最盛期に出会えました!!
・・・で、肝心の一番見たかった花ですが・・・


そう、タニギキョウ(キキョウ科タニギキョウ属)です。
去年行った時はびっくりするくらい沢山咲いていたのですが、今年はこっちに一輪、あっちに一輪・・・


あ~ちょっと早すぎたのかも。


見事な蕾(笑)


仕方ないので、他の花を・・
ハコベの仲間のようですが、ミヤマハコベでしょうか・・・


萼に毛があるそうなのですが、写真の撮り方が悪くてよく分かりません。
でも茎には結構沢山の毛が生えているので、多分そうではないかと・・・
花は大きめです。


そうこうしているうちに、滝に着いてしまいました。


こちらにもツルカノコソウが沢山。
なるほど~こんな風にツルになっているのですね。


滝を背景に


もう一枚


コチャルメルソウがまだ咲いていました。撮りにく~


ご神木のスギを見上げます。


根元の苔・・・




ということで、そろそろ戻ることにしました。
行きと帰り、同じ道なのですが、方向が変わるだけで見つかる花もあります。
ほら!


ミヤマキケマン(ケシ科キケマン属)が咲いていました。
例年見かけるのですが、今年はちょっと遅かったのか少ないですね~

早春に咲くネコノメソウの仲間もすっかり時機を逃しました。
ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)に種ができています。


見たかったハナネコノメはこれこの通り・・・来年は見逃さないぞ~


ということで散策はさくっと終わり、元の道を戻ります。
砂防ダムから集落の見下ろす場所です。
ここにもシャガ。


こちらがコバノガマズミですね。花が満開でした。
なんで、行きは気付かなかったんでしょう。


そして一番驚いたのがこちらでした。
水路脇に咲いていた白い花、望遠で覗いてみると・・・


なんと、ニリンソウじゃないですか!!!
こんなところに生える?
本当にびっくりです。

このあとやんたん会館で茶汁をいただき、永谷宗円の生家方向を少し散策後、やんたんを後にしました。
そうそう、帰りに宇治川に寄り、ギンリョウソウを見たことは投稿済みですね。

【撮影:2023/4下旬 宇治田原町】


コメント (11)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シャガとキランソウとキセキ... | トップ | オギロードの今~宇治川散歩2... »
最新の画像もっと見る

11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (shu)
2023-05-03 08:30:34
今日はよいお天気ですね。
お天気がよいので、もうお出かけでしょうか?
さて、湯屋谷のシリーズ2日目はジロボウエンゴサクからですね。山道を歩いている雰囲気がすごくよく出ています。
次は文章を読む前に写真を観たのですが、カエデの仲間かと思いました。ウリハダカエデの若葉なのですね。
カエデの仲間は、秋の紅葉時に注目しますが、青葉の時期もきれいですね。
次のツルカノコソウは、タイトルにあったのに分かりませんでした。5弁の小さな花がたくさん咲くのですね。葉にも特徴があるようです。
その次のタニギキョウは、タイトルにあったので分かりました。昨年飯豊で観ています。その時は1輪だけぽつんと咲いていました。
こんなに群生するのですね。見事な蕾が開いたら、もっと見事なことでしょうね(笑)
ミヤマはコバは10弁花かと思いました。実は5弁花で1つ1つの花弁がハート型なのですね。
タニギキョウもそうですが、山でこんな小さな花を見つけると嬉しくなります。
実は昨日もそうでしたが、それを話すと長くなるので、後ほどブログに書くことにしましょう。
飛びますが、ミヤマキケマンは好きなお花です。帰り道で往きに見逃した花を見つけることがよくあります。
ミヤマキケマンのような目立つお花でも見逃すことがありますよね。よかったですね。
最後のニリンソウですが、まだ咲いててよかったですね。上高地あたりではそろそろ見頃になるかもしれません。
返信する
おはようございます (さざんか)
2023-05-03 09:12:48
こういう薄暗くて湿っぽいような場所に行ったことが無いので、何度見せて頂いても珍しいです。
小さな花も見逃さず、名前も分かるなつみかんさんんは素晴らしいです。
ジロウボウエンゴサク、チャルメルソウ、キケマン、シャガ、ニリンソウしか分かりません。
ネコノメソウの品種も覚えられません。
ツルカノコソウはひっそりと咲いていますね。
滝の水音が聞こえるようです。
何度行かれても、発見がありますね。
今回はニョロニョロは出ませんでしたね。
拝見するだけで涼しくなりました。
返信する
おはようございます^^ (attsu1)
2023-05-03 10:07:40
やんたん、
森、リンドウ、渓谷、渓流、
良い空気を空いながら、静かな時間が流れているのを感じます。

ジロボウエンゴサク
何回か書いてますが、ムラサキケマンとシロヤブケマンぐらいしか見ない私、
ジロボウエンゴサク、
ホームグラウンドの少ない野草を育てているところだけなんで、貴重な花なんです^^

ツルカノコソウ、タニギキョウ
渓谷を感じます。宇治川周辺とは、まるで違う景色を楽しませていただきました

ミヤマキケマン、
こんなの見たことないです。
見てみたいです😉

ゴールデンウィーク、真っ盛り、
楽しまれてくださいね^^
返信する
やんたんの森 (ピエロ)
2023-05-03 16:31:57
なつみかんさん こんにちは
やんたんは年に何回も行かれるの?
国有種のミヤマハコベ見たことがありません。
こういう湿った所に生えているのでしょうか。
小さな花を色々発見されて楽しそう。
タニギキョウはツンツン蕾が並んでこれから満開を迎えるのですね。
帰りは一服してやんたんを満喫しましたね。
返信する
ピンボケコメント (ninbu)
2023-05-03 19:39:13
なつみかんさん、こんばんは。
本日登場した植物は全部で12品種あったと思います。
クイズではないのですが、何と私は2品種しかわかりません。
シャガとニリンソウだけは何とか知っており全敗だけは免れました。(^-^;

コメントが浮かばないので、知らない植物の漢字表記を調べて遊んでみました。

ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
ウリハダカエデ(瓜膚楓)
ツルカノコソウ(蔓鹿の子草)
タニギキョウ(谷桔梗) 
ミヤマハコベ(深山繁縷)
コチャルメルソウ(小哨吶草)
ミヤマキケマン(深山黄華鬘)
ヤマネコノメソウ(山猫目草)
ハナネコノメ(花猫の目)
コバノガマズミ(小葉莢蒾)
シャガ(著莪)
ニリンソウ(二輪草)

園芸品種の学名のように、長いカタカナ表記ほどではありませんが、
カタカナ表記だけ見ると、私には単なる記号としか見えません。
このように漢字表記にすると、何となく植物のイメージがわかります。

時間があれば、今回わからなかった10品種の詳細を調べて、どんな
植物か勉強して見ます。調べてもきっとすぐ忘れると思いますが・・(笑)

本日も本題から外れたピンボケコメントでごめんなさい。m(__)m
返信する
最高です (なつみかん)
2023-05-03 22:47:50
shuさん、こんばんは。
今日は午前中宇治市植物公園にちょこっとだけ行っただけです。
さすがにGWだけあって、人が多かったです。

やんたんの大滝に向かう山道は距離にしたらほんのわずかですが、いかにも渓流沿いにふさわしい花に出会えます。
ジロボウエンゴサク、今年は諦めていたのですが、見られて良かったです。
ウリハダカエデは、比較的開けた土地に多いように思いますが、ここでも工事現場と接するような場所に生えていました。
ツルカノコソウは、やんたんにはとても多いです。
スイカズラ科というのがピンと来ていなかったのですが、今回は蔓をみて分かりました。
おっしゃる通り、葉も特徴的なので、芽生えから気づきます。

タニギキョウはここではいつも群生しています。
タイミングが早すぎたようで残念でした。
ミヤマハコベはロケーションだけではなく、雰囲気もいい感じです。
白い花は結構目立つので気づくことが多いです。
ミヤマキケマンも結構渓流沿いで見かけることが多いです。
キケマンをご覧になったことがありますか?
こちらは海岸などで見ることがあります。
ニリンソウはまさか水路の石垣で咲いているとは思いませんでした。
不思議です・・・
返信する
独特の・・・ (なつみかん)
2023-05-03 22:53:19
さざんかさん、こんばんは。
やんたんの裏手に鷲峰山という山があるのですが、こちらにも色々な植物があるそうです。
京都南部のこの辺りの山地には、貴重な植物がまだ残っているようですね。
今回見たお花は、特に貴重というほどではないかもしれませんが、私にとっては宝物のようなお花です。
環境が変わるとあっという間になくなってしまいそうなので、いつまでもこのままでいてほしいです。
(いつもの宇治川沿いのジロボウエンゴサクとタニギキョウは、道路工事でなくなりました)

ツルカノコソウは一番いいタイミングだったようです。
次に行くときは何が見られるかな~
返信する
地元の方でも・・・ (なつみかん)
2023-05-03 23:00:18
attsu1さん、こんばんは。
もう長いこと町道工事をしているせいか、大滝まで足を運ぶ人はそれほど多くありません。
(9月に行われるお祭りは別だそうですが)
ですので、いつ行っても林道を独り占めしています。
アプローチは結構長いですが、林道自体はのんびり歩いても30分かかりません。
そのわずかな距離に、色々な花が咲くのですから、本当にすごいです。

ジロボウエンゴサクはまだ見かける方ですかね~
以前南丹の山でヤマエンゴサクを見たのですが、そちらの方がもっといろんな色があって綺麗でした。
なかなか地元で見られませんが・・・

おっしゃる通り、宇治川から30分も離れていないのに、急に山の中っぽくなります。
その魅力で何度も足を運んでしまうのかもですね。

今日少しだけ宇治市植物公園に行ったのですが、いつもの道で帰ろうとしたら大渋滞でした。
幸い抜け道を使ってほぼ渋滞なく帰れたのですが、ビックリしました・・・
返信する
大好きな場所 (なつみかん)
2023-05-03 23:03:43
ピエロさん、こんばんは。
はい、やんたんは年に6、7回行ってますね。
特に春は色々な花が見られるので、去年などは毎週のように通っていました。
今年もまた何度も見に行きたいです。
タニギキョウはちょっとタイミングが早すぎました。
蕾は沢山見つけたのですが・・・
そのかわり、ツルカノコソウが沢山!!
次は何を見られるでしょうか。
返信する
難しすぎる!! (なつみかん)
2023-05-03 23:08:41
ninbuさん、こんばんは。
漢字変換、難し~
でも、面白~い!
それにしても、難しい漢字が多いですね。

特に、ハコベ。繁るぼろ?と思ったら、糸へんでした。
ガマズミも絶対に読めませんね。
第一、見たこともない漢字です。
シャガもです。
チャルメルは見たことがありました。
あとは何とか・・・
載せてくださってありがとうございます!!
全然ピンボケじゃないですよ~

植物自体についても調べて教えてくださいませ。
ハコベの仲間などいかがですか?
返信する

コメントを投稿