なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

今年も会えたよ!赤紫の星の花~宇治川散歩2024/8上旬(1)

2024-08-09 05:31:07 | 植物

ネタに困ったら植物園に行くのが定番なのですが、同じくらい色々な植物がみられる場所があります。
前回出かけてから20日足らず、とある植物を見たくて再訪しました。



その場所は、宇治川天ヶ瀬付近です。
行った時は、雨が降らず、ダムの放流もないので、水が減って川岸の岩が露出していました。
釣り人もノンビリ釣り糸を垂らしていますが、7時半ですでに30℃超え。

正直この暑さですから、それほどの植物があることは期待していませんでした。
ところが・・・



え~まだホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)が咲いている?
今年は6月初めに歩いたときから咲いていました。2か月も咲いているなんてすごい!

続いて、こちらは前回も沢山咲いていた花。もう実になってるかと思ったら、まだまだ花。


ヤブミョウガ(ツユクサ科ヤブミョウガ属)です。
上の写真で雄蕊だけが見えているのは雄性花、雌蕊も見えているのが両性花のはず。
両性花の方はもう受粉が終わって実になっているようです。
右下の写真は雄性花ばかりですね。

   

ここまでは前回同様。続いて見つけたのがこちら。


あえて全体写真を。見ての通り咲き始めのキツネノマゴ(キツネノマゴ科キツネノマゴ属)です。
下の方から咲き始め、だんだん上に咲き上って花穂が伸びてきます。今は初々しい感じ。
周りの草も全部キツネノマゴ。この辺はキツネノマゴが群生するところです。

段々目的の場所に近づいてきました。まず見つけたのがこちら。


色は鮮やかですが、なかなか開いた花が見られないミズヒキ(タデ科イヌタデ属)です。
花の先にぴゅんと伸びているのは雌蕊。

ここには小さい滝があります。水枯れしていません。
この辺り水が豊富なのか、意外とカラカラ天気でも水が浸みだしたりしています。
その分、降水量が多いと大変なことになります。



この近くに群生するのがこちら。


トキワツユクサ(ツユクサ科ムラサキツユクサ属)です。
和風ですが、南米原産の帰化植物。ずっと前に群生しているところを見たことがあります。
今年も咲いていたのでしょうか。

そして・・・じゃじゃーん


やっと見たかった植物が登場です!


この星型?ヒトデ型?の可愛い形の花は、コカモメヅル(キョウチクトウ科カモメヅル属)。
公衆トイレ前の植え込みにこの季節になるとびっしりと伸びてきて沢山の花を付けます。
こんな感じ。


もうシーズンが終わりかけかと思っていましたが、蕾が多くむしろ咲き始めだったようです。
とてもとても小さい花。一緒に咲いていたミズヒキのサイズと比べても小ささが分かります。


旧ガガイモ科だけあって、実の感じがなるほど~でした。
もっとも実が生ることは少なく、今回写っていたのも偶然でした。


見られて満足です~
続いて見たのがこちらです。


こちらは、前に沢山咲いているのを見たオニドコロ(ヤマノイモ科ヤマノイモ属)の雄株の雄花です。
コカモメヅルと並んで咲いていました。
じゃあ、雌花はどうなった?



もう受粉が終わって実になりかけていました。
この辺りは雌雄両方の株が入り乱れて咲いているので、効率がいいですね。

お次見つけたのがこちらの白い花。


ヤブジラミかしら。咲ききったら分かるのですが、初々しい咲き始めでは分かりません。
セリは沢山みましたが、もっと花の密度が濃い感じ。

近くに咲いていた2種類。
花があまり綺麗ではなかったので、小さくしました。
左がクズ(マメ科クズ属)、右がムラサキニガナ(キク科ムラサキニガナ属)の名残花です。
  

家や地元の池の畔にもわんさか咲いていますが、山際の花はちょっと綺麗?


ヤブラン(キジカクシ科ヤブラン属)です。
花がなかなか開きません。

ラストはこちらです。


花より秋の実の方が有名。ノブドウ(ブドウ科ノブドウ属)ですね。
こちらも宇治川沿いにわんさか生えているので、そのうち綺麗な実がみられることでしょう。

やっぱり道草日記みたいになっちゃいました。
お気づきの通り、本日は草本の花。
明日は木本の花をお届けしますね~

【撮影:2024/8/3  宇治川】





 

コメント (8)
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