昨日の投稿の最後の方で「この背の高い植物は何でしょう」と思わせぶりに書いた植物。
そちらがこれです。
目を疑うほど沢山咲いていました。
もうちょっと大きくしてみると・・・
さらにもうちょっと・・・
もうお分かりですね。
こちらはガーデニングや切り花で知られたジギタリス(オオバコ科ジギタリス属)です。
和名はキツネノテブクロ。
英名のFox globeをそのまま訳した名前ですが、おそらく花の形に由来しているのでしょう。
毒草としても有名で、アガサ・クリスティなど古典ミステリーによく登場します。
これだけ増えたのは、クリンソウ同様、毒があるのでシカが食べないからでしょうね~
それにしても、長い穂!見ての通り、下から上へと咲き上っていくタイプです。
家のほんの軒先に咲いていました。無人の家のようですが・・・
なんか、山里に馴染んでますね。
クリンソウが単色だったのに対して、ジギタリスの方は見ての通り結構色々な色があります。
こちらは少し薄いピンクです。
濃いめのピンク。一番多い色合いです。
見上げてみました。
家の前のジギタリス。
たまたま下から撮る形になったのですが、後で見ると蕊がぼんやり写っていました。
斑点の蜜標をたよりにマルハナバチなどが入り込みます。
中央の雌蕊に、他の花で付けてきた花粉をくっつけ、また雄蕊の花粉を付けて別の花へ・・・
という感じなのでしょうか。
今一つ、この写真では分かりません。もうちょっとちゃと撮れば良かった!
ついでに、葉もパチリ。
結構大きな葉です。どちらにしても全草に毒があるので、なるべく触れないようご用心。
集落の前を流れる川の畔にも沢山のジギタリス。
家があるのはここだけで、本当に小さな集落です。
ジギタリスに迎えてもらえるとは思いませんでした。
本当にビックリです。
ここから少し山の方に向かう道を進んでみることにしました。
トチが見られたらいいな~と思って。
そこで見た様子は明日から2回に分けて投稿しますね!
【撮影:2024/5/25 京都府綾部市】