先日ご紹介したスズシロソウ。
スズシロというのは春の七草のひとつで、ダイコンの古語です。
どちらもアブラナ科で、四弁花が特徴。
たまたま3月にダイコンを始めとしてアブラナ科の野菜の花を撮る機会があったので、特集してみました。
最初はお散歩途中で見かけたダイコンの花。
市民農園で花が咲くまで放置されたようです。
白くて綺麗な花・・・
こちらは何でしょう。
びっしり付いた黄色い花。少し引いて撮ると答えが分かります。
そう、ブロッコリーの花です。
ブロッコリーもアブラナ科だったんですね~
ここからは、3月上旬に行った京都府立植物園の四季彩の丘で見たアブラナ科のお野菜。
なぜか一角に畑があり、いつも季節の野菜を育てています。
最初は一番目を引いた紫と白のグラデーションの花。
こちら、桜島だいこんの花なんだそうです。
確かに根元を見ると、どでかいカブのようにも見えるだいこんが頭を覗かせていました。
お次は聖護院だいこんです。
こちらの花は純白でした。
こちらも桜島大根同様、丸いダイコンです。
伝統の京野菜の一つで、ほのかな甘みがあり、長時間炊いても煮崩れせず、とろけるような味わいになるのが特徴だそうです。
でも売っているのをみたことがありません。
こちらの黄色い花は、聖護院かぶのお花。
肉質が緻密で大きな聖護院かぶは、千枚漬けの原料になるそうです。なるほど~
それにしても、私には丸だいこんとかぶの区別が付きません・・・
お次は根元が見えなかったので花だけですが、茎だいこんの花です。
あまり聞き慣れないのですが、300年くらい前から京都で栽培されていたダイコンの在来種なんだそうです。
最後の2種類も京野菜。
ミブナと・・・
スグキナです。
あらら、花だけでは区別が全くつきません(笑)
葉を見たらわかるでしょうか。
植えてある様子です。
左がミブナ。細い葉をみるとよく分かります。
全国的には知りませんが、京都のスーパーなどではよく売っていて、水菜と同じように使います。
ということは右側がスグキナ。
かぶの一種で、京漬物のすぐきの原料になるそうです。
すぐきは「現代の日本では数の少ない本格的な乳酸発酵漬物」で結構酸っぱいのですが、食べるとハマります。
(でもお高いのでなかなか食べられません)
ということで、京都府立植物園で見たアブラナ科のお野菜、結局桜島だいこん以外は京野菜でした~
長々と見てくださってお疲れさまでした~
【撮影:2021/3/18 宇治市、2021/3/6 京都府立植物園】