なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

今日は綾部、国宝二王門と温泉と~福知山・綾部紀行その3

2020-12-19 05:36:49 | 植物

のどかな福知山の三段池公園・動物園、ケヤキの上に止まるハトに見送られながら後にしました。


あとは野の花を眺めながらのんびりと。まるで春!
セイヨウタンポポに


ムラサキサギゴケも!


あまりのんびりしていると遅くなるので、次なる目的地、あやべ温泉に向かいます。
京都は温泉の少ない土地柄ですが、調べてみると何か所か天然温泉があるようでした。
比較的有名な丹後半島の温泉は少し遠いのでまた次にして、福知山のお隣の綾部に向かいます。

あやべ温泉二王の湯に入る前に、北京都唯一の国宝、二王門を見学することにしました。
細い山道をくねくねと登ります。車が止められるか不安でしたが、ご心配なく。
結構ちゃんとした駐車場がありました。
(もちろん、あやべ温泉から歩いても大丈夫です。めちゃくちゃ登りですが・・・)

そこから、ソヨゴの実に見送られて徒歩で出発です!
落ち葉がびっしりと敷き詰められた石段が続きます。結構しんどい・・・



しばらく上ると、見えてきました。国宝。二王門!
普通仁王門と書かれるのが多いですが、こちらは二王門が正式名称のようです。


現存する二王門は13世紀、鎌倉時代に建立された門だそうで、「三間一戸、入母屋造、栩葺」の立派な二階建ての門です。
上層と下層ともに屋根があるのが珍しいそうです。
ごく最近、修理が終わり、朱塗りも鮮やかに当時の姿を現しました。
(逆光で撮りにくかったので、こちらは入ってから振り向いて撮った写真です)


確かになかなか立派なもんですね~


門の左右で睨みを聞かせている金剛力士像。こちらも真っ赤っか。
「あ」と「ん」
 

余談ですが、最近修復されて当時の朱塗りの姿を見せてくれる寺社仏閣が多い気がします。
地元では、平等院しかり、八幡岩清水八幡宮しかり、先日行った岩船寺の三重塔しかり・・
なんとなく渋い木の色の方がいいと思うのは現代の感覚なのでしょうか。

光明寺自体は、聖徳太子が6世紀末に創建したと伝えられ、その後7世紀後半役小角が修験道の道場に。
さらに、10世紀初に理源大師により真言密教の道場として中興され、沢山の坊を有して栄えたそうです。
その本堂ですが、門からかなりまた上ったところにあるので、時間の関係もあり今回はパス。
またの機会があったら行ってみたいと思います。
(なんと罰当たりな・・・ですが、いつか必ず行きますから!)
こちらは門の付近の光景です。






本当に山の中にあるお寺でした。


また元来た道を下って・・・


駐車場からまたくねくねと車で下り、無事あやべ温泉に到着。
空いていたのでゆったりとお湯に浸かって帰りました。
宣伝通り、里山の光景を見ながら入る「とろりとしたお湯」は最高でした!
こんど、光明寺の本堂に行く機会を作って、また来てみたいと思います。



【撮影:2020/12上旬 綾部市】

コメント (10)
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