京都府立植物園の温室、後編です。
前にY氏が美しく撮って投稿されていたので気が引けるのですが、花の魅力にクラクラしたので、臆面もなく載せることにしました。
メディニラ・クラサタ(ノボタン科)です。
花はそれほど大きくありませんが、透明な花弁と特徴のある蕊はノボタン科の魅力たっぷり!
小さい花が房状に付き、遠目にはシャンデリアのように見えることから、シャンデリアプラントの別名も・・・
うっとりと眺めながら先にすすみます。
あ、私の好きな花が咲いてる!
こちらも小さい花ですが、色と形が可愛く、目立っています。
名前が超覚えにくくて、ペアルケア・ヒポキルティフロラ(イワタバコ科)といいます。
花は違いますが、確かに葉の感じはイワタバコ科っぽいですね。
同じ部屋の出口付近に咲いていたこちらは、ピンクの傘を被った可愛い花。
ネマタンツス・ブラジリエンシスというそうです。
下から見上げただけでは、花の造りが全然わかりません・・・
ネットで調べてみたら、どうも薄青い実がなるようです。要チェック!
乾燥地域室に移動します。
あ、この花は!
コダカラベンケイ(ベンケイソウ科カランコエ属)の花です。
コダカラベンケイといえば、葉の縁に沢山の小さな子株を付けることで有名。
そのため、花言葉は「子孫繁栄」。
肝心の葉の写真がありません・・・
お隣には、緑色の花。
これは同じ属のセイロンベンケイ、別名ハカラメ、マザーリーフです。
水につけておくと葉の縁から子株を出してどんどん増えます。
花の形から、別名トウロウソウというそうです。
さて、前にさざんかさんに教えていただいた「生ってるよ!」の第二弾、バオバブの実を見てきました。
アオイ科バオバブ属。サバンナに生える木だそうです。
大きな温室なので、木自体もかなり大きく、幹が徳利型になっています。
見上げてみました。
結構面白い花が咲くようなので、今度見てみたいです。
アフリカには、樹齢1000年を超える木が残り大切にされていましたが、ここ10年くらいですべて枯死してしまったそうです。
地球規模の気象変動のせいだとしたら、とても悲しく、変化の速さに恐怖すら感じます。
温室も終わりに近づいてきました。フィナーレはラン!
・・・前日咲くやこの花館で撮りすぎて、気が抜けていたせいか、2枚しか写真がなかった・・・
その中の一枚、フラグミペディウム属のラン。
お気に入りの白いラン。
ジュメレア・サギッタタです。
お付き合いくださってありがとうございました!
明日が京都府立植物園の最終回になります。
(つづく)
【撮影:2020/1/6 京都府立植物園】