なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

冬は温室Part.2~京都府立植物園2020年1月(6)

2020-01-20 05:29:48 | 植物

京都府立植物園の温室、後編です。
前にY氏が美しく撮って投稿されていたので気が引けるのですが、花の魅力にクラクラしたので、臆面もなく載せることにしました。
メディニラ・クラサタ(ノボタン科)です。
花はそれほど大きくありませんが、透明な花弁と特徴のある蕊はノボタン科の魅力たっぷり!


小さい花が房状に付き、遠目にはシャンデリアのように見えることから、シャンデリアプラントの別名も・・・
      

うっとりと眺めながら先にすすみます。
あ、私の好きな花が咲いてる!
こちらも小さい花ですが、色と形が可愛く、目立っています。
名前が超覚えにくくて、ペアルケア・ヒポキルティフロラ(イワタバコ科)といいます。


花は違いますが、確かに葉の感じはイワタバコ科っぽいですね。

同じ部屋の出口付近に咲いていたこちらは、ピンクの傘を被った可愛い花。
ネマタンツス・ブラジリエンシスというそうです。
下から見上げただけでは、花の造りが全然わかりません・・・
ネットで調べてみたら、どうも薄青い実がなるようです。要チェック!


乾燥地域室に移動します。
あ、この花は!


コダカラベンケイ(ベンケイソウ科カランコエ属)の花です。
コダカラベンケイといえば、葉の縁に沢山の小さな子株を付けることで有名。
そのため、花言葉は「子孫繁栄」。
肝心の葉の写真がありません・・・

お隣には、緑色の花。
これは同じ属のセイロンベンケイ、別名ハカラメ、マザーリーフです。
水につけておくと葉の縁から子株を出してどんどん増えます。
花の形から、別名トウロウソウというそうです。


さて、前にさざんかさんに教えていただいた「生ってるよ!」の第二弾、バオバブの実を見てきました。
アオイ科バオバブ属。サバンナに生える木だそうです。


大きな温室なので、木自体もかなり大きく、幹が徳利型になっています。
見上げてみました。
結構面白い花が咲くようなので、今度見てみたいです。



アフリカには、樹齢1000年を超える木が残り大切にされていましたが、ここ10年くらいですべて枯死してしまったそうです。
地球規模の気象変動のせいだとしたら、とても悲しく、変化の速さに恐怖すら感じます。      

温室も終わりに近づいてきました。フィナーレはラン!
・・・前日咲くやこの花館で撮りすぎて、気が抜けていたせいか、2枚しか写真がなかった・・・
その中の一枚、フラグミペディウム属のラン。


お気に入りの白いラン。
ジュメレア・サギッタタです。


    

お付き合いくださってありがとうございました!
明日が京都府立植物園の最終回になります。

(つづく)

【撮影:2020/1/6 京都府立植物園】

コメント (8)
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