なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

草花は地味~にスタート~京都府立植物園2019年6月 (3)

2019-06-28 05:19:21 | 植物

京都府立植物園は京都最大の植物園ですから、当然どの時期に行っても色んな花が咲いています。
今回で言えば、アジサイ・・・その華やかな様子はすでにご紹介したとおり。
でもその他の花といえば、さすがに春先の華やかさにはかないません。
そんな時期は、少々地味な花にもスポットライトが当たります。
で、なつみかんといえば、元々地味~なお花好き。ウキウキしながら見て回ります。

今回の目玉はこれ! 植物園もイチオシのキヌガサタケ(スッポンタケ科キヌガサタケ属)



ちょっとレースのスカートがしょぼいけど、初めて見たので感激です!!
竹林に咲いていました。

        

ハス池に沢山咲いていたこちら。ハンゲショウ(半夏生; ドクダミ科ハンゲショウ属)です。
花は穂状に垂れ下がり、それほど目立ちませんが、下の葉が白くなって遠くからでもよく分かります。



この白い部分は花びらの代わりで、虫たちはこの白を目指して寄ってくるそうな・・・
半夏生の由来は、暦の半夏生(7月2日頃)に咲くからだとか、半分だけ化粧しているから半化粧だとか言われています。
最近自生地が減っているそうですが、京都府立植物園でも、山田池公園でもびっしりと繁殖しています。

        


地味~だけど目を引くヤマコンニャク(サトイモ科コンニャク属)。
色は地味だけど、なかなかにインパクトのある姿です。
四国から九州以南に分布し、絶滅危惧種だそうです。



例によって覗き込むと、すでに中の方に粒々の実が・・・
マムシグサと同様、葉が落ちた後、実が熟して緑→赤→青に変化するそうです。
この三色が混じった実ってすごく派手そう!

        

変な形のビロードのような手触りの花、もとい蕾でした。
こちらはこの時期の植物園イチオシ、オオバウマノスズクサ(ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属)。



つる植物ですが、観察しやすいように、こんな感じで渡したひもに巻きつく様にしています。

  

去年はもっと早く咲いていました。まるで食虫植物のようですが、普通の花です。

                
                (2018/6/2 京都府立植物園)


花の最後はこちら。ワタナベソウ(ユキノシタ科)です。
遠めには花が地味ですが、良く見ると趣のある花・・・




花のアップと・・・



全体です。まるでヤブレガサのような姿ですが、ユキノシタ科。

                


お花(プレ含む)の最後はこちらです。みんなのあこがれ、レンゲショウマ~



皆様から蕾便りが届いていますが、一番いい時期に見るのにはどうしたらいいのでしょう・・・
(って、どこからか、自分で育てたら?という声が・・・)

地味な花といいつつ、特徴のある姿に目が奪われます。
本日ラストは地味~な生物、カナヘビです!
のんびり葉っぱにしがみついていて、近づいても逃げませんでした。


        

(つづく・・・)

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする