京都府立植物園は京都最大の植物園ですから、当然どの時期に行っても色んな花が咲いています。
今回で言えば、アジサイ・・・その華やかな様子はすでにご紹介したとおり。
でもその他の花といえば、さすがに春先の華やかさにはかないません。
そんな時期は、少々地味な花にもスポットライトが当たります。
で、なつみかんといえば、元々地味~なお花好き。ウキウキしながら見て回ります。
今回の目玉はこれ! 植物園もイチオシのキヌガサタケ(スッポンタケ科キヌガサタケ属)
ちょっとレースのスカートがしょぼいけど、初めて見たので感激です!!
竹林に咲いていました。
ハス池に沢山咲いていたこちら。ハンゲショウ(半夏生; ドクダミ科ハンゲショウ属)です。
花は穂状に垂れ下がり、それほど目立ちませんが、下の葉が白くなって遠くからでもよく分かります。
この白い部分は花びらの代わりで、虫たちはこの白を目指して寄ってくるそうな・・・
半夏生の由来は、暦の半夏生(7月2日頃)に咲くからだとか、半分だけ化粧しているから半化粧だとか言われています。
最近自生地が減っているそうですが、京都府立植物園でも、山田池公園でもびっしりと繁殖しています。
地味~だけど目を引くヤマコンニャク(サトイモ科コンニャク属)。
色は地味だけど、なかなかにインパクトのある姿です。
四国から九州以南に分布し、絶滅危惧種だそうです。
例によって覗き込むと、すでに中の方に粒々の実が・・・
マムシグサと同様、葉が落ちた後、実が熟して緑→赤→青に変化するそうです。
この三色が混じった実ってすごく派手そう!
変な形のビロードのような手触りの花、もとい蕾でした。
こちらはこの時期の植物園イチオシ、オオバウマノスズクサ(ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属)。
つる植物ですが、観察しやすいように、こんな感じで渡したひもに巻きつく様にしています。
去年はもっと早く咲いていました。まるで食虫植物のようですが、普通の花です。
(2018/6/2 京都府立植物園)
花の最後はこちら。ワタナベソウ(ユキノシタ科)です。
遠めには花が地味ですが、良く見ると趣のある花・・・
花のアップと・・・
全体です。まるでヤブレガサのような姿ですが、ユキノシタ科。
お花(プレ含む)の最後はこちらです。みんなのあこがれ、レンゲショウマ~
皆様から蕾便りが届いていますが、一番いい時期に見るのにはどうしたらいいのでしょう・・・
(って、どこからか、自分で育てたら?という声が・・・)
地味な花といいつつ、特徴のある姿に目が奪われます。
本日ラストは地味~な生物、カナヘビです!
のんびり葉っぱにしがみついていて、近づいても逃げませんでした。
(つづく・・・)