なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

植物生態園のお花たち(1)~レンゲショウマ・ヤマユリ・オニユリなど

2018-08-04 07:00:45 | 植物
3日お休みをいただき、今日から再開です。
先週末に出かけた京都府立植物園の植物たちが出番を待っていますので、数回に分けてご紹介します!

最初はもう出会えないかと思っていた綺麗どころです。
数輪しか咲いていませんでしたが、ちゃんと待っていてくれました^^

レンゲショウマ(キンポウゲ科)

上品な薄紫のツートンカラー。
光が当たった瞬間、すりガラスのランプに!



あとは遠くに数輪花をつけた株があったのみ。



でも、見られただけで満足です。


ヤマユリ(ユリ科)

ユリの女王、ヤマユリはもう咲き終わっていると思っていましたが、こちらもたった一輪美しく咲いていました。

正面から見ても・・・



横顔も・・・



「この角度が一番綺麗に見えるの」と斜めから。



全体が取れなかったのは、この花の左側に萎んで茶色になった花があったから。
ほんと、待っていてくれて良かったです。
百合根はヤマユリやオニユリの根茎だそうです。


オニユリ(ユリ科)

茶色い斑点のあるオレンジ色の花が良く目立ちます。
1本に沢山の花が咲くはずなのですが、咲いていたのはこの一輪だけで、残りは落ちてしまっていました。



コオニユリとの一番の違いは、オニユリにはむかごが付くこと。
確かに、1粒だけですが確認できました。



昔の写真ですが、左は大阪市大理学部附属植物園で撮った大量のむかごつけたオニユリ。
右は去年戦場ヶ原で撮ったコオニユリです。ご参考まで。

 


ヒオウギ(アヤメ科)

パッと見はアヤメには見えないのですが、れっきとしたアヤメ科アヤメ属。
遺伝子解析すると、見た目では違う植物も実は仲間だと分かったりするそうです。



この時期植物園イチオシ。
名前の「ヒオウギ」は扇状に広がる葉が、平安貴族が持っていた「檜扇」に似ているからだそう。
一日花で、黒く熟した種子は「射干玉」(ぬばたま)と呼ばれ、和歌で「夜」や「黒」にかかる枕詞にされます。
古くから厄除けの祭事に用いられ、祇園祭には欠かせない植物となっているそうです。

・・・という説明が説明板に書いてありました。
京都に似つかわしい、雅な花なんですね。



ところで、今回ご紹介したのはアヤメ科のヒオウギですが、これとは別に「ヒオウギアヤメ」ってありますよね。
こちらもアヤメ科アヤメ属。
青紫色で、見た感じいわゆる「アヤメ」ですが、由来はヒオウギと同じで葉が「檜扇」に似ているからだそうです。
マイアルバムに六甲高山植物園で去年5月下旬に撮った写真があったのでご参考まで。



あれ、マイアルバムの「ヒ」項を見ていたら、ヒメヒオウギを見つけました。
同じアヤメ科ですが、フリージア属で「姫」という名の通り、花が小さいです。
去年5月にじいちゃん家の溝蓋植物園で咲いていた花です。



ヒメヒオウギズイセンっていうのもありました!
これは花壇などでもよく見かけますが、アヤメ科クロコスミア属の雑種なんだそうです。



最後の2つは何がヒオウギなのかよく分かりませんが・・・
思いっきり脱線してしまいました^^;;
久しぶりなので調子乗りすぎ!?


ラストは、出すかどうか迷いましたが、カリガネソウ(シソ科)です。
大体植物園では7月から9月頃まで咲いているのですが、今年は暑さからでしょうか、ほとんど花がありませんでした。
唯一見られた花はこちら。



これだけではちょっと寂しいので、以前撮った花をどうぞ!


(2017/7中旬撮影)

                         
                         (2016/8上旬撮影)


【今日の記事の写真:京都府立植物園2018年7月27日撮影】




コメント (16)
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