なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

府立植物園の木々(3)~猛暑に負けない!サルスベリなど

2018-08-10 05:59:24 | 植物
タイトルは「負けない」ですが、負けてます・・
負けて、いいんです。
負けるが勝ち。冷房効いた家の中でブログ見てるのが一番幸せ~

でも気温が40℃を超えようが、雨が降らなかろうが、外に立って、それでも花を咲かせている・・・
京都府立植物園木々特集のラストは、そんな健気で逞しい木々の花をご紹介します。

ザ・夏の花、サルスベリ(ミソハギ科)



昔、今はなき実家の庭にサルスベリの木がありました。
百日紅の名のとおり長く赤い花を咲かせ続け、今でもその姿を鮮明に覚えています。

京都府立植物園には正面入り口からサクラ園を通って四季彩の丘にいたる通路の途中に沢山のサルスベリが植えられています。
この濃いピンクのほか、白や薄紫もあって見ごたえがあります。

左:名前の由来となったツルツルの幹、右:濃い青空に映える!

 


お次は、ミツバハマゴウ(シソ科ハマゴウ属)

こちら、昔はクマツヅラ科でしたが、遺伝子調べた結果、シソ科にお引越し・・・
サルスベリの近くに大きな藪のようになって咲いています。



ハマゴウが単葉であるのに対して、3出葉であることから「ミツバ」という名前がつけられたそうです。
綺麗なので外国産かと思っていたら、れっきとした日本原産の木。
なかなかピントが合わないので、花の部分だけトリミング。




こちらはセイヨウニンジンボクです。
なんだか、さっきのミツバハマゴウに似てるかも・・・
と思ったら、なんと同じシソ科ハマゴウ属でした。ちょっとビックリ!
ただし、名前のとおりヨーロッパ原産です。



この間まで蕾でしたが、やっとポツポツ咲き始めました。
去年の花の後も残っていて、ちょっと雑然とした感じです。
満開になったら華やかで綺麗なのですが。




本日ラストは、生態園で咲いていた綺麗な子。
ヨウラクタマアジサイ(アジサイ科)です。



こちらはアジサイのように大きく咲いていますが、元々は玉のように丸い蕾から花が出てきて咲くタイプ。
(タマアジサイと総称します)
開き始めの頃、少しずつ白い花が伸びてくる様子を瓔珞(ようらく)に例えたのだそうです。
タマアジサイの変種で、伊豆大島で発見されたとか。




先週末に行った六甲高山植物園でもタマアジサイが沢山咲き始めていました。
丸い玉から、花が開くまでの変化については、またご紹介しますね~
コメント (8)
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