なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

地味です!木の名の草

2018-08-23 05:54:34 | 植物
今日はジョーさんのご期待に応えてお休みにしようかとも思ったのですが・・・
せっかくなので、これまで少し温めていた地味なネタだすことにしました。

なので、地味な雑草に興味ない方はここで別のページに移動してくださって全然結構です。
(って、地味な雑草に興味ある人なんているのか!?)

ということで、今日はタイトル通り木の名前の付いた草をいくつかご紹介します。

最初はエノキグサ(トウダイグサ科エノキグサ属)
葉がエノキ(アサ科落葉高木)に似ていることからこの名がつけられました。

遠めにはイヌタデ風の突き出した雄花と、


(撮影:2018/8 自宅、以下同様)

総苞の上に乗っている雌花が特徴。
緑の丸い実の横にみえるヒゲのようなものが雌花。



なぜか今年、わが家の玄関先に放置されたプランターに生えてきたエノキグサ。
あれよあれよとプランター中に広がって、今や観賞用エノキグサ状態。



調べてみたら、日本全国と東アジアの温帯から亜熱帯に分布し、乾燥地から湿った土地まで場所を選ばず生育するそうです。
こう書くとどこにでも生えていそうですが、コニシキソウやスベリヒユなどに比べると案外見かけません。
なので、抜かずに放っておいたらこんな状態^^;


お次は、クワクサ(クワ科クワクサ属)
本州から沖縄に分布する在来種。


(撮影:2018年8月 宇治市)

こちらは、名前どおりのクワ科の草本。
雄花と雌花があるそうですが、上の写真に見えるのはヒゲ状の雌蕊が見えるので雌花のようです。
(雄花には白い雄蕊があるはず)
ピンボケのイマ兆の写真ですが、これしかないのでお許しを。

で、これが秋になると桑のような実になると思いきや、こんな感じに・・・


(撮影:2015年10月 宇治市)

ふうん、やっぱり地味だ・・・
次は雄蕊の撮影にチャレンジ!
上手く撮れたら、追加で貼り付けますね。

申し訳ないので、オマケに桑の実の写真。


(撮影:2012/5 山田池公園)

ヤマグワの全体


(撮影:2017/6 京都府立植物園)


これでおしまい・・・
と思ったら、クワクサの隣にコミカンソウが生えていたのを思い出しました。
ミカンも木だった~
ということで、コミカンソウです。


(撮影:2018/8 宇治市)

コミカンソウ科コミカンソウ属・・・初耳の科です。
本州から沖縄に分布する在来種。

ひょっとして花が咲いているかも、と一枚千切って裏側の写真を撮ってみました。


(撮影:2018/8 宇治市)

確かに超ミニサイズの花がかすかに見えています。
幅が0.2~0.4mmしかないので、スマホで撮るのはあまりにも無謀でした。

今年はコミカンソウがあちこちで繁殖しており、秋の実が楽しみです。
(抜かれなければね~)

昔撮った赤い実。こちらは2mmくらいあるので、比較的写真も撮りやすいです。


(撮影:2015/10 宇治市)

最近、外来のナガエノコミカンソウの方が増えているとのウワサもありますが、在来のコミカンソウもまだまだ健在で安心しました。

<<参考>> ナガエノコミカンソウ


(撮影:2016/9 宇治市)


お知らせ:明日は投稿お休みします(多分)。皆さん、台風には十分お気をつけください!







コメント (31)
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