なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

暑さに負けない~スベリヒユの仲間

2018-08-22 05:46:05 | 植物
オオニシキソウの写真を撮っていたら横になにやらピンクの花。
マツバボタン?
それにしてはちょっと花が小さいです。


(撮影:2018/8/18 伊賀市)

ヒメマツバボタン(スベリヒユ科スベリヒユ属)でした!
南北アメリカ原産の帰化植物です。

全体像はこんな感じ。
園芸種のマツバボタンによく似ていますが、花がかなり小さいです。



花のアップ。



去年の秋に偶然宇治川で見つけた花。葉が少し紅葉していました。


(撮影:2017/10/9 宇治川)


ヒメマツバボタンの横にはご親戚のスベリヒユ(スベリヒユ科スベリヒユ属)


(撮影:2018/8/18 伊賀市)

昼間しか花が咲かないそうで、どうりで通勤時間帯には花を見ないわけです。
どこにでも生えている、ザ・雑草ですが、黄色い花はよく見ると可愛らしい♪



花の右側にある緑の部分が蓋果(蓋のあるタイプの実)。
熟すとこの蓋が取れて、左側にあるように、黒い粒々の種が出てきます。
面白~い!

こちら、溝蓋の隙間などにも生えていますが、堤防でも沢山みかけました。
多肉なので、乾燥にも強く丈夫なのでしょう。



                         

このスベリヒユは食用になることでも有名です。
少し茹でて、サラダに入れると独特の酸味のある風味で、ドレッシングを工夫するととても美味しくいただけるそうです。
さらに、茹でて細かく切って叩くと、「オクラ以上、メカブ未満」という相当な粘り気がでて、納豆にまぜてご飯にのせてもいいらしい。
茹でてから乾燥させて保存食にもなるそうです。
(デイリーポータルZというサイトに、「食べられる雑草の最高峰」という記事があり、参考になりました。)
まだ試したことはありませんが・・・


さて、今日紹介したスベリヒユ属の2種類ですが、属の英名は「ポーチュラカ」。
そう、あの色とりどりの多肉っぽい可愛い花の名前と同じです。
マツバボタンも同様。
マツバボタンは昔実家で育てていて、原色の色とりどりの花がとても可愛かったことを覚えています。
ポーチュラカはHCで苗を買って育てたことがありますが、なぜかすぐに枯れてしまいました。
多肉っぽいのはどうも苦手です(水やりすぎかも・・)


似た名前の花にマツバギクがありますが、こちらはスベリヒユの仲間ではなく、ハマミズナ科マツバギク属の全然違う植物。
マツバボタンの葉を大振りにしたような葉なので、この名前になったのでしょうか。


(撮影:2018/8/18 青連寺ダム事務所)

こちらも、以前、近所の花屋さんに「すごく丈夫、植えっぱなしでも全然大丈夫」といわれて購入。
でもやっぱりすぐに枯れてしまいました。
何が悪いんでしょうね~
もう、見るだけにしておきます^^;




コメント (10)
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