長野和子さんコーナー。
黒地の大胆な絵柄の手さげ袋の布のだがかすかにお父さんが羽織っているのを記憶しているそうな。
よく似た絵柄の布を祖谷の民俗資料館で見たことがある。
黒地に見えるが藍染かもしれない。
それにしてもいい位置に絵柄を入れている。
白地に黒でトンボが描かれた着物地だが後でつけられた赤い糸がポイントとしてきいている。
パッと見たときトンボの目のように見え、後でつけたものとは思わなかった。
黒地の模様にも色糸でちくちく縫ってなぞり和子さんの世界になっている。
"お針仕事止まり木”
ビワの木だそうだが長い間眺めて暮らしたと思う。
楽しい作品はふと思いつくものだ。
いい具合に前後にハサミなど洋裁道具が入る穴が開いていてミシン糸や縫い糸が楽しそうに収まっている。
可愛いキノコのような針山がたくさんついている。
”お針仕事止まり木”の前へ座れば楽しいお針仕事ができるだろう。
敷物はむしろをカットして使っていた。
裏にはベニヤ板が貼られている。
”遊びこころ”
もろぶたを半分に切ってバックにしたかったと聞いてグループ展をして本当に良かったと思った。
こういう発想もあるんだ。
不思議なものたちが不思議なバランスで収まっていて心が解放されそう。
小さな柿の種の大きな存在。
第11回クラフト展(イエツァオグループによる)の出品作品。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます