3人が集中して作品つくりをした後は砂浜の木陰で小休止。
素材に使ったみかん類2個を分けあい、飲む熱いお茶は美味しい。
飛び入り参加で地元写真家の赤瀬昭平さんは”はかた歳時記”として伯方島の四季折々の自然やまつりごとを写している。
今回もチガヤの白い穂の群生を写す予定だったが何か面白いことをしているようなので来てみたそうだ。
普通は変なことをしているとよけて通られる。
4年前開き山の展望台であったのは朝の6時ごろで二人きりだったし今回は妹のきんかんと3人きり。
広くはないが伯方島のあまり人が集まらない場所での再開は興味の対象が似ているからだろう。
赤瀬さんは伯方島の事をよく知っている。
休んでいる場所から見える岩風呂を教えてくれた。
下調べの時もきんかんとの作業中も気が付かなかったが右手の絶壁の下に入り口が見える。
50年ほど前までは潮が引くと岩穴より入り木を燃やして岩風呂とし地元の人たちは楽しんだそうだ。
確かめに行きたいが満ち潮ではどうにもならない。
次回の楽しみになった。
からだを休める岩風呂の話から思いついた作品だが元気に伸びるアレチノツキミソウの葉を落とし加減にし立ち枯れのヨモギの類の枯れ草を置き、きれいなブルーのびんの”ハルさんの水”を2本前に置いた。
借景は岩風呂。
今はちょっと”休眠中”
きれいなブルーの瓶で作った体にいい”ハルさんの水”を飲んでハルさんが元気になるように。。
この作品を作っていたころ赤瀬さんはいなくなっていた。
送られてきた写真に同封されていた手紙には”非日常、非現実な中に身を置き大変面白く、また、楽しい時をすごしました。”と書かれていたが野外教室の目的の一つは日常をよく生きるための非日常体験をあげている。
きっちりと体験してくれたようだ。
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