海岸散策の時茶色の一角があったので行くとコバンソウの立ち枯れの群生だった。
海は宝の山だとの思いがあるのでコバンソウを使いたくなった。
茎が細いので砂に立てようと思ったが湿った砂はしまりつきささらないし無理に立てても波にさらわれる。
いい具合に裂けた竹が流れ着いていたので割れ目にさすと立ったが風に倒されるし満ち潮なので波打ち際に竹を置いたつもりがすぐ竹まで浮いてくる。
妹のきんかんが”誕生”に使った角の取れたハッポウスティロールの浮のひもが通っている穴にコバンソウをさし重し代わりに置いた。
いい具合にアオサも流れ着いた。
借景はもちろんきれいな海。
白い波頭が来てくれることを祈ってシャッターを押すが思ったようにはいかない。
それでも一枚の写真には入っていた。
白い波頭が写ってない写真。
野外教室では何を借景にするかがとても大事だし、風、光(影)、波、砂や土の色も素材になる。
創作すると言っているが自然現象などにさせていただいていると思っている。
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