(花を生ける)教室の発表会として、年2回の野外教室を開きます。
5月は式根島、9月は清里で、ハサミ1丁を持ちその場で採集した素材での作品作りです。
トータルで25回目の式根島教室が1ケ月前無事終わりました。(花を生ける)事を通して柔らかい心をつくるのをモットーにしているので、発表会ともなると、予想もつかない素材から面白い作品が次々とうまれます。
場所は白いコーガ石の磯が、やさしい感じのひっこんどう海岸です。
よもぎさんの作品ですが、流木と絡まって流れ着いたロープで作った作品は〔鳥〕です。
後ろの倒木に傘とヒロメを引っ掛けているのも彼女の作品です。
野外教室ならではのダイナミックな素材を使いこなしています。ひろめは海草で、波うちぎわに漂っていたのを、大量に採集したものです。
天候に恵まれ1日で乾いたヒロメをそれぞれが持ち帰り、味噌汁、煮物、
佃煮と思い出と共に味わっております。
直径6センチ、1.2メートルのセリ科植物をさし、新島と磯を
バックに写しました。
野外での作品は、バックの取り入れ方が、とても大事です。
大自然までも生ける野外教室はおおげさ・・・・・?
このセリ科植物を、50センチほどカットして持ち帰り、数人のお稽古の花材に使い、グリーンに赤い筋の入った魅力的な茎はまだ冷蔵庫で元気です。