夏物の部屋着を作りたくなったが型紙を起こすのはめんどうだ。
数年前より始めた型紙のいらない縫い方で縫った。
花模様の長方形の布はスカート部分。
ベージュ色と白っぽい長方形は服の部分。
小さな布はスカート部分のマチ。
日本の着物にはパターンはない。
洋服も長方形を組合せばパターンがなくても出来る。
今まではブラウスしか思いつかなかったがスカート部分を長くすればワンピースになる。
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夏物の部屋着を作りたくなったが型紙を起こすのはめんどうだ。
数年前より始めた型紙のいらない縫い方で縫った。
花模様の長方形の布はスカート部分。
ベージュ色と白っぽい長方形は服の部分。
小さな布はスカート部分のマチ。
日本の着物にはパターンはない。
洋服も長方形を組合せばパターンがなくても出来る。
今まではブラウスしか思いつかなかったがスカート部分を長くすればワンピースになる。
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自然に任せての織りむらで面白いところがあります。そこをどういう場所に持っていくか考えるのも楽しいものです。
上の長方形2枚を前で3センチづつ6センチ重ねる事で肩下がりを作り、下の長方形2枚を縫いつけ、脇を縫います
一緒に写っているストラップは同じ編み方と三つ編みで作りました。
ベースになっている茶色の糸は、式根島で拾ってきた漁の網を解いてつくり、マテバシイと鈴とスナップの穴が開いている方をつぶして飾りにしました。
この編み方を教えてくれたのは、秋田の人です。
60台後半の年配の人でした。
私の作る物に興味を示してくださり、時々来店くださっていたのですが、あるとき「子供の時母から教わったのだけど今編もうとしたら、体が覚えていて編めるのよね」と言って、教えてくれたのです。
一つの編み方を覚えるだけで、色んな世界が広がります。
彼女も月日がたち思わず覚えていた紐編みをした時、お母さんを思い出したように、私もこの紐編みをする時は秋田に帰った彼女の事を思い出します。
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友達より着物の状態でいただきました。50年以上前の物だそうです。
単衣ですがとても丁寧な仕立てで肩や腰のあて布にさえきめ細やかさがにじんでいました。
着物は長方形の布をつないで形作っているので無駄なく再利用できます。
丈の倍の布を2枚裁ち前後を縫い頭が入るぐらいに開けてまちをいれます。
脇はからだにそって縫っていますので見た目よりブカブカにはなりません。スリットも入っています。
写真を大きくしていただくと、かすかに縫い目がわかります。
この布はインドのカデーで手織り手紡ぎです。インドで売られている時も5メートルぐらいの長さの物がおおいそうです。細かいもょうがありますが、
一律ではなくインド的と言えばいいのか、面白いと言えば面白いのですが。
50センチ幅、130センチの布を二つに折り頭が入るように直線の穴を開けまちをいれ、脇はスリットを残し縫い、重なり部分にヤブマオで染めた別布を足しました。まちも同じ布です。
直線裁ちの服なので思わぬ所で不自然な動きが出るのを楽しんだり、布を無駄にしないし、簡単に縫えて、着やすく、たたみやすい。
日本の着物をイメージしながら頭と両手が出れば服なんだと思いながら作っています。
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