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三感止音『小説の絵空事ではない危機感』

2010-12-26 | 三感止音
高嶋哲夫氏の最新書き下ろし約500ページの超大作が発売になりました。。“首都感染” この手の作品の完成度の高さは群を抜いたモノがあると感じています。「M8」や「東京大洪水」などなど、、明日起こるかもしれないコトを、身近に小説というカタチで私達に教えてくれる。単なる読み物で終わるか、、自身の問題として捉え行動に移すか、個人では限られたコトしかできないですが、小さな渦はやがて台風のような強さにもになります。 気付くか通り過ぎるか・・・小さな一歩は大きな違いになるようにも感じます。

20XX年、サッカーワールドカップが中国北京で行われるという設定。。自国開催に沸く中国と日本がベスト8に勝ち残り、いやがうえにも盛り上がり、国を威信をかけて成功させたい中国。しかし裏では、超毒性の鳥インフルエンザが猛威を奮い、、次々と村の全村民が謎の死を遂げている。。。。ワールドカップを中止と訴える高官と国を威信にすがり内密にしようとする高官の駆け引き。。そしてその事実を封じることで、、、、そんな空気を察知した日本は、、時の首相の息子(主人公)がWHOでの勤務からインフルエンザへ対する高い知識を有し、父親である首相へのアドバイスで、世界に先駆け鳥インフルエンザへ対する対応策を講じ、先手を打つ。世界はインフルエンザの猛威が瞬く間に広がり、、億単位の人が亡くなる事態に、、 そんな中、日本だけが首都封鎖を行い、、最小限の状態に保ち続ける。。そんな駆け引きと心理描写。。苦渋の決断の数々。。 この小説の中のような首相だと、日本が大きく変わるんだけど、、今の首相じゃ、、絶対無理だろね~と考えさせる内容です。 中身は読んでのお楽しみ。。。。で、

小説の中だけであれば、読みながらワクワク・ドキドキ妄想と空想の世界を堪能すれば良いのですが。。この問題は身近にどんどん起こって、明日突然変異で、致死率60%を超える猛毒インフルエンザは発生しないとも限らないのが現実だと考えないといけないですね。中国を中心に東南アジアの国々でも、、どこまで真実の情報が流れないとも限りません。。事実を隠すもの人間が保身のためにはやっちゃうことですから、、SARSにしても中国の発表が後手でしたし、、アメリカ・中国の細菌兵器だなんて言われる場合もあるし、、日本でも、今年、、島根・稚内(北海道)、富山、、鹿児島なので、鳥インフルエンザが確認されていますし、、 特に稚内の猛毒インフルエンザはタミフルも効く・・・なんて発表があって、、新型インフルエンザの時にも世界中からタミフルかき集めて、、殆ど使用されずに捨てられた、、一体国民の税金をどんだけ使えば気がすむのか。。。。。厚生労働省の隠れミノの中で暗躍する政治家の影もキチンと国民が監視しないと。。。いけないですね。 

真実か事実か・・・

真実=うそ飾りのない、本当のこと
事実=実際の起こった、または存ずる事柄  事実も真実も、、捻じ曲げられた伝えられるコトもあるからね。。。 皆が癒着して、自分達に都合の良い事実しか放送されなかったり、、真実という嘘かもしれないし、、 これだけ情報を溢れる時代だから、こちらも賢くならないといけないですね。

いよいよインフルエンザへの季節本番。。基本的な予防を着実し、、身体を動かしていい、健康を保って・・いよいよ今週で今年も終わりですから・・・

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