転手古舞・・・ 刹那に思う儚き「夢」

天手古舞、、本当はこう書きますが、、今日は“転”手古舞、、です。三島由紀夫豊饒の海四部作　第３巻 暁の寺です。
起承転結　－「転」となる部分ですが、清顕・勲の魂は日本を離れ遠く東南アジアタイ・バンコックへ、、、「日本人の生まれ変わり」だと主張するタイの王女ジン・ジャンとなってこの世に存在していたのでした。。　タイの風景や情景の巧緻な妙写。そしてインドへの体験。。。を踏まえた風景の彩り方など、三島の最後の何百種の色彩をパレットへ放ったかのような、、色鮮やかな風景が創造力を大きく膨らませます。。。

本田が今回は『輪廻転生』への知識を深め、小乗仏教、大乗仏教にいたる文献を読み漁り、、「我」の否定と「無我」の思想や、唯識論などを展開させ、自身に整理を促す。
本当に生まれ変わりなのか？と疑問を抱かせ。。しまいには叶わぬ恋を感じ、、この４部作の中で自身が主人公としての役割を演じることとなる。。　ジン・ジャンを穢したい、、、しかし至高の美へ決して触れられぬ。。という葛藤の中で、ジン・ジャンに翻弄され、まさに転手古舞、、、振り回される、、、、ことに、、、

本当に生まれ変わりだったのか、別荘で覗き見した結果からどのように判断するか？　その答えは、、いよいよラストの第４巻へ・・・・・

政府事業仕分けも第２ラウンド、、、、官僚の皆さんもまさに天手古舞ですね。いかに仕事を適当にやってたのか、、政官業ヤクザのトライアングルで戦後動かして自分達の私腹を肥やすことだけに専念してきた結果やね。　どんどん公開して「見せる」ことが大事、、、　もう刹那さも感じて、、夢も希望もなくなるわっ、、てぼやきも聴こえてきそうですが、一人ひとりがしっかりしていかな～いけません。しかしデフレが心配、、「安さは　愛」。。。絶対違います。「安さは　悪」必ずどこかに疲弊障害が起きてきます。。来年の喧騒の年を前に、もう少し考えないと、、いけないです。