だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

今のワタクシメにできること

2015年11月16日 | 日記
10/31にココに書いたこと


母上の病気がはっきりわかってから約10年、
「お母さんの介護は、お父さんにしかできないんだぁぁぁ」と、
よく言えば「献身的」、悪く言えば「濡れ落ち葉的」に母上にへばりついていたオヤジ様が、
さすがに人工呼吸器の管理は自分にはできない、自分が先に逝くことはあるわけだから・・・
「もう在宅介護は無理だ」と、気持ちにけりを付けたのでありまする。

とはいっても、母上の状態も安定はしていないので先のことは何も決まらないんですが、
オヤジ様から、
「お母さんが現状を維持している間に、紅葉を見に行こう。温泉に行こう。
田舎に墓参りしに行こう」と、いろいろプランを出してきました。



以上のようなことを書きました。
ーーでも、どうせ実現はしないだろう・・・と思っていました、ワタクシメ。
ところが計画は着々と進み、11月の初めに、箱根~大磯など、一泊旅行をしてきました。

ワタクシメが「何かする」場合、ヘルパーを頼むことから始めるので、もろもろ大変ですが、
ヘルパーさんも介護事業所も、「長年のオヤジ様の労をねぎらおう」みたいな感じで協力してくださり、
<老>+<障> 父娘の旅は実現しました。







「場所探し」から父娘ゲンかが勃発(笑)

母上が車いすを使うようになってから、オヤジ様はネットで「バリアフリー情報」を調べるようになりましたが、
ワタクシメは「バリアフリー情報」よりも、
口コミ情報を参考にしたり、
ホテルならば値段を見て、「こんだけカネ払うんだから、車いす対応もしてくれるよ(やってもらおう)」と、
「ハード」より「ソフト」をチェックします。

具体的に書くと、
「車いす利用者ですが、室内は歩けますから、部屋が狭かったらフロントで車いすを預かっていただけますか?」とか、
「介護者に入浴させてもらいます。手すり程度は付いていますか? シャワーチェアがあると助かります」とか・・・
「そちらにぜひ止まりたい(使いたい)とアピールして、「ご配慮下さい」と相談する感じです。

完ぺきに「車いす対応」が整っている施設なんて滅多にないし、
我が家だって、ワタクシメは車庫に車いすをしまって数段の階段をよじ登って自室に入るわけだから(苦笑)
名のあるホテルなら・・・我が家よりはマシ・・・だべそ●~*

オヤジ様の年代だと、「オプションの要求(注文)を出しては申し訳ない」という気持ちが強いのかも知れませんね。

「お財布はオヤジ様」というのを棚に上げwww
他愛のないことで言い合いして、楽しかったです。

オヤジ様・御年83才が、ン年ぶりに山道を走るというので付き添いの人は不安そうでしたが(*_*;、高速に乗ったとたん絶好調のオヤジ様。
水を得た魚のようになめらかなハンドルさばきでした。

母上がいないさみしさは拭えませんが(涙)
子どもの頃、家族で遊んだ場所をめぐる「ブラなおこ」をやったり、、
オヤジ様と母上の想い出の名所(迷所)を辿るセンチメンタルジャーニーも、味わいがありました(*^^)v

11月は「お遊び」続き.。o○

オヤジ様との温泉旅行が飛び入りで入ったため、ちょっとバカみたいに遊んでおります、ワタクシメ。
母上が人工呼吸器を付けている時にいいのかって・・・ヒナンする人はいないと思いますが・・・いるかも知れませんから、ココには書くのを控えますwww

母上の見舞いに行くとかなしいです。
できることなら連れて帰って来たいです。

母上が入院して二か月になるので、家にあった介護ベッドや車いすを撤収してもらいました。

  切ないなー

だけど、前に進まなければなりません。
遊ぶことで前に進む「現実逃避」はしていません。
前に進むことの一つに「お遊び」があるんです。
母上には苦労が絶えなかったけれど、「楽しいこと」もたくさん知っていました。

今の母上にしてあげられることは何もありませんが、しいてあるとすればワタクシメが日々楽しく暮らすことだと思っています。


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