だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

「文科省のウソつき―!」 ●~*

2017年05月17日 | 日記
お借りした「カーネーション」の造花  ↓

前回ココに書きました・・・
         母上の病室には生花を飾れないので、妹@メーコがバイト先でカーネーションの造花を借りてきた・・・
あの一件について、まず書きます。




確かにカワユクてお手頃サイズですが、「お借りする」という発想がアメリカンですわねぇwww
ワタクシメなら「ブリザーブドフラワー」を買いますけど (^_-)

あっ。弁解しておきますが(笑)母上の病院は私物もあまり持ち込めないので、写真や「出土品?」は見せるだけです。
お見舞いで、お花とか装飾品をいただいた時も、母上に見せてら持ち帰るんです。
そういう状態なので、ワタクシメは「母の日」なのに手ぶらで見舞いに行ったわけです。
「ケチ」ったんじゃないですよ~゜・_・゜~

メーコ流の「借りる」というやり方は、ナイス! ですが・・・
「バイト先の店に飾ってあって物を拝借する」とは、恐れ入り谷の鬼子母神(これまた古いか・笑)

お借りするまでのイキサツを聞きましたところ、「バァバにもお花を持って行こう」と言いだしたのは芋助のようです。
脳のMRを撮ったら「スケボー」が写っていそうな芋助ですが、「母の日にはカーネーション」という優しさは残っていたのでした!
ママのためなら入ったことのない「花屋」で、カーネーションのアレンジを買って来たり・・・反抗期がウソのようです。

  芋助にしたら、 <それはソレ> <これはコレ> なのでしょうね^m^

一方メーコですが、パートの立場で、「店内装飾用の造花を貸して下さい」と、よくもまー、頼めたものです。
お店が閉店した後なら、まだしも、「営業中」ですよ~。
まだ「母の日」は終わってないんですよwww

  ワタクシメは気が弱いから、とても出来ませんね(爆)

メーコの「やること」もアメリカンだし、自分のペースに周りを巻き込む魅力(メーコマジック)があるのだと思います。

オヤジ様は口を開けば「あの二人の先行きが、心配だ、心配だ、心配だ」と連呼していますが、
”ヒューマン“を売りにして、生き抜くことでしょう(祈)


「帰国子女」と障がい児は似ている


芋助を通して、ワタクシメも少しだけ「帰国子女の現実」がわかってきました。
日本に戻る半年位前にメーコは芋助が入れそうな「インターナショナルスクール」をいくつか目星を付けていました。
インターナショナルスクールというのは、本来は「その子の母国語で教育する機関・施設」のようですが、
一般的には「英語により授業が行われ、外国人児童生徒を対象とする教育施設」、となっています。
でも近年の「グローバル化」の流れで、外国人や帰国子女に限らず、「インターナショナルスクール」を選ぶ家庭が増えてきている、
つまり「オジュケン校」となっているそうです。

芋助の場合、「中1からの進学」であれば選択肢は多かったのですが、「中2での編入」のため、受け入れ校が少なく、ハードルが高くなりました。
昔は区内の公立校で「帰国子女クラス」を設けていた学校もあったのに、
現在は「比較的帰国子女が多い地域」というだけで、「帰国子女のための配慮はしていない」とのこと。
それで「プータロー生活」が長引いてしまったのです。

芋助の名誉のために記しますが、彼は「英検2級」は取れました(ワタクシメの記憶が正しければw)
編入試験は全敗だったのは、単におバカだったのではなく、「日本流のオジュケン」ができなかったのだと思います。

私立校が受からず、公立校でも「配慮はしない」と言われたので、徒歩圏にある学校に入ることにしました。
近くに公立中学が二校あって、一番近い所は「NG」でしたが(理由は定かではありません)、
小規模校の方は「welcome」で、まったり楽しい中坊に落ち着きました。

障がい児の場合、「インクルーシブ教育」とかなんとか・・・カッコイイ理想を掲げていますが、
「地元の学校に入れなかった」とか、
その逆に「特別支援学校の方が安心」とか、
ケースバイケースで義務教育を受けるのも平坦な道ではありません。

「インクルーシブ教育」といいますのはーー
子どもたち一人ひとりが多様であることを前提に、障害の有無にかかわりなく、誰もが望めば自分に合った配慮を受けながら、
地域の通常学級で学べることを目指す教育理念と実践プロセスのこと。
「一人ひとり丁寧に」と「みんなで一緒に学ぶ」の両方の実現を目指す教育理念であるといえます。
「inclusive」=「包括的な」「包み込む」という意味。すべての子どものための教育という意味で使われています。
  ザックリ、以上です。

しかし、日本の学校教育の現実を考えたら、こんな理念は「理想」のそのまた「理想」であります。
「すべての子ども」ならば、芋助も含まれますから「包み込んで」ほしかったです。

幸い、芋助は「地域の皆々様」に暖かく包み込んでいただき、勉強以外(泣)のことはうまくいっていますが・・・

前々から「インクルーシブ」と聞くと、がチンときてたんです、ワタクシメ。
そこに芋助の学校問題が浮上して、尚更「文科省のウソつき―!」と自信を持って怒っております●~*

次から次へと心配事は勃発しますが、ママとバァバにカーネーションを贈った芋助をほめたたえ、
しばらくは心安らかに過ごしたいだーばぁであります(#^^#)












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする