お母さんは恐妻GO母!
前々からの読者の方はご存知と思いますが、数年前から母は脳神経系の難病を患っています。
原因不明で進行性なので、これと言った治療法もなく、悪くなるのを見ているしかないのです。
でも母は前向きで朗らかで強気な人なので、それなりに闘病していますが、ネックは父(オヤジ様)です。
父は最愛の「お母さん」と70才から本格的な隠居生活を楽しむ予定だったのに・・・
老後は妻に看てもらうつもりだったのに・・・
ーー 大どんでん返し~(号泣)
母の病気の進行とともにヘルパーさんも増やしてきましたが、父は「大変な部分」は人に任せられない性分で(苦笑)、母の介護のほとんどを自分で背負ってきました。
昨年あたりまでは、母は、
「ショートスティーを体験してみたい」と言っていましたが、
父が、
「母さんの介護はむずかしくて他人にはできない」と決め付け、周囲からも「ショートの利用」を勧められても、聞く耳を持ちませんでした。
母が「ショートを利用したい」のは「父さんを休ませてあげよう」という思いやりではなく、
「他人介護から、もっといい方法が学べる」という探究心からです。
{父の知らない世界=ショートスティー」を経験することで、「恐妻家としての地位」を保持したかったのかも知れません(笑)
母は今では口が開かず声も出ませんが、今年の初めは何とか話ができました。
母の口から珍しく、
「もうダメだー」と弱気な言葉が出たので、私が驚いて、
「何がだめなのよ?」と尋ねると、
「お父さんは、もうダメだから・・・」。
父も80になりますから、体力も衰えますわぁ。
気持ちだって落ち込みますよ。
病気になったのは誰のせいでもないけれど・・・献身的に介護してくれる夫に対し、
「お父さんは、もうダメだ」と言っちゃう母の強気な姿勢に、私は愕然としました(爆)
ここのところ母は完全にしゃべれなくなり、口実筆記の文字も「母さん体」となり、コミュニケーションが困難になってきましたが、つい先日、
「お父さんは自分の考えをかえないから困る」と、母は私にグチリました。
父は母を1年近く病院に連れて行っていないのです。
診察してもらっても特に新しい治療法はないし、母を抱きかかえ車に乗せるのは父にとって重労働。
ヘルパーに手伝ったもらったり、福祉タクシーを頼むのは煩わしい。
それで在宅で現状維持。
母の嚥下障害がひどかったり、けいれんで食事が摂れないと、そく、
「胃ろうだー」となるのです。
便秘などで母のトイレかよいが多い時も、
「疲れた。このままでは共倒れだ。胃ろうだ」です(涙)
遅かれ早かれ、母は胃ろうになるでしょう。
私や周囲の人たちは「胃ろう」を全面的に反対しているわけではなく、
「ちゃんと医者に診せないで。介護に疲れたと言って。母さんのおなかを切るのは違うでしょ」と言っているんですよ~。
通院の付き添いも頼めるし、夜勤のヘルパーさんや家政婦さんを頼める環境にいるのに父が「煩わしい」といってそれを拒み、「おなかを切るリスク」を母に負わせるのは、おかしいぞっと!
「お父さんは自分の考えをかえないから困る」としか母は書けませんでしたが、結婚以来50ン年、主導権を握ってきた母としては、父にダメだしが山ほどあるのだろうと、私は思いました。
オシッコが出ない
先週から母の便秘がひどくなり、それに伴い父の疲労もピークになりました。
それで親戚や知り合いにも応援を頼み、母の介護体制を変えて頃、今度はオシッコが出なくなりました。
尿意はあるのに出ないのです。
腹筋も弱くなっているし、脳からの指令が出なくなった可能性もあります。
とりあえず近所の医師から尿が出る薬もらい飲ませましたが、即効性はありません。
それが金曜日でした。
薬が効かなかった場合、3日間医者に診てもらえないわけです。
そこで思い切って、大きい病院に連絡し、管を入れてもらうことにしました。
ここまでも、細かく書くと笑えるのですが・・・省略・・・
父は管を入れてもらってすぐ帰れると思っていたようですが、ミルクのみ人形じゃないのだから、穴にストロー差し込んで終わるわけないじゃん(笑・泣)
オシッコに関してはその日のうちに解決しましたが、せっかく連れて行ったから、入院して「胃ろう」に向けての準備をすることになりました。
「胃ろう手術」が前提の入院ではなかったので、私や周りの人たちは、
「よかったー」と言っています。
「この際、全部検査してもらってね」。
「お父さんがお母さんから自立するいい機会だわ」。
「お父さん、たっぷり飲んで寝て下さい。フロに入るのを忘れないこと」。
「ドサクサにまぎれて、ノートパソコンなんか買わないこと・怒」。
私はまだ母の見舞いに行っていませんが、母は「ショートスティー気分=体験学習?」でいるように思います。
胃ろうにした後の生活については未知数ですが、たぶん母はまた恐妻ぶりを発揮し、最期まで父の手綱を引いていくことでしょう(^^)v
前々からの読者の方はご存知と思いますが、数年前から母は脳神経系の難病を患っています。
原因不明で進行性なので、これと言った治療法もなく、悪くなるのを見ているしかないのです。
でも母は前向きで朗らかで強気な人なので、それなりに闘病していますが、ネックは父(オヤジ様)です。
父は最愛の「お母さん」と70才から本格的な隠居生活を楽しむ予定だったのに・・・
老後は妻に看てもらうつもりだったのに・・・
ーー 大どんでん返し~(号泣)
母の病気の進行とともにヘルパーさんも増やしてきましたが、父は「大変な部分」は人に任せられない性分で(苦笑)、母の介護のほとんどを自分で背負ってきました。
昨年あたりまでは、母は、
「ショートスティーを体験してみたい」と言っていましたが、
父が、
「母さんの介護はむずかしくて他人にはできない」と決め付け、周囲からも「ショートの利用」を勧められても、聞く耳を持ちませんでした。
母が「ショートを利用したい」のは「父さんを休ませてあげよう」という思いやりではなく、
「他人介護から、もっといい方法が学べる」という探究心からです。
{父の知らない世界=ショートスティー」を経験することで、「恐妻家としての地位」を保持したかったのかも知れません(笑)
母は今では口が開かず声も出ませんが、今年の初めは何とか話ができました。
母の口から珍しく、
「もうダメだー」と弱気な言葉が出たので、私が驚いて、
「何がだめなのよ?」と尋ねると、
「お父さんは、もうダメだから・・・」。
父も80になりますから、体力も衰えますわぁ。
気持ちだって落ち込みますよ。
病気になったのは誰のせいでもないけれど・・・献身的に介護してくれる夫に対し、
「お父さんは、もうダメだ」と言っちゃう母の強気な姿勢に、私は愕然としました(爆)
ここのところ母は完全にしゃべれなくなり、口実筆記の文字も「母さん体」となり、コミュニケーションが困難になってきましたが、つい先日、
「お父さんは自分の考えをかえないから困る」と、母は私にグチリました。
父は母を1年近く病院に連れて行っていないのです。
診察してもらっても特に新しい治療法はないし、母を抱きかかえ車に乗せるのは父にとって重労働。
ヘルパーに手伝ったもらったり、福祉タクシーを頼むのは煩わしい。
それで在宅で現状維持。
母の嚥下障害がひどかったり、けいれんで食事が摂れないと、そく、
「胃ろうだー」となるのです。
便秘などで母のトイレかよいが多い時も、
「疲れた。このままでは共倒れだ。胃ろうだ」です(涙)
遅かれ早かれ、母は胃ろうになるでしょう。
私や周囲の人たちは「胃ろう」を全面的に反対しているわけではなく、
「ちゃんと医者に診せないで。介護に疲れたと言って。母さんのおなかを切るのは違うでしょ」と言っているんですよ~。
通院の付き添いも頼めるし、夜勤のヘルパーさんや家政婦さんを頼める環境にいるのに父が「煩わしい」といってそれを拒み、「おなかを切るリスク」を母に負わせるのは、おかしいぞっと!
「お父さんは自分の考えをかえないから困る」としか母は書けませんでしたが、結婚以来50ン年、主導権を握ってきた母としては、父にダメだしが山ほどあるのだろうと、私は思いました。
オシッコが出ない
先週から母の便秘がひどくなり、それに伴い父の疲労もピークになりました。
それで親戚や知り合いにも応援を頼み、母の介護体制を変えて頃、今度はオシッコが出なくなりました。
尿意はあるのに出ないのです。
腹筋も弱くなっているし、脳からの指令が出なくなった可能性もあります。
とりあえず近所の医師から尿が出る薬もらい飲ませましたが、即効性はありません。
それが金曜日でした。
薬が効かなかった場合、3日間医者に診てもらえないわけです。
そこで思い切って、大きい病院に連絡し、管を入れてもらうことにしました。
ここまでも、細かく書くと笑えるのですが・・・省略・・・
父は管を入れてもらってすぐ帰れると思っていたようですが、ミルクのみ人形じゃないのだから、穴にストロー差し込んで終わるわけないじゃん(笑・泣)
オシッコに関してはその日のうちに解決しましたが、せっかく連れて行ったから、入院して「胃ろう」に向けての準備をすることになりました。
「胃ろう手術」が前提の入院ではなかったので、私や周りの人たちは、
「よかったー」と言っています。
「この際、全部検査してもらってね」。
「お父さんがお母さんから自立するいい機会だわ」。
「お父さん、たっぷり飲んで寝て下さい。フロに入るのを忘れないこと」。
「ドサクサにまぎれて、ノートパソコンなんか買わないこと・怒」。
私はまだ母の見舞いに行っていませんが、母は「ショートスティー気分=体験学習?」でいるように思います。
胃ろうにした後の生活については未知数ですが、たぶん母はまた恐妻ぶりを発揮し、最期まで父の手綱を引いていくことでしょう(^^)v