だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

母の入院

2012年09月22日 | 日記
お母さんは恐妻GO母!

前々からの読者の方はご存知と思いますが、数年前から母は脳神経系の難病を患っています。
原因不明で進行性なので、これと言った治療法もなく、悪くなるのを見ているしかないのです。
でも母は前向きで朗らかで強気な人なので、それなりに闘病していますが、ネックは父(オヤジ様)です。

父は最愛の「お母さん」と70才から本格的な隠居生活を楽しむ予定だったのに・・・
老後は妻に看てもらうつもりだったのに・・・

ーー 大どんでん返し~(号泣)

母の病気の進行とともにヘルパーさんも増やしてきましたが、父は「大変な部分」は人に任せられない性分で(苦笑)、母の介護のほとんどを自分で背負ってきました。

昨年あたりまでは、母は、
「ショートスティーを体験してみたい」と言っていましたが、
父が、
「母さんの介護はむずかしくて他人にはできない」と決め付け、周囲からも「ショートの利用」を勧められても、聞く耳を持ちませんでした。

母が「ショートを利用したい」のは「父さんを休ませてあげよう」という思いやりではなく、
「他人介護から、もっといい方法が学べる」という探究心からです。
{父の知らない世界=ショートスティー」を経験することで、「恐妻家としての地位」を保持したかったのかも知れません(笑)

母は今では口が開かず声も出ませんが、今年の初めは何とか話ができました。
母の口から珍しく、
「もうダメだー」と弱気な言葉が出たので、私が驚いて、
「何がだめなのよ?」と尋ねると、
「お父さんは、もうダメだから・・・」。

父も80になりますから、体力も衰えますわぁ。
気持ちだって落ち込みますよ。
病気になったのは誰のせいでもないけれど・・・献身的に介護してくれる夫に対し、
「お父さんは、もうダメだ」と言っちゃう母の強気な姿勢に、私は愕然としました(爆)

ここのところ母は完全にしゃべれなくなり、口実筆記の文字も「母さん体」となり、コミュニケーションが困難になってきましたが、つい先日、
「お父さんは自分の考えをかえないから困る」と、母は私にグチリました。

父は母を1年近く病院に連れて行っていないのです。
診察してもらっても特に新しい治療法はないし、母を抱きかかえ車に乗せるのは父にとって重労働。
ヘルパーに手伝ったもらったり、福祉タクシーを頼むのは煩わしい。
それで在宅で現状維持。
母の嚥下障害がひどかったり、けいれんで食事が摂れないと、そく、
「胃ろうだー」となるのです。

便秘などで母のトイレかよいが多い時も、
「疲れた。このままでは共倒れだ。胃ろうだ」です(涙)

遅かれ早かれ、母は胃ろうになるでしょう。
私や周囲の人たちは「胃ろう」を全面的に反対しているわけではなく、
「ちゃんと医者に診せないで。介護に疲れたと言って。母さんのおなかを切るのは違うでしょ」と言っているんですよ~。

通院の付き添いも頼めるし、夜勤のヘルパーさんや家政婦さんを頼める環境にいるのに父が「煩わしい」といってそれを拒み、「おなかを切るリスク」を母に負わせるのは、おかしいぞっと!

「お父さんは自分の考えをかえないから困る」としか母は書けませんでしたが、結婚以来50ン年、主導権を握ってきた母としては、父にダメだしが山ほどあるのだろうと、私は思いました。


オシッコが出ない

先週から母の便秘がひどくなり、それに伴い父の疲労もピークになりました。
それで親戚や知り合いにも応援を頼み、母の介護体制を変えて頃、今度はオシッコが出なくなりました。
尿意はあるのに出ないのです。
腹筋も弱くなっているし、脳からの指令が出なくなった可能性もあります。
とりあえず近所の医師から尿が出る薬もらい飲ませましたが、即効性はありません。
それが金曜日でした。
薬が効かなかった場合、3日間医者に診てもらえないわけです。
そこで思い切って、大きい病院に連絡し、管を入れてもらうことにしました。

ここまでも、細かく書くと笑えるのですが・・・省略・・・

父は管を入れてもらってすぐ帰れると思っていたようですが、ミルクのみ人形じゃないのだから、穴にストロー差し込んで終わるわけないじゃん(笑・泣)

オシッコに関してはその日のうちに解決しましたが、せっかく連れて行ったから、入院して「胃ろう」に向けての準備をすることになりました。

「胃ろう手術」が前提の入院ではなかったので、私や周りの人たちは、
「よかったー」と言っています。

「この際、全部検査してもらってね」。
「お父さんがお母さんから自立するいい機会だわ」。
「お父さん、たっぷり飲んで寝て下さい。フロに入るのを忘れないこと」。
「ドサクサにまぎれて、ノートパソコンなんか買わないこと・怒」。

私はまだ母の見舞いに行っていませんが、母は「ショートスティー気分=体験学習?」でいるように思います。

胃ろうにした後の生活については未知数ですが、たぶん母はまた恐妻ぶりを発揮し、最期まで父の手綱を引いていくことでしょう(^^)v








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地味に忙しい日々

2012年09月22日 | 日記
暑さ寒さも彼岸まで・・・という言葉をひたすら信じる今日この頃(笑)

さすがに「猛暑日」はなくなりましたし、一雨ごとに涼しくなりますが、雨上がりの蒸し暑さには参ります。
昼間はだいぶ耐えられるようになったけど、夜になるとムワッとしてきて、エアコンをつけてしまいます。

ただ今、日付が変わったばかりで、気分は9/21です。
ちょっと前から我が家の上にはゲリラ雨。
お蔭さんで涼しく安眠できそうです(-_-)zzz

※「我が家の上」と言うのは・・・最近の東京地方のゲリラ雨は局地的なので、先だってのように隣町は降っていないかも・・・だから。
水溜が干からびているなんて信じられないほどの降り方ですよ。。。


前回「脱稿できたかな~?!」と書きましたが・・・

やはり「脱稿できた」と思ったのはあの時だけ。気のせいでした(爆)
ずっとずっと一つの作品と向き合っています。
それと並行して依頼原稿の資料を集めているし、元来「片付け下手」なので、あっちこっちに本が散らかって、我ながらウンザリ(涙)

今日は気分を変えようと思い、ノートパソコンで原稿の整理をしましたが、特に進歩はありませんでした(笑)


ブログを更新できなかった約十日間

「創作活動に没頭しブログどころではなかった」と言えればカッコイイのですが、ただ単に地味に忙しかったのです(汗)

例えば、「諸般の事情でしばらくプールに行かれないので、無理して行って、ムキになって泳いだ」とか、
「遊びに来た姪っ子たちのいじめにあっていた」とか、
「義理でブティックのバーゲンに行った」とか、
「食の進まない母に食べさせるために、タッパ持参で居酒屋フーズを調達に行った」とか、
「病院で3時間待たされて、ブチギレた」とか・・・書き出したらキリがありません^m^

とにかく、一つ一つは大した事ではないけれど、書き出そうとするとイヤになるほど、いろいろな出来事があり、それに追われて気がつけば“春分の日”

ーー人生って、こんなモノよね(涙)


トドメは母の入院

地味に忙しいの「地味」の要因には、母の体調がありました。
母のことを考えると、どうしても行動が「地味」になります。
なーんて書くと「どこが地味なんだよ!」と石が飛んできそうですが.。o○
だーばぁ的には最近すごーく地味に生きてるんです。

毎日気をもんでいましたが、母の体調が急展開し、あれよあれよという間に「入院」のはこびとなりました。
明日からは「母の入院生活」と向き合わなければなりませんが、目の前でどんどん症状が悪くなる母と、母の介護でやつれていく父を見るのがつらかったので、今夜はなんとなくホッとしています。

この残暑のトドメは母の入院。
「地味に忙しい日々」は、この先も続きそうです。

母の病状については、また次回(^_-)-☆

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