だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

若者よ、あきらめないで!

2012年09月05日 | 四方山話
なんと、ダサいタイトルだこと(笑)

ここのところ青少年の痛ましい事件や事故が多発しているので、何か書きたいのですが、このタイトルでは誰も読んでくれないかも知れませんね(苦笑)

以前別の所に書きましたが、私の高校3年間は悲喜交々、複雑な感情があり、不思議な時間でした。

私は体に障害があります。
進路を考える時期、迷った末、〈養護学校〉⇒〈普通校〉という選択をしました。

しかし・・・そのプロセスの中でポジティブになれない出来事もありました。

簡単に言うと「先生」が原因でした。

学校自体は楽しかったけれど・・・「友だち」の中で素直に自分を表現できず、後悔が残っています。

今だから「友だち」と言えますが、当時は、
「私には友達はいない」と思い込んでいました。

それでも・・・
私が作家を目指した一番の理由は「書いていれば、離れ離れになった友だちと再会できるんじゃないか?」。
そして、
「いつか再会できた時は、ちゃんと、あいさつして、いっぱいおしゃべりしたい」とずっと思っていました。

その想いは3~4年前に実現しました。
高校卒業後30年以上の時が経っていました。

先週も『同窓会ライブ&飲み会」があり、数人で夜中までしゃべっていました(夜中といっても電車のある時間帯です・笑)

私が同窓生と遊びに行くと「シンデレラ」になるので、父からはヒンシュクを買っていますが、身近にいるヘルパーさんたちは、
「皆さん、仲がいいですね」とか、
「結束がかたい」と感心されます。

私が、
「さっき会った○○さんとは30数年ぶりで、まともに話するのは初めてだったわ」と言うと、
「うっそー。ずーっと親友だったみたいでしたよ」と驚かれることもありました。

私は「障害があるから、みんなと違う」と思い込んでいましたが、30ン年ぶりに会ってみると、みんな似たり寄ったりで(笑)、若気の至りで殻に閉じこもっていただけだったようです。


生きててよかった

同窓生と遊んで後、私はいつも、
ーー生きててよかったーーと思います。

高校を出てから(大人になる過程で)私は何度も挫折しました。
人に裏切られたり、馬鹿にされたり、理不尽な扱いをされたり・・・
死のうと思ったことは数え切れないし、人をとことん恨んだり、傷つけあったり、つらいことのほうが多かった気がします。

「死にたい」「逃げたい」「投げ出したい」と自暴自棄になることは、これからも続くでしょう。
でも、生きていれば、
失ったもの(失いかけているもの)を取り戻すことができます。
絶対に「生きててよかった」と思える日が来るし、一緒に想い出を分かち合える人はいるはずです!

30年前の私がこの文章を読んだら、
「そんな年になるまで待ってられないよ」と思うでしょう。
まーこれは経験者にしかわからないことですが、10年・20年・30年はあっという間です(爆)

回り道しても行き着く場所は同じです。
だから、あきらめないで。
今が苦しかったら他の道、他の場所でいいから、生きて下さい。


コメント
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