だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

読書 あのねのね 📚  はなの街オペラ

2024年09月02日 | 日記
装丁からして魅力的! イラストもおしゃれで可愛いカードのオマケ付 🥰

今回ご紹介する「はなの街オペラ」 森川成美(著), 坂本ヒメミ(絵) くもん出版刊は2021年に発売され、話題になりました。
ワタクシメが今ごろのそのそ感想を書くのは恥ずかしいので、「本の見た目」から書きました (o*。_。)oペコッ




個人的に想い出のある一冊です📖

この本をいただいた時、ワタクシメは股関節の手術の直前で、
「入院中に読んで、森川さんに感想をメールしよう」と思っていました。
殺風景な病室にこの美しい本を飾りました。
股関節の手術は成功し、車いすに座ることからリハビリ開始!
ワタクシメはリハビリの後もベッドに戻らず、真っ先に「はなの街オペラ」のページを開きました。
その様子を見て看護師さんたちは驚き、
「回復が早くてよかった」と喜びを分かち合ってくれたのです。
しかし、その後お腹が苦しくなりました。
ワタクシメは「潰瘍性大腸炎@難病」に掛かっていました。
それはカルテには記載されていたような??? 内科の医師からは聞かされておらず、服薬程度で治療はされていませんでした。
おバカなワタクシメは事態の深刻さに気付かず、
「お腹が治ったら、続きを読もう」と、ずっと枕元にこの本を置き、入退院を繰り返していましたが、
寝たきりが続き手足の筋力が低下して「読書」どころではなくなっていきます。
一昨年、大腸全摘・・・精神的にも落ち着いた昨年から、「デイジー図書@音声図書」を利用するようになりました。
これまでも書きましたが「音訳」には時間がかかります。
図書館に「デイジー図書 作成リクエスト」をしてからも、ワタクシメは本書の美しいな装丁を眺めて、ずいぶん慰められまたした p(^o^)q

やっと「デイジー図書」で中身を味わいましたよ!

出版社からのコメントにある
―人生いろいろなことがあるよね。でも、どんなときだってこういう瞬間があれば、救われるっていうもんだ―
これは森川さんからワタクシメへのエールのようです💓
作者はすべての読者に「エール」を贈るつもりで、書き上げたのだと思います。

この作品は「朝ドラ」になりそうな物語です。
読んでいると「オペラ」が聴こえてきそうです🎵
「挿絵」がハイカラで、大正ロマン満載です。

毎度書いておきますが、「児童文学」は子ども向けのモノではなく、「子どもから楽しめる読み物」です。
ページ組や書体など、読みやすく工夫してありますから、老眼で読書がキツクなったなーという方にオススメします👓
もちろんティーンエイジャーの皆さん、時代は違っても挫けず夢を追い求める主人公・はなの青春ドラマをお楽しみ下さい🌺


内容紹介 出版社から

―人生いろいろなことがあるよね。でも、どんなときだってこういう瞬間があれば、救われるっていうもんだ―

時は、大正時代。
宇都宮で生まれたはなは、東京の井野家に奉公に出ることになる。
井野家の主人、一郎の仕事は、夢の街・浅草でオペラを上演する歌劇団。
なれない都会暮らし、なれない奉公に、はじめのうちはとまどうはなだったが、ひょんなことから、井野家の書生として音楽学校に通いながら、一郎の劇団を手伝う響之介に見いだされ、歌のレッスンをうけることになる。
おさない頃から歌うことが好きだったはなは、響之介の指導や、浅草オペラとの出会いを経て、次第にオペラに関心をもつようになる。
そんなあるとき、響之介が井野を裏切り、自分の劇団を立ち上げたという知らせが届いて……
困難な状況にある人々が、逆境のなかでも、音楽の力を信じ、音楽に励まされながら、明日へ進んでいく物語。


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