なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

ひとり庭で

2007-07-26 23:23:00 | 日記
何時間も月わ眺めている。赤い月をなのだ今宵は~。静かだが時折モグラがなく、ヤモリがあちこちでなく。やばい耳元で藪かがブーンと獲物を狙う。香取線香の渦巻き三個もうすぐ半ばにかかるのに。 花の香りが木の上から下りてきた。ジヤスミン。げっけつ。鼻を洗う。月が枝に隠れた。足下のロウソクが揺れる。無風だった庭に風が走りすぎる。ウヰスキーのオンザロックの氷が溶けてカランと音がする。手をのばして冷たいグラスを手にする。うまい具合にウヰスキーが飲みごろだ。二はいめは酔いごろも楽しめる。 首の蚊を手のひらで思い切り叩く。風情を楽しむのも楽じやないな。 アー月がまた顔をだした。遠くて犬が吠える。リクライニングの簡易椅子の背が動く度にギシギシきしむ。昼なら全く気にならないほどの音でも夜の静けさ中では、少し邪魔になる。 スイカからフットボールになってきた月が目の前に浮かぶ。 ヒデ子の四十九日を済ませた。ほっとしたような、寂しいような
まだ東京に行けばあえるきもする。迷える車が進入してきた。ブーンとふかしてターンしていった。ここは行き止まりだよ。こんな夜にメールも感心しないか。閉じてもうしばらく詩人ごっこしようかと。

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