なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

外遊び

2007-03-12 11:22:43 | 日記
天気がいい。
早朝の冷えた空気は太陽にかき消された。

ぽかぽかぽか
太陽の光って、エネルギーってありがたい。
冷たい空気がどこかに消えた。

子どもたちの笑顔もはじけている。暖かい庭で思い思いに遊ぶ。

先日驚いたことがあった。

ある保育園で働いていた人の話である。
一歳児担当ですが、4月からまだ一度も外遊びをしていませんが
みどり保育園は赤ちゃんお時から、外遊びをしているんですねー。というのである。
こんな天気に、外に出さずに部屋の中での保育なんでもったいない。

365日、部屋の中での保育なんて考えられないが、実際はあると聞く。
ケガをさせないこと、これが最大のテーマらしい。
外遊びは危ない。ケガをすると。
思っている園があるらしいが、それは子どものことをあまりにも知らなさ過ぎる。

ケカなどめったにないことで。
しかもそれは、外であろうと無かろうと、、、子どもはケガはしないものなのだ。
つまり、転んでも手をついて転ぶことを身体で覚えていく。

歩き始めは、どの子もヨタヨタヨタと前かがみ。
重心を低く、軸をとっているのである。そして、すぐに尻餅をつく。
たどたどしいながらも、軸を覚えたら転ぶのが減る。

子どもたちは「お外行こう」と言うのですが、園長の許可がでないのです。
と、その方は話す。

この太陽の恵みを味方にしないで、子どもの育ちを保証するのは至難のこと。
おもちゃがあったって、どんな好きな先生がいたって
どんな広い広い部屋があったって

自然の恵みを取り入れないと、子どもの育ちを保障することはできない。
子育てはその子の体験を広げることである。
ケガを案じて体験を奪うことは子どもの為とはとても思えない。

そんなことを、外で遊んでいるチビちゃんを見ながら思い出した。
砂まみれの身体。砂が手についたら両手をはたいて落とすことを知っている
零歳たち。

砂のザラザラ感が、身体の感覚統合を助けていることを、私たちは知らなければならない。
刺激を受けてこそ育つ感覚があり、能力がある。

メリハリのある園生活を、どの子もどの園でも、保障してあげられたらと願った朝だ。

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