*メルヘンに登場するような白い洋館でひと休み
アンティーク好きな人にはたまらないカフェ。
1927(昭和2)年に建築された洋館の1F(リビング)が店舗として使用されています。
かつて外国人居留地だった山手に残る数少ない西洋館として、日本近代建築物総覧(日本建築学会監修)にも貴重な建築物であることが認定されています。
少々ガタがきている(失礼)ドアノブを回して入口の白いドアを開けると、そこはまるで昭和初期にタイムスリップしたようなレトロな空間。
スタッフの女のコはシンプルなパフスリーブの黒ワンピに白エプロンのメイド姿(パティスリー ラ・マーレ・ド・チャヤと同じですな)。
店内には本物の暖炉もあり、椅子やテーブル、食器棚など、調度品は全て200年以上昔のアンティーク 。
木製の上げ下げ窓の外には元町公園の緑。
古き良き山手の雰囲気を今も漂わせています。
ケーキを食べたい気持ちをやっとの思いで抑え(なんたってこの後すぐにディナーだし)、ミルクティーをオーダー。
かなり大きめなカップで登場します。
ポットサービスでないところが残念といえば残念だけど、この日はあまりゆっくり出来ない上にディナー前なのでむしろありがたかった(577円)。
ちなみに橙さんオーダーのミントティーは小さなパイレックスのティーサーバーで登場。
まあほぼポットサービスと同じですね。
こちらは630円でお値段にも微妙な差がついているので、とりあえず納得。
この上がケーキショップ
お茶を飲み終えて、2Fのテイクアウトコーナーを覗いてみることに。
2Fのケーキショップで販売していた苺のタルト
美味しそうなだけではなく、食べてしまうのがもったいないくらい美しい!
2Fの個室
かなり前に来た時はもっと狭かったような…。
お隣に予約専門の個室が出来ていたのにも「おおっ!」。
ゆっくりとお買い物が楽しめるようになりましたね。
こちらは6名まで入れる個室(要予約)
「アフタヌーンティーセット」など個室専用のメニューが楽しめます(2,575円)!
ホンモノの洋館で、ゆったりと本場英国式アフタヌーンティーを体験してみるのも悪くないかも。
CPも都内のホテルに比べればかなり優秀では?
晴れた日の午後なら外に設けられたテラスでランチも気持ち良さそうです。
ただガイドブックには必ず載っている有名店なので、休日の明るい時間帯はかなり混み合います。
優雅な気分でお茶出来る時の方が少ないかも。
今回はかなりラッキーでした。
店舗全景
白い外壁に窓枠と屋根の赤いペイント。
「まるでおとぎ話に登場するお菓子の家みたい」とは橙さんのお言葉。たしかに苺ショートの配色だ~
■えの木てい
□11:00~20:00
□月曜定休
□横浜市中区山手町89-6
□045-623-2288