ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

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■青山エリュシオンハウス

2006-08-29 00:33:26 | 東京のレストラン

あおやまエリュシオンハウス(イタリア料理/青山一丁目) 

*お耽美の舘で、気分は「恋におちたら」♪

前社長の逮捕もあり、ちょっと前まで連日ニュースの主役だった六本木ヒルズのL社。昨年春、某IT企業ドラマにドップリハマっていた時は、そのあまりの超展開ぶりを「まー所詮は作り話だから」などと大いに楽しんでいたものですが、事実は小説よりなんとやらで…(存外非現実的なドラマでもなかったのね)。最近DVDで観直して熱が再発しております。で、こちらのお店。
実はそのドラマで使われていたので行きました(笑)。
1年近く前のレビューですが、「ヒルズに恋して」つながりでUP。
ホントはすぐにでもまた行きたいんですが…。



青山の閑静な住宅地(っていうか、高級マンション街)に佇む、豪奢なゲストハウススタイルのレストラン。
噴水のあるパティオを臨むサンルーム部分がメインダイニングとして使われています。多角形のその建物は全面(高い天井に至るまで)ガラス張りで、開放的ながらもゴージャスなコンサバトリー。
豪華に煌くシャンデリアといい、エントランスの壁面一杯に散りばめられた深紅の薔薇(さすがに生花ではない)といい、なんともお耽美なレストランですね。
ちなみに、お店の名前「ELYSION」とは、ギリシャ神話で神に選ばれた英雄達が暮らす「地上の楽園」を意味しているとか。



偶然にもドラマで高柳徹と鈴木島男が座った丸テーブルに通されて、私と連れは大感激(単純)。
勿論シャンパンをオーダーして「あなた、ホントに分かってないんですねぇ」「お前、クビだ」とかやってしまったことは言うまでもない(バカ)。さすがにヘミングウェイが死んだ年のクリュグは無理だったので、食前酒のグラスシャンパンは、ヴーヴクリコ・ロゼ(1,900円)とモエ・エ・シャンドン(1,500円)でした。

スノッブな雰囲気に圧倒され、さぞかしお料理も高価なのかと思いきや、全くそんなことないんですよね。
ディナーコースは、季節のおすすめ(冷・温前菜、パスタ、魚・肉料理、ドルチェ、コーヒーにパンが付く)が7,350円、南イタリアの郷土料理コース(前菜が1皿少なく、ドルチェがワゴンから選べない)が5,250円と、拍子抜けするほど良心的なお値段です。

オーダーの際に、お店の方がワゴンに乗せた「本日の特選食材」なるものを各テーブルに見せて回り「お好みの調理法でお料理させていただきます」と声をかけてくれるんですが、これが旬の高級食材ばかりでメチャクチャ美味しそうなのに、どのテーブルでも「結構です」と断られていました。
多分いくらくらいの料理になるのか見当がつかないので(値段の表示がないため)敬遠しているんでしょう。
私と連れは異様なテンションで気が大きくなっていたこともあり、「どうせたまにしか来られないんだし、高いっていっても破産するほどじゃないでしょ!」と、全てワゴンの上の食材でフルコースを作っていただくことにしてみました。

・冷前菜:厚岸産生牡蠣(2個 1,800円)、クラテッロ&イチジク(1,900円)
・温前菜:栗のリゾット(1,800円) 
・魚料理:ホウボウのグリル・トマトソース(3,400円) 
・肉料理:佐賀牛のステーキ(4,800円)、イベリコ豚の炭火焼き・秋野菜添え(3,800円)
・ドルチェはワゴンから好きなだけ(私が2,000円、連れが1,200円) 
・パンとコペルト(2人分で1,050円)
・コーヒー(600円)

という内容です。
ワインはソムリエさんにバイ・ザ・グラスで3杯選んでいただきました。全て白ワインで、クラウディベイS.B(ニュージーランド 1,400円)、グレカンテ(イタリア 1,300円)、クロデュバル シャルドネ(カリフォルニア 1,600円)、食後酒のデザートワインが2,200円、佐賀牛(メチャ美味!)に合わせて赤ワインのグラスをサービスしていただき、1人あたり20,000円ちょいでした(料理は全て2人でシェア)。久しぶりに食材そのものが最高!というお料理を堪能し、美味しいお酒も楽しんでこのお値段なら決して高くはないと思いました。これならリピートも可、ですね。

赤薔薇が壁一面にディスプレイされた、ダイニングルームまでのアプローチ。

2Fには会員専用のBarラウンジと、自由に使えるプライベートルームがあるそうです。友人がランチで伺った際に見学させていただいたようなんですが、なんとこのお部屋、天蓋付きベッドにシャワールームまであるんですって!
どこの誰がどういう用途で使用するんでしょうか(ちなみに今までに使用した会員さんはいないそうです)。
リーズナブルにセレブな気分?を味わうにはいいお店かも知れません。

★店舗情報こちら

2013/04/14 画像3点差し替え(公式公開画像)
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ヒルズに恋して/Sweet Memories

2006-08-28 06:44:10 | グルメ

カフェ ラ ボエム 西麻布店(カフェ・喫茶店/西麻布)

*六本木ヒルズへ行く-番外編-

なんだかんだで六本木~西麻布エリアは因縁浅からぬ場所なのです。私にとって。「若気の至り」で突っ走った‘80年代後半、この界隈は私の庭でした。
そう、六本木は小娘だった私を大人にしてくれた街(笑)。
今では恥ずかしくてとても人に話せないあんなことやこんなことをやさしく見守ってくれた第二の故郷(爆)。
そして、私のweb nameの由来でもある故中川勝彦さんに初めて会った場所―。
ヒルズの周り限定で言えば、当時の面影は微塵もありません。
まるで別空間。人間だけではなく都市も変わっていくのだと今更ながらに実感しました。私の青春の背景はもう思い出の中にしか存在しないのね(寂しい~T□T)

というわけで、思い出話を一発。

西麻布は、一世一代の大恋愛をした相手が住んでいた街です。
当時、週の半分以上をこの街で過ごしていた私が、一番好きだったお店がここ。
もっぱら、真夜中~明け方に利用していたものですが、その時間帯に、コムサ・デ・モードを着たワンレンのおねーさんが、一人カウンターで煙草吸ってたりすると、ほんの小娘?だった私にはメチャクチャカッコよく写ったもんです。
こっちは、“納豆とシソのパスタ”&ワインクーラーが定番で、その上いっつも一皿では満腹にならなかったっけ(^^;)。
ギシギシッと音のする階段を上がると、ずーっと記憶の中にあった風景が、そのまま目の前に現れました。
昔のお店が軒並みクローズの憂き目を見ている今日この頃、思い出深いお気に入りの場所が、変わらずに存在し続けてくれているのは、やっぱりうれしい。
すっかり大人になってしまった今、飲食店に入ると接客やサービスの良し悪しがものすごく気になるようになったけど、当時はカッコイイお店で食べたり飲んだりすることそのものが、すでに歓びだったんだもんね。
そんな郷愁?にひたりつつ、ついつい長居してしまいました。

カフェ ラ・ボエム 西麻布店
□11:30~29:00 (フードL.O 28:15、ドリンクL.O 28:30)  ランチは15:00 まで(土・日・祭日除く)
□港区西麻布2-25-18麻布パレス2F 
□03-3407-1363

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ヒルズに恋して ■The Kitchen Salvatore Cuomo 六本木ヒルズ 【閉店】

2006-08-28 06:40:31 | 東京のレストラン

ザ キッチン サルヴァトーレ クオモ (イタリア料理/六本木)
閉店しました

*リッチにディナーという雰囲気ではありませんが…。

展望台でたっぷり夜景を堪能したあと、「お次はリッチにディナーでも」とレストランを物色した末に落ち着いたのが此方。
結果を先に言うと、リッチにディナーという雰囲気のお店ではありませんが…。っていうか、ヒルズの飲食店って割とショボいんだもん(お値段は高級店なみなのに)。
このお店はサルヴァトーレ・クオモ氏プロデュースによるピッツア窯のあるイタリアンダイニング。入口に飾ってあるジャン・レノ氏の写真を見て「いいかぁここで」と何の期待もせずに飛び込んでしまいました。

ピッツアをオーダーしちゃうとますます「リッチに」から遠ざかってしまうので、5,800円のコースを。
アペリティフに季節のシャンパンカクテル(フレッシュプラム)、お店のお薦めグラスワイン(白。トスカーナ産のシャルドネでした)を追加して、支払いは税・サービス込で9,000円ちょい。
高級居酒屋みたいな雰囲気を思えばやっぱり少々高めですかねぇ。でも、お料理は美味しかったです。



・前菜:一口カプレーゼ、生サラミ&ハモンセラーノ グリッシーニ添え、鱸のカルパッチョサラダ 
・プリモ:小海老のフェットチーネ(トマトソース) 
・セコンド:イベリコ豚のグリル 
・ドルチェ:盛合せ(アーモンドのタルト、マンゴーのシャーベット、フレッシュフルーツ、パンナコッタ)
・カプチーノ
という内容でした。

味付けは全体的に濃い目ですね。男性には量が少なめかも(私はちょうど良かった)。
サラミの匂いがキョーレツでビックリ、鱸が思いの他新鮮で感激、手打ちパスタはもちもちの食感がたまらない、イベリコ豚は大好きなのでラッキー、カプチーノが別料金でなかったのは○、量がたっぷりで◎、スチームドミルクの泡がきめ細かく非常に美味。
って感じです。

私たちのテーブルに付いたイタリア人スタッフ(日本語はペラペラ)の接客は、明るく気さくでとても感じがいいものでした。
一見気取りがないようで細かいところにまで気が回る、こういうカジュアルなダイニングスタイルのお店では理想的な形でしょう。
平日は翌3:00までという営業時間がいかにも六本木っぽい。

□ランチ11:00~17:00(L.O 15:30 土・日・祝日は16:00) 
ティータイム15:30~17:00(L.O 16:30) 
ディナー17:30~23:30(L.O 22:30 木~土・祝日前~27:00 L.O 26:00)
□03-5772-0065 
□ウエストウォーク5F


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ヒルズに恋して/中国茶とワイン

2006-08-28 01:23:02 | グルメ

英記茶荘(えいきちゃそう)

1881年、中国-広州で創業の老舗中国茶専門店。
色・香り・味の全てにおいて最高水準の逸品が70種以上取り揃えられています。
お土産用に「淑女茶」を購入してみたよ(お店のオススメ)
リーフティー100gで1,785円。同じお値段でティーバックタイプもあり。
□11:00~21:00 
□03-5775-1625 
□ヒルサイド1F

ワインショップ・エノテカ

「…For All Wine Lovers」がキャッチフレーズのワイン専門店。
世界中から選りすぐりの銘酒はもちろん、ワイングラス、専門書籍が並ぶ、ワイン好きにはたまらない空間。
シャンパンのマグナムボトルの品揃えも充実しています。
ただお値段はそれなりに張りますが(ディスカウントショップじゃないので当たり前か)。
お店の前にテーブルと椅子はあるけれど、イートインは出来ません。雰囲気が最高にいいだけに残念…。
□11:00~21:00 
□03-5786-7706 
□けやき坂通り3F
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ヒルズに恋して/六本木ヒルズへ行く

2006-08-27 14:30:54 | 帰宅の風景


*何をいまさら「六本木ヒルズ」です

先日コールド・ストーン・クリーマリーに初訪問した際、まるでおのぼりさん気分でヒルズの写真を撮ってきました。
せっかくなのでUPしようかなと。

森タワー
言わずと知れたヒルズのシンボル。
未だに『恋おち』熱が下がらない私は、ついフロンティアを見上げてしまうのでした。

ママン
66プラザで異彩を放つ巨大な蜘蛛オブジェ。
作者のルイーズ・ブルジョワは、92歳の今もなおその道(現代アート?)のカリスマとして絶大な支持を得ているとか。
大理石の卵を22個抱いているこの母蜘蛛は「繁栄」の象徴なのだそうです。


ガラスの滝     毛利庭園から見上げたテレビ朝日

ウエストウォークのガラス板の壁は全面滝になっています。
待ち合わせにピッタリなベンチが設置されているエリアなので、暑い季節にはささやかな清涼感がありがたい。夜はライトアップされてきれいです。

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毛利庭園は4300平方メートルを誇る、毛利藩屋敷跡に造られた人工の日本庭園。
かわいいカルガモのいる池を中心に滝や渓流が配され、桜やイチョウなど木々が茂り、四季折々の表情が楽しめます。
暗くて何も見えませんでした(T-T)

宇宙メダカ
明るい時間に訪れたらぜひ見ておこう。

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東京シティビュー
まさに都心のど真ん中にそびえ立つ、52F(海抜250m!)の大展望台『東京シティビュー』からは、360°遮る物が何も無いダイナミックな眺望が楽しめます。
上るだけで1,500円かかりますが、森美術館(53F)の入館料も込みなので、此方で面白い展覧がある時を狙えばそれほどお値段は気にならない(かな?)と思います。
不定期に「期間限定」の企画が開催されたりするので要チェック。

昨年は8/11~9/19まで「CHAMPAGNE GARDEN」なるラウンジが特設されました。コンセプトは“展望台からの景色を摩天楼に見立て、シャンパンを片手に上質な大人の時間を”―。
ヘイウッド・ウェイクフィールドに特注した座り心地抜群のチェアに寛いでグラスを傾ければ、ニューヨークの高層マンションのリビングで夜景を眺めているような、ちょっとしたセレブ気分が味わえる、ということだったらしい。

で、当時CXで放映された某IT企業ドラマにハマりまくった私としては「ヒルズで夜景見ながらシャンパン、こりゃ行くしかないでしょ!」と(ミーハーですみません)。高柳徹&鈴木島男気分に浸ってまいりました。
でも、なんか同じ目的で来ている人が結構いたようで(笑)、「と○ダネ」の取材まで入ってましたよ(私と連れの映像、しっかりOAされちまいました・恥)。



ちなみに提供されていたシャンパンは、G.H.マム社の「マム・コルドン・ルージュ」
白地に赤タスキのラベルでお馴染み、F1の“勝利の美酒”としても有名なシャンパンです。

私はロゼ(1,600円)をいただきました。

「君の瞳に乾杯」 
映画『カサブランカ』ではハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンのテーブルに登場。
「王様に乾杯」 
アーネスト・ヘミングウェイ著『日はまた昇る』では、主人公が恋人とその連れの伯爵と3人でこのシャンパンを開ける場面が。
最初の1杯を口にした彼女の台詞は「これこそ本物だわ」
「乾杯しましょうよ。王様に乾杯」

高柳徹が愛飲しているシャンパンは「クリュグ」なんですが(笑)。
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UNA GIORNATAでいただいたワイン/080805

2006-08-27 00:35:45 | お酒のお話
*湘南グルメ@逗子/番外編

今回の湘南グルメで出合ったシャンパン&ワインは4本。
シャンパンをかおりん、ワイン3本(白1、赤2)をスティーブ先生が提供して下さいました。
全てがとてつもない逸品なので、軽くレビューなどを。
私はワイン大好きですが、ボキャ貧+薀蓄なしなので、たいしたことは書けません(先に言っとこ)。
※ラベル写真(クリックで拡大)は楽天のネットショップから拝借しました(^^;)

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Louis Roederer Brut Premier
ルイ・ロデレール ブリュットプルミエ 〇

2世紀にわたり家族経営を貫く由緒正しきシャンパンメゾン「ルイ・ロデレール」。口当たりがよく、かつコクがあり、フルーティな風味を保ちながらも未熟さは微塵もない、ブリュットプルミエは「ルイ・ロデレール」のスタンダードクラス。とはいえ、ボトリング後に4年(クリスタルは6年!)もの瓶内熟成を行い、ルミアージュ(動瓶)は職人の手作業。これほど贅沢なシャンパンがあるでしょうか。
黒葡萄のピノ・ノワール65%(うちピノ・ムニエが10%)の果実味を主体にしながらも、酸味の強いシャルドネ35%が果実の芳酵なアロマを程好く調和しています。濃い色調と力強い泡立ちが魅力の、非常にバランスのいいシャンパン。乾杯用に飲むだけではもったいない。今回の食事会ではオレンジで煮込んだカポナータ、ヒラメのカルパッチョとのマッチングが素晴らしかったですね!
ちなみに、「ルイ・ロデレール」はリキュールワインを長期熟成させる唯一のメゾンなんですって。

産地:シャンパーニュ/フランス
生産者/ルイ・ロデレール
品種/ピノ・ノワール40%、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ20%

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Newton Unfiltered Chardonnay
ニュートン アンフィルタード シャルドネ

カリフォルニアオレンジにも似たフレッシュさと複雑なアロマとを併せ持つ、ライトな口当たりながらゴージャスな印象のワイン。色調はクリアな黄金色。グラスに注ぐとかすかに香草を思わせる爽やかな香りが立ちのぼり、口に含めば濃厚で滑らかな舌触り。まるでハチミツから甘さだけを除いたような、非常に飲みやすい白ワインです。今回の食事会ではガーリックの効いたサザエのつぼ焼き&丁寧に炒めたタマネギの甘みを巻き込んだ鰯の前菜、冷製カッペリーニの甘酸っぱいフレッシュトマトソースが、このワインのフルーティアロマにぴったり。海老のグリルやボイルした蟹など、食材の良さを生かしたシンプル料理に合いそう。ぜひ湘南のレストランに置いてほしい。

産地:カリフォルニア=ナパ/アメリカ
生産者/ニュートン・ヴィンヤード
品種/シャルドネ100%

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Tenuta di Trinoro Palazzi Rosso di Toscana
テヌータ ディ トリノーロ
パラッツィ ロッソ ディ トスカーナ

ボルドースタイル(トスカーナを否定した)のワイン作りで世界中の注目を集めているトリノーロ。その葡萄園はわずか10haにも満たないというから驚き! 石灰岩と小石が混じった土壌の平均樹齢7年という若木の葡萄から、驚くほど芳醇で凝縮感のあるワインを産む「奇跡のブランド」です。オーナーのアンドレア・フランケッティ氏は、シュバル・ブランを超えたいという一心でテヌータ・ディ・トリノーロに半生を費やしたそうです。

で、この「パラッツィ」、そのフランケッティ氏が、葡萄園のテロワールがメルローに向いていないという判断を下したため、1999年を最後に生産が打ち切られてしまいました。リリースはわずか3ヴィンテージのみ! まさに幻のワインというわけです。

開栓したとたん立ちのぼる芳香の強さにビックリ! 果実の生命力が伝わるのは若い樹から摘まれた葡萄の所以でしょうか。でも口に含めば何十年も熟成したような濃厚さを感じる…。「まさに人生経験を積んだ貴婦人だね!」とはこのお宝ワインの提供者スティーブ先生の弁ですが(爆)。分かったような分かんないような…。今回の食事会では、地鶏のレバーパテ、和牛すね肉の煮込との相性がとても良かった。ボロネーゼやチーズを使ったお料理によく合いそうなワインです。もう飲めないけど…。ある意味この夜の主役だったかも。

産地:トスカーナ/イタリア
生産者/テヌータ ディ トリノーロ(アンドレア・フランケッティ)
品種/メルロー50%、カルベネ・フラン50%

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TUA RITA Giusto di Notri
赤ワイン
TUA RITA Giusto di Notri
トゥア リータ ジュスト ディ ノートリ

トゥア・リータは1984年にトゥア夫妻が設立したまだ若いワイナリー。ブランドネームのRitaとは奥様のファーストネームです。食べる事が大好きな2人は、どんなグルメの舌も満足させられるワインを造ろうと、※スーパータスカンのみを追及してワイン製造に取り組みました。ヴィンテージを重ねるごとに評価が高まり、今や世界的な注目を集めています。甘さ(香り)と渋み(味)のコントラストが強烈なワイン。
果実の香りといっても葡萄独特のそれではなく、何故かマンゴー、パパイヤなどの南国果実を思わせます。甘く官能的な香りに導かれて口に含むと、タンニンの苦さと葡萄本来の酸味にぶん殴られる感じ(笑)。
意外なところでエスニックや中華系の肉料理とも相性が良さそうなワインですね。さすが作り手がグルメ夫婦だけのことはある!今回の食事会ではチーズが乗ったカツレツを引き立てていました。個人的にはちょっと気になる赤ワインです。
※トスカーナ地方従来のワイン製造法に拘らず、外来品種(カベルネソーヴィニヨン、メルロー、など)を使うことで、現在のものよりさらに美味しいワインを造ろうという試み。サッシカイア、オルネライア、ソライアなどが先駆的ワイン。

産地:トスカーナ州スヴェレート/イタリア
生産者/トゥア リータ
品種/カベルネソーヴィニォン55%、メルロー35%、カベルネフラン10%

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ワインといっしょにいただいたお料理は こちら
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湘南グルメ@逗子/UNA GIORNATA【閉店】

2006-08-26 18:50:15 | イベント


去る8/5(土)、「湘南グルメ倶楽部」のお食事会が逗子で催されました。このブログでご報告するのは、6月末のドルチェ ファール ニエンテ@鎌倉に続き2回目です。
会場となったレストランは、私が週一で利用しているご近所イタリアン ウーナジョルナータ。お店のデータなどは8/18の記事をご参照下さい。

「1,575円でワイン持込みOK!」という情報を聞いたスティーブ@茅ヶ崎氏の「暑気払いといきますか!?」という一言がきっかけで、トントン拍子に実現となりました。
偶然仲間内でのおめでたいニュースと時期が重なったため、結果的には祝賀会と化しましたが。
祝賀会の内容については、主役が「あなたとツルんでいることを知られたくない…(恥)」と仰るので(え~~何故ですかぁ!? ってか、もうすでにバレているかと…爆)詳細を伏せます。
スティーブさま、某サイトのレビュー拝見しました。あーいう風に書けば良いのですね!?
私には文才がないのでとてもとても…。いやぁ感服いたしました。

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当日は、わざわざ東京から出て来てくれたかおりんと逗子駅で待ち合せ、市内では一番のお気に入りカフェ COYAへ。一水とはそこで落ち合う約束となっていました。
ディナーを後に控えているため、オレンジティーやアイスチャイなどをオーダーし、しばしまったり。

オーナーの根本きこさんは、去年生まれた赤ちゃんを連れてきて店先であやしていました(ビックリするほど愛想のいい男の子なのだ)。お店を改装し、奥に赤ちゃんを寝かせたり、ママがオムツ替え出来るスペースを確保してあります。お店の「古民家」度が更にUPし、私的にはいっそう居心地が良くなった。
土間に赤ん坊が遊ぶゆりかごがあったり、奥の部屋に猫がいたり…。こんな雰囲気で落ち着けるお店、ここ以外には在りえない!と思います。

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1時間ほど寛いだのち、会場へ移動。
ウーナジョルナータは、一見どこにでもあるようなこぢんまりとしたお店ながら、若いオーナーシェフの腕はあなどれません。
湘南グルメの重鎮である王様が足繁く通い、自らイタリアで仕入れてきた禁煙札やら、シチリアで撮ってきたお写真などを寄贈されていることからも分かるように、舌の肥えた大人を十分に満足させられるお料理を(しかもリーズナブルに)提供してくれる、今時奇特なレストランなのです。おばさまたちの社交ランチ場にしておくには勿体無さすぎ!というもの。



今回はお祝いの席でもあるからと、ワインコレクターのスティーブ氏が「飲めるのは最初で最後」というお宝ワインを提供して下さるとのこと。料理の予約を任された私は、その旨を話しシェフに相談してみました。返事は「こちらにすべてお任せ願えますか?」。一瞬その瞳の奥にメラメラと燃える炎を見た気がしました。
予算5,000円(!)で実現した9皿は下記の通り。
・夏野菜のカポナータ(オレンジ風味)
・ヒラメのカルパッチョ
・地鶏のレバーパテ バゲット添え
・サザエのガーリックバター焼&鰯のロール焼
・トマトの冷製カッペリーニ
・和牛すね肉煮込みのニョッキ
・真鯛の軽い煮込み シチリア風
・子羊のカツレツ タレッジョチーズ
・ドルチェ(りんごのクラフティ、桃のパンナコッタ)
・カッフェ




基本的には「シチリア料理」だそうですが、食材はすべて地元で手に入れるものなので、郷土料理独特のくせもなく、非常に食べ易い湘南イタリアンという印象(写真のサザエと鰯の前菜などまさにそれ)。でも、タレッジョチーズをあしらったカツレツ、ニョッキにからめた牛すね肉の煮込みなどは「これぞイタリアン」という力強さを感じさせる逸品。
この日のために持ち込まれたお酒は4本ありましたが、偶然にも料理とのマッチングがドンピシャだったから素晴らしい!(お酒については後ほどゆっくりと書かせていただきます)

いや~、こんなお食事会なら何度でも大歓迎です。
素晴らしい銘酒を提供して下さったかおりんとスティーブさま、思いっきり腕をふるってくれたシェフに感謝!
もちろん祝賀ディナーは大盛況のうちに幕を閉じ、飲み足りない数名は場所をカフェ・ジャメルに移し、裏庭ビアガーデンで更に盛り上がったのでした。

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スティーブ先生が持ち込んで下さったワインの詳細は こちら をご参照ください。
★店舗情報COYA 【閉店しました】UNA GIORNATA 【閉店しました】
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Have a Break…/060826

2006-08-26 12:02:42 | Weblog

(添付画像は、昨日六本木ヒルズで見た巨大な薔薇の花)

テンプレ変えてみました。
前に使用していた「ハートリーフ」はお気に入りなので、すぐに戻すかもですが。
母の喪が明けるまでこれでいこうかなと。文字が大きいので、読み易くなったと思います。
いずれは自分でカスタマイズしてみたいんですが、なにせど素人なので、しばらくは冒険せず地道にやっていく所存です。

早いもので、ブログを始めてから1ヶ月以上経ってしまいました。
果たして続けられるのだろうか…という不安を抱えつつの見切り発車だったわりには、スムーズに出来ているかなという感じです(自分的には)。
思ったよりも楽しいし。
もうちょい余裕が出来たら、他人様のブログもどんどん覗きに行きたいと思います(^^;)。
で、あらためてこのブログのスタンス、希望している今後の展開などを少々。

タイトルには「グルメ日記」とありますが、テーマをそれだけに絞ってしまうのはもったいないというのが実感です。ってか、私は気に入ったお店をリピートするタイプ(開拓者ではない)なので、あっという間にネタ切れの悪寒が。
「出来るだけ毎日更新」が基本なので、「グルメネタがない時でも、とりあえず何か書く」というスタンスでやっていこうと思います。


レストランレビュー 
レビュー(批評)というカテゴリーですが、評価目的では書いておりません。あくまでも一個人の「感想」です。

映画レビュー 
「goo映画」が私の正式?なレビュー投稿サイトなのですが、データ登録がない作品はレビュー出来ないため(自己登録は不可)、あぶれた映画をこちらでフォローすることに。なので、当然マイナーでマニアックなものばかりとなってしまいます(^^;)。あと、大好きな‘60年~‘70年代の映画について語らせていただく予定。

グルメ
レストランデータのついていない「食」に関する記事はこちら。

パーソン
文字通り「人」について語ります。

イベント
今のところは、食べ歩き仲間コミュニティ「湘南グルメ倶楽部」での会食記録。非日常的な出来事を語る場所になるはず。

日々のつれづれ
いわゆる「雑記」です。このカテゴリーで人様を楽しませる記事を書けるようになるのが私の理想なんですが…。日記をwebに公開している以上、そうでなきゃ意味ないですよね。

ゲストブック
ブログを持たない友人に提供しているカテ。現在約1名の方が非常に頑張ってくれています(笑)。参加希望の読者様がもしいらっしゃればメンバーが増えるかも知れません。
(まずはメールでご連絡を。@mail.goo.ne.jpの前にgooIDがアドレスです)



当分はあまり細かいことに拘らず、やりたいようにやっていくつもりです。
とにかく長く続けることを考えているので。「継続は力なり」
魅力的なブログ作りには様々な努力が必要でしょうが、無理をせず少しずつ学んでいこうと思います。
興味のある方は温かく見守ってやって下さい。

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◆再び名古屋にて

2006-08-24 22:28:57 | ゲストブック



スティーブ@茅ヶ崎さんからの投稿です。

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ナンシーさん

この暑いのに先週は再び名古屋への出張です。
それで会議のだいぶ前に名古屋駅に到着。
時間が余ってしまい近くのホテルの喫茶店で仕事をしようと入り口まで来たら写真の貼紙が・・・
一瞬、目の前が真っ暗になって「すべて神様のお見通し」なのか、つい入り口でしばらく立ったままボーっとしてしまいました。
それでこんな事を考えてしまいました。

これは好意的に解釈すれば・・・

(1) 暑い最中にあまり長時間冷房の中にいると体に悪いという店の暖かい配慮。
(2) コーヒーばかり飲んでいては体に悪いという店の配慮。
(3) 喫茶店で会議と称してサボっている社員を追い出して会社に戻らせるという店の配慮。
(4) 超美人のウエイトレスがいるので客の滞留時間が長いので困るという店の事情。
    ->私の美女発見レーダーには反応しませんでしたが・・・
(5)相思相愛の熱烈愛のカップルが頻繁に来て互いに見つめ合ったまま2時間席を離れないから。

一方、クールに解釈すれば・・・

(1) こんな名古屋値段のコーヒーで長時間粘られてはかなわないという店の意図。
(2) 夏場は客の回転が悪く、とりわけこの辺りの会社はクールビズと称して冷房をケチるので社員が難を逃れて涼むどころか店で会議まで行う不届きな会社まであるから。
(3) 名古屋は野球ファンが多くて会社をサボ って高校野球を見に来る客が多くてかなわないので。
(4) この辺りの店は「無料」と称して客を釣る風俗店が多くて、それに懲りた客が安全なこういうホテルの喫茶店に押し寄せるから。

さて、ナンシーさんだったらどれを選択しますか?

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ご投稿ありがとうございました!
コメント (1)
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■バー久楽

2006-08-21 20:10:08 | 逗子・葉山のレストラン

バーくら(酒処/葉山)

*実は25年も営業している「大人の隠れ家」

菓子舗 日影茶屋(8/15)の記事で「俄然夜伺いたくなった」と紹介した、母屋の隣りにあるバー久楽に早速行ってきました。
お店の構えは“お菓子”と書かれた白暖簾が外されただけ。
ここがBarだと知らない人は、気付かずに通り過ぎてしまうでしょう。

L字カウンターのみの12席。
こぢんまりとしたお店ながら、高い天井やゆったりとした椅子の配置のせいか、席に着けばゆったりと寛げます。
しっとりとした佇まいの美女2人(もちろん着物姿)のおもてなしも、粋で上品なお店の雰囲気に花を添えます。
宣伝なども全くせず、メディアへの露出もほとんどない所為か、まさに「知る人ぞ知る」大人の隠れ家。常連客たちが「自分だけの秘密のBar」として大切に愛用している酒処なのです。



築130年という古い建物ならではのしっかりとした造り。そのしつらえやちょっとした調度品にさえ歴史の重みを感じます。
オーナー、板長が趣味で溜め込んだぐいのみ、おちょこ、ミニグラス…のこれはほんの1部。お酒を飲む時、好みのものを選ぶことも可。笑顔がステキな葉月さんに気軽にお願いしてみよう。



暗いので写真がきれいに撮れませんが、目でも楽しめる(器も最高)お料理が次々に登場です。
・夏野菜のふかひれあんかけ(1,360円)山芋、オクラのネバネバ加減もたまりません!
・葉山牛の網焼き(4,100円)脂身がしつこくなくてサーロインとは思えない!大根おろしとかぼすが添えられていました。

・麦とろご飯(840円)
鎌倉彫りのお櫃で供される麦飯はお茶碗2杯分。片口のとろろにはゆかりが振りかけられて、程好いアクセントに。

この日のオーダーは、写真の料理の他に、
・茄子田楽(1,260円)・季節の果物(桃 630円)・お薦めワイン(白、フランス産のシャルドネでした。4,200円)・中々(麦焼酎)をロックで(750円)
席料が1人につき1,050円付きます。
お通しは3種類の中から1つ選べます。私は地蛸のマリネを(オリーブオイルが効いていて美味)。
全部で15,000円ちょいでした。

お酒の「持ち込み」OKだそうです。
日本酒でもシャンパン、ワインでも1本につき2,100円。ただし一升瓶の際は電話で金額を問い合わせてね。
★お店のデータこちら を参照のこと。

2013/04/13 画像1点追加(ぐるなび)
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