ナンシー・Chang!のおいし~生活

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Moon Wolf

2011-03-31 00:11:47 | 中川勝彦



*LOVER PEOPLE

前の記事で、23年前に勝っちゃんが音楽誌の「反原発」特集で語ったことを抜粋して紹介しましたが、同年に発売のアルバム(通算6枚目)に収められた1曲についても触れておこうと思います。
1988年9月21日、勝ちゃんはワーナーミュージックからNECアベニューに移籍しました。
第1弾となる『LOVER PEOPLE』というタイトルのアルバムは、全曲本人の作詞・作曲による初の完全セルフプロデュース盤でした。
そのアルバムの1曲目が「Moon Wolf」。
内容はというと、
ある朝目が覚めたら、TVのニュースがこの世の終わりを告げている。
恋人と離れ離れになった男は、愛する人を守るために狼になって駆けつける・・・というもの。
当時は国内で原発推進キャンペーンの真っ只中、米ソの冷戦もあり、「この世の終わり」が意味するものはズバリ「核戦争」か「原発事故」でした。
このアルバムのレコーディングのため、ニューヨークに渡った勝ちゃんは、ビルやアパートの地下に「核シェルター」があるのを見て、大きなショックを受けたと言っていました。


https://youtu.be/MdFiK4wFSm8

この曲はシングルではないので、動画は(PVではなく)ライブです。

MOON WOLF

No control Crazy dream 目覚めのジョークさ
TV news 映しだす Coolな顔で
此の世の終わりに海を越えてプレゼント
今日はFriday It's full moon まるで運命の日

愛する人を焼きつくす 赤い雨が降る前に
狼になって駆けつけるのさ 早く時間はない

祈りは何処にも届かない 昼も夜も鈍い光の中で
神に選ばれた戦士たちの 人間狩りがはじまる

行く先のない流れに逆らい 俺をHoney Oh Please 導いておくれ
ガレキをのりこえジャングルに埋ずもれた

愛する人を焼きつくすのさ Black rain fall in down
狼になって叫び続ける 天子たちよ聞け

お前は今ごろベッドの上で 欲望のままに夢を見る
走り続ける俺の目に映る 蜉蝣のように

焼けた廃墟の中に
見えも聞こえもしないお前を
一体誰が守るのか
コンクリートの荒野で

(作詞/作・編曲:中川勝彦)
 

勝ちゃんはワーナー時代の最後のアルバム『MAJI-MAGIC』で覚醒した感があって、それまでメディアが彼に求めていたヴィジュアル重視の王子様路線をきっぱりと否定し、移籍を機に自分が本当に表現したい音楽を追求しようとしていました。
私はけっこうワーナー時代のキャラクターが好きだったので、このアルバムの中川勝彦には衝撃を受けました。
当時はとまどいの方が大きく、あまり熱心に聴くこともありませんでした。
でも、20年以上経った今なら、彼の思いを素直に受け止めることができます。
今にして思えば、愛していながら公然と会うことができなかった妻子への気持ちを綴った曲もあったし。
ワーナー盤は5枚とも再リリースされたけれど、NEC時代の3枚(うち1枚は没後リリースのメモリアルアルバム)も日の目を見てほしいです。


https://youtu.be/MdFiK4wFSm8

懐かしいSSC(サウンド・スーパー・シティ)の動画があった。
『LOVER PEOPLE』について語っています。
コメント (2)
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