エミ王女からの提案を有難く思い
どうしようか、と考えあぐね
モハメッドに相談しようか、と迷っていたら
「ともかく、出席の返事を出しておいたわ」
と、エミからの連絡が入った
その誕生パーティまで一か月である
驚いて、モハメッドに話すと
「う~ん、すこしリスクを伴うが、本人がそこまで決心したのなら、ともかく情報部と相談してみる」
との話しだった
この経緯を母の真佐に話して、妹かどうかを判別する助けになる情報を得る事にした
「ええ! あの大人しいエミ王女がそこまでやってくれるというの…」
と、思いがけない事態に驚きを表した
後ほど纏めて送ってくれるとの事で、第一報を終えた
それにしても、いつも気になっていた妹の消息が知れるかも知れない希望を得て
モハメッドと知り合った時の事や、その後のいろいろな出来事を思い起こして
天の配剤の妙を有難く思った
(続く)