こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

在宅医療研修会

2013-12-21 22:46:10 | 活動日誌
県医師会主催によるところの「在宅医療研修会」を聴講させていただきました。
「かかりつけ医」に対する研修会の伝達講習会長野県版です。約20年にわたって培った「在宅医療」に関する知見が、整理統合された形で全国に発信される時代になった(杉山敦在宅医療推進委員長)。国が進める地域包括ケアの中核的な役割となる在宅医療の必要性、課題などについてまとまったお話を聞く機会となりました。
講義の前に長野県医師会在宅医療推進委員会が行った「平成25年度在宅医療にかかる実態調査」結果について報告がありました。
①調査協力が得られた1021医療機関のうち、在宅療養支援診療所・在宅医療支援病院は224か所であった。
②全医療機関のうち45.8%が訪問診療を実施している。今は実施していないが、今後は実施したい意向を示した69の医療機関へどのような支援をしていくのかが課題。
③入院での看取り総数7413、嘱託医施設看取り総数826、この多くは無床診療所が対応している。在宅看取り2123、このうち68.9%が無床診療所が対応。病院:施設:自宅の割合は、71.5%:8.0%:20.5%。
④在宅医療(往診、訪問診療、在宅看取り)している医療機関の在宅看取り数は、年間30件以上在宅看取りしている医療機関は全体の20.6%、一方で年間0-4件の看取り機関は529あり、ここが+1件の在宅看取りをすれば飛躍的に在宅看取りが増えることになる。
⑤訪問診療は一人医師の診療機関が75.4%。訪問診療を実施している医師の年齢は65歳までで、今後若手をコンスタントに訪問診療にどう関わってもらうのかが課題。
⑥訪問診療患者のうち75%以上が介護保険利用者がしめる医療機関が半分。
⑦退院時カンファレンスへは、設定時間帯や入院医療機関からの不徹底で参加していない医師が多い。改善の余地がある。
⑧小児在宅医療の経験は88%がない。
⑨訪問診療の障壁となtっていることは、24時間体制、入院ベッドの確保、訪問看護との連携。すでに行っている医師との交流が必要か。

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