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20200903 60回目のアベ政治を許さないスタンディング

2020-09-03 23:22:21 | 小出裕章先生のお話し

「アベ政治を許さない」スタンディングにご一緒下さった皆さん

 

 スタンディングにご一緒下さりありがとうございました。このスタンディングは、澤地久枝さんの呼びかけを受け、2015年7月18日に行いました。その時には約200人の人たちがこの駅前に集まってくださいました。その後、その年の11月3日から毎月3日にスタンディングをしようとの澤地さんの呼びかけがあり、それに応えて私もこの場で立ってきました。今日で60回目になりました。

 アベさんがついに辞任しました。「体調が悪く、国民の期待に応えられない」と言ったそうですが、冗談はやめてほしい。アベさんがやってきたことは特定秘密保護法制定、集団的自衛権を認めた戦争法制定、共謀罪創設、フクシマ事故を忘れさせるための東京オリンピック誘致、そしてさらに憲法改悪まで進めようとしていました。彼のしたこと、しようとしてきたことはただただカネ儲け、戦争ができる国への道づくりでした。アベさんには何の期待もしていないし、一刻も早く辞めてほしいと思ってきました。

 アベさんは弱い立場の国・人達に対しては居丈高になり、強い国・人達に対してはとことん卑屈になる最低の人でした。朝鮮を徹底的にバッシングし、トランプさんにはこびへつらって、彼の言いなりに膨大な武器を購入しました。彼は息をするかのように嘘をつく人でした。森友学園、加計学園、桜を観る会、アベノマスク…彼とその取り巻きの利権集団で、国民のカネを使い放題にしました。それがばれそうになると、丸ごと抱え込んだ官僚組織を使って証拠の隠ぺい、改ざん、廃棄をして自分の罪を逃れました。アベさんは辞めましたが、さんざんの悪行に対する償いもしないまま勝手に辞める自由など彼にはありません。権力の座を離れた彼の悪行を一つひとつ明らかにし、処罰したいと私は思います。でも、アベさんが辞めたところで、同じ穴の狢の人が後を継ぐようです。「アベ政治」とはアベさんと取り巻きが進めてきた政策総体を指しています。アベさんが辞めたことを嬉しく思いますが、「アベ政治を許さない」という標語はこれからも意味があると思います。

 民主主義とは単に選挙で投票することではありません。一人ひとりが自らの意思を絶えず発信することです。このスタンディングは誰かがリーダーでやってきたものではありません。組織の指令でやって来たものでもありません。皆さん一人ひとりが自らの意思でこの場に立って下さってきたのだと思います。私自身は、長い間原子力の場で生きてきました。その場では2011年3月11日に東京電力福島第一原子力発電所の破局事故が起こりました。当日発令された「原子力緊急事態宣言」は、9年半経つ今も解除できないまま続いています。その下では未だにたくさんの被害者が苦難を負わされ、喘いでいます。その人たちの苦悩を少しでも軽くしたいと私は思います。また、次世代の人々に戦争を引き渡さないようにしたいと願います。そのため、今後も何らかの形で意思表示を続けます。おそらく10月3日以降もこの場で立つと思います。皆さんがこれまで一緒にこの場に立って下さったことにお礼を申しあげるとともに、今後も、お一人おひとりが発信を続けて下さるのであればありがたく思います。

 

2020年9月3日(今日は澤地久枝さん90歳の誕生日です)  小出 裕章

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