元旦

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

写真は、私の地元の岡田神社元旦祭の直会での一こまです。岡田神社は伊勢神宮外宮の「豊受大御神（とようけのおおみかみ）」と同じ食物を司る「保食神（うけもちのかみ）」です。昨年、岡田の果樹農家をはじめ松本平、県南部を襲った凍霜害は、あらためて自然の猛威を知るところとなりました。「今年はいけなくても、来年はがんばろう」となれるよう県議会においても訴え、これまでにない県独自の支援策を打ち出してきました。昨年の前半はもっぱらこの凍霜害対策に力点をおいて取り組み、後半は「公契約条例」や「子どもの権利条例」について集中的に取り組み、２月議会には一定の方向が出されるものと思います。

団塊の世代が後期高齢者となる２０２５年を、どのように迎えるのかが問われています。そこで、本年は地域で病院や介護施設にお世話にならずにともに暮らしていくことのできる仕組み「地域包括ケアシステム」づくりに取り組んでいきたいと考えています。医療と介護、地域保健など多職種連携による地域での在宅医療、在宅介護、在宅での看取り、これらを政治の課題としてしっかり取り組んでまいります。そして、この地域包括ケアシステムの中に保食神（食のコーディネーター）を位置づけることが、私は必要だと感じています。国は地域包括ケアシステムを中学校単位で考えているようですが、松本市は小学校単位に福祉ひろばがあり、支援活動が行われています。この活動の中に「食」による健康維持ということにしっかり取り組んでいくことが大切ではないでしょうか。健康づくり推進委員や食生活改善委員、そして栄養士の皆さんが、医療と介護とともに食についてもっとアピールしていけたらと思います。

話は変わりますが、暮れから右の歯が軽く痛み出し、困ったなと思っています。以前から左の方がどうもしみる気がして、右側ばかりを使ってきたせいかなと思います。右と左をバランスよくしないと身体の具合までおかしくなるといいます。どうも国の政治は右が強くバランスが悪くなってきているようです。右も左もしっかり噛んで含んで、民主主義を徹底させることが大事ではないでしょうか。

本年が皆様にとって幸多い年となりますよう心からご祈念申し上げております。